=扶桑社版中学歴史教科書=
◇ もめごとだらけの教科書は、もうやめて!
◆権力闘争で「つくる会」分裂!それでも使うの?
◆間違いだらけの教科書。しかも4年間一度も修正ナシ!
◆かたよった歴史像を「国の物語」として押し付ける「教化」書
◆教員の意見を無視して採択された教科書
-みんな困ってます(>_<)
2005年の採択で、杉並区教育委員会は、市民や保護者、教員の反対を押し切り、扶桑社の歴史教科書を採択しました。この教科書を採択したのは全国583地区(当時)のなかで、栃木県大田原市と杉並区の2地区だけでした。私立校や、都立中高一貫校などを含んでも採択率は0.4%以下です。発行部数は毎年約5000冊、そのうち約2000冊が杉並区の中学1年生に配布されています。「つくる会」教科書の4割を杉並区が引き取っているわけです。
--今年の夏、中学校教科書の採択が行われます。
ただし、2011年に新しい学習指導要領にもとつく教科書採択が行われるため、杉並区教育委員会は「あと、2年だけだから同じ教科書でいい」という方針でいくことが予想されます。
--ホントに、それでいいの?
杉並区では毎年約2000人の子どもたちが、期待をふくらませて中学生になります。「あと2年」といっても、現在の小5、小6の子どもたちが3年間使う教科書です。
使っている中学生もこんなことを言っています
●無駄にわかりやすく、幼稚。単純で何にも考えない子には入りやすいね。
●日露戦争で勝ったことで「アジアの人々を勇気づけた」と書いてあったけど、そこまで表現する必要はないと思う。
●日本をいい国すごい国と、誇張して書いてある。武士や日本の文化をすばらしいなど…例えば、忠臣蔵のエピソードなど熱烈に感情移入して書いてあって気持ち悪い。
保護者は?
●歴史は事実から学ぶもの。あんな愛国心教科書では、国際社会の中での自国を客観的に見る力が育たない。あんな教科書で教育を受けていると思われている杉並の子ども達がかわいそう。恥ずかしい。
●税金の無駄遣いね。現場の先生たちの意見が反映されているのか?あらためて疑問に思うわ!
●子どもには、あの教科書は役に立たないし、読ませたくありません!
●あの教科書は、無駄が多く視点が偏っていて受験の弊害になる。今のところ、先生が補ってくださっていると信じている。塾や通信教育で補えない家庭の子はどうなるのか?
●歴史の教育は積み上げていくもの。教科書は、事実を客観的に表現すればいい。私達が受けてきた教科書のどこがだめなのか?政治がちゃんとしていれば、愛国心は自然とついてくるもの。政治が愛国心を強要するときほど、おかしな方向へ向いていると、歴史が証明している。
学習塾の先生は…
中学生に英語と数学を教えています。生徒に、「理科と社会はどうやって勉強すればいいの?」と聞かれると、「授業をしっかり聞いて教科書をよ~く読んだら、教科書準拠の問題集で覚えたことをチェックすること。」と答えてきました。保護者からも問題集購入を依頼されますが、「2006年からは杉並区だけ市販の教科書準拠の問題集がない、全国採択率0.39%の扶桑社版教科書で子どもたちが勉強している。」と伝えました。親御さんは困惑していましたが、本当に困っているのは子どもたちの方です。
◇ 大蔵杉並区教育委員長は.教科書採択に関与していいの?
特定の教科書に関わった者が採択から外れるのは、「つくる会」会員であった高橋史朗前埼玉県教育委員長が、採択に参加しなかった例を見るまでもなく、常識です。
大蔵雄之助教育委員長は、「教育再生機構」(八木派)の設立メンバーに名を連ねています。同会のホームページには「代表委員・設立発起人」として載っています。
この「再生機構」は、その下に「教科書改善の会」を作り、育鵬社から新しい教科書を出すという団体です。
大蔵氏自ら4年前の採択で扶桑社版を強く推しながら、扶桑社教科書を、欠陥があるから廃止して作り直そうという動きに関わるとは、無責任な話です。まして、その教科書を継続採択することはなおさらです。
そもそも、採択に関与する人物が特定の教科書に関わること自体が公正さを欠きます。特定の教科書に関わった者は採択から外れるべきでしょう。
『「つくる会」教科書批判パンフ』(ひらかれた歴史教育の会編)
http://www.sugimina.com/chirashi/2009pamphlet/pamphlet.pdf
◇ もめごとだらけの教科書は、もうやめて!
