☆ <戦争でまず犠牲になるのは誰、そしてその後は>
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「新芽ML」・「ひのきみ全国ネット」・「戦争をさせない杉並1000人委員会」・「杉並コモンズ」の渡部です。
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本日(6月14日)岐阜市の陸上自衛隊日野基本射撃場で、18才の自衛官候補生が自動小銃を撃ち2人が死亡、1人が負傷した。
「教官を狙って」と供述しているようだが誠に痛ましい事件である。
4月6日には、沖縄の宮古島沖で陸上自衛隊のヘリが墜落事故を起こし、10人の自衛隊員が犠牲になった。
なぜ、このように悲惨な事故が立て続けに起こるのか。
それは明らかに、この間岸田政権が進める急激な戦争準備と関係があるだろう。
自衛隊員はそのため非常に大きな無理を強いられているのである。
実戦を前提にするなら、季節・日時・天候・地形などお構いなしに、危険な訓練が課されることになろう。
日露戦争(1904~5)が始まる2年前の1月、八甲田雪中行軍遭難事件というのが起き、陸軍歩兵参加者210名中199名が死亡した。
今回起きている問題も規模は違うが、やはり戦争準備が激しくなっている点では同じである。
すでに戦争が起きる前から自衛隊員が犠牲になっていると言っても過言ではない。
そして、実際に戦争になれば、まず犠牲になるのは兵士たちである。
これは現在のウクライナ戦争をみてもよくわかる。
双方の犠牲はすでに相当数にのぼる。
だから、兵士たちは戦争のまず第一の犠牲者である。
そのため、戦争に反対する動きも兵士たちの中から起きてくる場合がある。
日露戦争の時には、ロシアの戦艦ポチョムキンで反乱(1905年6月)が起き、ロシアは戦争どころでなくなり、9月に日本とポーツマス条約を結ばざるを得なくなった。
また、第一次大戦(1914~1919)の時には、やはりロシアで1917年10月(西暦11月)革命がおきたが、その合図となったのはペトログラードの港に停泊していた巡洋艦「アウローラ(曙光)」から発せられた砲弾だった。
その後、1918年11月3日にはドイツのキール軍港でも水兵反乱が起き、11月11日には休戦協定が結ばれ第一次大戦は終結した。
第二次大戦についてはソ連を入れた反ファシズム勢力が連合軍を形成し、日独伊のファシズム勢力を破った。
中国では日本軍から逃れ、中国軍と一緒に戦った日本兵たちもいた。
このように、戦争でまず犠牲になるのは兵士たちであるが、自らの命を守り平和を獲得するため立ち上がることにもなるのである。
だからもし日本が戦争をはじめれば、まず犠牲になるのは自衛隊員なのである。
そしてその後はどうなるか。
以上の歴史が示しているかもしれない。
いずれにしても、相次ぐ自衛隊員の悲劇的な事故は、彼等のせいというより、自衛隊員を戦争に駆り立てている岸田政権の責任は非常に大きいのである。
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取組紹介
①「10・23通達から20年
教育現場の実態と悩みを聞き交流する」会
日時:2023年6月18日(日)13時開場
場所:高円寺中央会議室
発言:宮沢弘道さん(多摩島しょ教組委員長)、現場教職員など
連絡先:090-5415-9194
資料代:500円
主催:都教委包囲首都圏ネット
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②全国から集う!全国で闘う!
第13回「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会
~「新たな戦前」に向う教育の国家支配はゴメンだ!~
日時:2023年7月23日(日)10:30~17:00(開場10:10)
場所:日比谷図書文化館・コンベンションホール(地下階)
講演:児美川孝一郎さん(法政大学教授)
演題:『公教育の転覆をはかる教育DXーー市場化、デジタル監視、新たな戦前ーー』
主催:実行委員会(090-3543-8743(根津))
資料代:500円
ユーチューブ配信あり
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.web.fc2.com/
※八甲田雪中行軍遭難事件(はっこうだせっちゅうこうぐんそうなんじけん)は、1902年(明治35年)1月に日本陸軍第8師団の歩兵第5連隊が青森市街から八甲田山の田代新湯に向かう雪中行軍の途中で遭難した事件。訓練への参加者210名中199名が死亡(うち6名は救出後死亡)するという日本の冬季軍事訓練において最も多くの死傷者を出した事
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