どうやら、この通知に基づいて、全都立高で全校集会が持たれる模様である。
平成17年11月14日
都立学校長殿
東京都教育委員会教育長
中村正彦
(公印省略)
生命尊重の視点に立った生活指導の徹底について(通知)
このことについて、平成17年7月19日付17教指企第457号により、生命尊重の視点に立った指導を徹底していただいているところですが、マスコミ報道があったとおり、町田市で都立高校の女子生徒が殺害される事件が発生し、同じ高校に在籍する生徒が逮捕されました。
東京都教育委員会は、今回の事件を、かけがえのない生命が同じ学校で学ぶ生徒によって奪われた極めて深刻な事件として受け止め、生命を尊重する態度を育成するための指導を徹底するなど、再発防止に向けた取組の徹底を図ってまいります。
貴職におかれましても、下記の事項について、児童・生徒に対して、こうした事件の再発防止に向けた指導の徹底をお願いします。
また、17教指企第457号で添付しました「健全育成の推進に関する点検事項」を参考にして、これまでの指導についても再度見直しを図り、健全育成をより一層推進するようお願いします。
記
1 生命の尊さを理解し、かけがえのない自他の生命を尊重する態度を育成する。
2 正義感や公正さを重んじる心や自律・自制の心などの大切さについて理解させ、児童・生徒の規範意識を高めて、社会生活の基本的なルールやモラルを身に付け、正しい判断のもとに行動できる能力や態度を育成する。
3 自己や他者の個性を理解し、互いにかけがえのない存在であることを自覚し、望ましい人間関係を築く力を育成する。
(担当)指導部主任指導主事 前島正明
指導部指導企画課統括指導主事 酒井 泰
電話03-5320-6888
事件が起きると、あわててとってつけたような「生命尊重」の通知。普段から、本当に心のこもった「生命尊重」の教育活動が行われているのだろうか。
通知の要点は、3つ。「生命尊重」「規範意識」「個性の理解」であるが、今の東京都にそれを言う資格があるのか、軽く批判しておこう。
1,「生命尊重」を言うなら、最大の「人命軽視」は「戦争」である。知事が率先して「再軍備」や「核武装」を叫ぶ東京都で、本気で「かけがえのない自他の生命を尊重する態度」を育成することが出来るのか。
2,「規範意識」を言うなら、わが国の最高法規「日本国憲法」を「命がけで破る」と明言する都知事こそ、前言を撤回してから訓示を垂れるべきだろう。また都教委は「爆弾を仕掛けられてあったり前だ」と公言した都知事の「基本的なルールやモラル」を、まず教育しなおしなさい。
3,「個性の尊重」とは、「ババアは文明がもたらしたもっとも悪しき有害なもの」や「フランス語は国際語として失格」みたいなことか。都知事が許されるなら、先生方も教室やPTAの場で同じことを言っても問題ないわけだ。そんなんで、どうして教育現場に「互いにかけがいのない存在であること」の自覚や「望ましい人間関係」など築けるのだろうか。
「人権感覚が欠如」した都教委の取り澄ました訓辞に大笑いさせてもらった。
平成17年11月14日
都立学校長殿
東京都教育委員会教育長
中村正彦
(公印省略)
生命尊重の視点に立った生活指導の徹底について(通知)
このことについて、平成17年7月19日付17教指企第457号により、生命尊重の視点に立った指導を徹底していただいているところですが、マスコミ報道があったとおり、町田市で都立高校の女子生徒が殺害される事件が発生し、同じ高校に在籍する生徒が逮捕されました。
東京都教育委員会は、今回の事件を、かけがえのない生命が同じ学校で学ぶ生徒によって奪われた極めて深刻な事件として受け止め、生命を尊重する態度を育成するための指導を徹底するなど、再発防止に向けた取組の徹底を図ってまいります。
貴職におかれましても、下記の事項について、児童・生徒に対して、こうした事件の再発防止に向けた指導の徹底をお願いします。
また、17教指企第457号で添付しました「健全育成の推進に関する点検事項」を参考にして、これまでの指導についても再度見直しを図り、健全育成をより一層推進するようお願いします。
記
1 生命の尊さを理解し、かけがえのない自他の生命を尊重する態度を育成する。
2 正義感や公正さを重んじる心や自律・自制の心などの大切さについて理解させ、児童・生徒の規範意識を高めて、社会生活の基本的なルールやモラルを身に付け、正しい判断のもとに行動できる能力や態度を育成する。
3 自己や他者の個性を理解し、互いにかけがえのない存在であることを自覚し、望ましい人間関係を築く力を育成する。
(担当)指導部主任指導主事 前島正明
指導部指導企画課統括指導主事 酒井 泰
電話03-5320-6888
事件が起きると、あわててとってつけたような「生命尊重」の通知。普段から、本当に心のこもった「生命尊重」の教育活動が行われているのだろうか。
通知の要点は、3つ。「生命尊重」「規範意識」「個性の理解」であるが、今の東京都にそれを言う資格があるのか、軽く批判しておこう。
1,「生命尊重」を言うなら、最大の「人命軽視」は「戦争」である。知事が率先して「再軍備」や「核武装」を叫ぶ東京都で、本気で「かけがえのない自他の生命を尊重する態度」を育成することが出来るのか。
2,「規範意識」を言うなら、わが国の最高法規「日本国憲法」を「命がけで破る」と明言する都知事こそ、前言を撤回してから訓示を垂れるべきだろう。また都教委は「爆弾を仕掛けられてあったり前だ」と公言した都知事の「基本的なルールやモラル」を、まず教育しなおしなさい。
3,「個性の尊重」とは、「ババアは文明がもたらしたもっとも悪しき有害なもの」や「フランス語は国際語として失格」みたいなことか。都知事が許されるなら、先生方も教室やPTAの場で同じことを言っても問題ないわけだ。そんなんで、どうして教育現場に「互いにかけがいのない存在であること」の自覚や「望ましい人間関係」など築けるのだろうか。
「人権感覚が欠如」した都教委の取り澄ました訓辞に大笑いさせてもらった。
戦争に反対するのは当然だが、戦争の原因を断つ、
それから外国やテロリストの脅威から市民を守ると
言う前提で貴方がたは言っているのですかね?
世の中には暴力をふるうことを良しとしている
者共が結構居ますのでね。腹を空かした虎に
命乞いをするのは大変愚かなことですな。
尤も狩人の装備をしないで虎の居る所をうろつく
無謀な人間は滅多にいませんが。
「力無き正義は無能である」のパスカルの言葉を
知らないとは言わせませんよ。