◆権力闘争で「つくる会」分裂!それでも使うの?
◆間違いだらけの教科書。しかも4年間一度も修正ナシ!
◆かたよった歴史像を「国の物語」として押し付ける「教化」書
◆教員の意見を無視して採択された教科書
-みんな困ってます(>_<)
2005年の採択で、杉並区教育委員会は、市民や保護者、教員の反対を押し切り、扶桑社の歴史教科書を採択しました。この教科書を採択したのは全国583地区(当時)のなかで、栃木県大田原市と杉並区の2地区だけでした。私立校や、都立中高一貫校などを含んでも採択率は0.4%以下です。発行部数は毎年約5000冊、そのうち約2000冊が杉並区の中学1年生に配布されています。「つくる会」教科書の4割を杉並区が引き取っているわけです。
--今年の夏、中学校教科書の採択が行われます。
ただし、2011年に新しい学習指導要領にもとつく教科書採択が行われるため、杉並区教育委員会は「あと、2年だけだから同じ教科書でいい」という方針でいくことが予想されます。
--ホントに、それでいいの?
杉並区では毎年約2000人の子どもたちが、期待をふくらませて中学生になります。「あと2年」といっても、現在の小5、小6の子どもたちが3年間使う教科書です。
使っている中学生もこんなことを言っています
●無駄にわかりやすく、幼稚。単純で何にも考えない子には入りやすいね。
●日露戦争で勝ったことで「アジアの人々を勇気づけた」と書いてあったけど、そこまで表現する必要はないと思う。
●日本をいい国すごい国と、誇張して書いてある。武士や日本の文化をすばらしいなど…例えば、忠臣蔵のエピソードなど熱烈に感情移入して書いてあって気持ち悪い。
保護者は?
●歴史は事実から学ぶもの。あんな愛国心教科書では、国際社会の中での自国を客観的に見る力が育たない。あんな教科書で教育を受けていると思われている杉並の子ども達がかわいそう。恥ずかしい。
●税金の無駄遣いね。現場の先生たちの意見が反映されているのか?あらためて疑問に思うわ!
●子どもには、あの教科書は役に立たないし、読ませたくありません!
●あの教科書は、無駄が多く視点が偏っていて受験の弊害になる。今のところ、先生が補ってくださっていると信じている。塾や通信教育で補えない家庭の子はどうなるのか?
●歴史の教育は積み上げていくもの。教科書は、事実を客観的に表現すればいい。私達が受けてきた教科書のどこがだめなのか?政治がちゃんとしていれば、愛国心は自然とついてくるもの。政治が愛国心を強要するときほど、おかしな方向へ向いていると、歴史が証明している。
学習塾の先生は…
中学生に英語と数学を教えています。生徒に、「理科と社会はどうやって勉強すればいいの?」と聞かれると、「授業をしっかり聞いて教科書をよ~く読んだら、教科書準拠の問題集で覚えたことをチェックすること。」と答えてきました。保護者からも問題集購入を依頼されますが、「2006年からは杉並区だけ市販の教科書準拠の問題集がない、全国採択率0.39%の扶桑社版教科書で子どもたちが勉強している。」と伝えました。親御さんは困惑していましたが、本当に困っているのは子どもたちの方です。
◇ 大蔵杉並区教育委員長は.教科書採択に関与していいの?
特定の教科書に関わった者が採択から外れるのは、「つくる会」会員であった高橋史朗前埼玉県教育委員長が、採択に参加しなかった例を見るまでもなく、常識です。
大蔵雄之助教育委員長は、「教育再生機構」(八木派)の設立メンバーに名を連ねています。同会のホームページには「代表委員・設立発起人」として載っています。
この「再生機構」は、その下に「教科書改善の会」を作り、育鵬社から新しい教科書を出すという団体です。
大蔵氏自ら4年前の採択で扶桑社版を強く推しながら、扶桑社教科書を、欠陥があるから廃止して作り直そうという動きに関わるとは、無責任な話です。まして、その教科書を継続採択することはなおさらです。
そもそも、採択に関与する人物が特定の教科書に関わること自体が公正さを欠きます。特定の教科書に関わった者は採択から外れるべきでしょう。
『「つくる会」教科書批判パンフ』(ひらかれた歴史教育の会編)
http://www.sugimina.com/chirashi/2009pamphlet/pamphlet.pdf
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