2008年「春の闘い」（１２）

＜転送歓迎＞・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」、・「新芽ＭＬ」の渡部です。

　本日（３月８日）、Ｔ高校（進学校）へのチラシ配布に行きました。
　先に労組交流センターの人たちがまいていました。
　私達は３人で校門前でチラシ配布を始めました。
　教頭らしい人が近くでメモをとっているので、「警察にでも通報するのですか」と聞くと、「いやいや、校長に報告するだけです。敷地内には入らないでまいてください」と言う。
　昨年は、警察が道路の反対側に車を止め威嚇するように写真をとっていた（そして弁護士さんが彼らを捕まえにいくと彼らはあわてて逃げた）のですが、今年は姿が見えません。
　路地の先の方に公安の車らしいのが止まっているだけでした。
　しばらくチラシをまいていると、近くに住むという一人の男性がチラシを受け取り読み始め、私のところにまた寄ってきて、「一緒にまきましょうか」と言ってくれ、一緒にまくことになりました。
　生徒達は男女とも着飾っていましたが、チラシの受け取り具合は、いわゆる底辺校よりも芳しくありませんでした。
　その後やってきた保護者の多くはチラシを受け取ってくれました。

　先程の教頭らしい人に話を聞きました。
　「もう式場に行かなければならないのではないですか」
　「私は定時制の副校長ですからまだいいのです」
　「都立高校は大変なようですね」
　「私はかつて民間の土建会社で働いていましたから、それに比べればなんともないですよ」
　「じゃ、民間がきつかったのですね」
　「・・・・・」
　なぜ教員になったのかは聞き逃しました。

　これまで、包囲ネットでは約３０校でのチラシ配布をしています。
　他の団体もしていますから、約５０校くらいでチラシが配布されていると思われます。
　警察や学校側の対応は、昨年までと変わって低姿勢になってきています。
　なかには「お手柔らかに」などという管理職もいます。
　式場での監視は都教委の役人ではなく教頭の役割となり、職員席の後ろに座って監視しているとのことです。
　正気では恥ずかしくてやれないことです。
　それでも、不起立者は出ています。

　ところで、卒業式には都教委の祝辞が読み上げられますが今年の特徴は、「オリンピック」と「奉仕」が入っているとのことです。
　まさに、石原による教育行政の私物化です。
　卒業式を、生徒達の成長と新しい出発を祝う場ではなく、自己の人気取りのための場に利用しようとしているのです。
　このようなことをやっていれば東京の教育も「新銀行東京」と同じ運命を辿るでしょう。
　東京版かちかち山物語は現在進行中です。

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　以下に「解雇させない会」からのお知らせを紹介します。

　３．１０都庁前　Ｏｎｅ　ｄａｙ　アクション・第３弾へのご参加を熱烈に訴えます。
http://kaikosasenaikai.cocolog-nifty.com/blog/files/oneday3-2.pdf

　要綱は以下のとおりです。

　　８：００～　９：００　都庁へのちらしまき
　１２：００～１９：００　都庁前　Ｏｎｅ　ｄａｙ　アクション
　要請行動は適宜行っていただきますが、解雇させない会では１４：００にアポイントメントを取っています。ご利用ください。
　なおそれに伴い、各団体・個人はできるだけ、都教委に対するそれぞれの要請書を２部（１部は提出用、１部は解雇させない会控え）ご用意ください。
　また都教委からの回答は、メールやＭＬなどで公表していただけるとありがたいです。

　改めて、皆様のご参加を心から訴えます。

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　とにかく、全国各地から以下のところへ抗議の声を寄せることが重要です。
　● 石原都知事・中村教育長
　● 都教委人事部服務係（処分担当）：０３－５３２０－６７９２　
　● 都教委総務部教育情報課（苦情受付担当）　
　　　　電話　０３－５３２０－６７３３　ＦＡＸ　０３－５３８８－１７２６
　● 南大沢学園養護学校
　　　　電話０４２－６７５－６０７５

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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
　　http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
　http://homepage3.nifty.com/hinokimi/