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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

2017ZENKO in 東京 教育分科会・交流の広場準備会通信NO.6(2017.7.31)

2017年08月01日 | こども危機
 ◆ 7.30ZENKO本番(9:30~12:30分科会⑧ 13:15~14:30交流の広場)報告
   フリースペースたんぽぽの実践、中学生・高校生へのビラまき、
   管理・競争が進む学校の現実と組合交渉等の報告をもとに意見交流!
   子どもと子どもにかかわる大人のつながりを地域につくりだし、
   学校を変える働きかけをしていく決議を採択


 7月30日(日)東京・王子の「北とぴあ」において、2017ZENKOの分科会⑧(教育分科会)と交流の広場D(名称はともに「歴史に学ぼう!戦争のための教育はいらない!多様な子どもたちがともに育つ教育を市民の手にとりもどそう」)を行いました。
 分科会⑧では、関東・関西の20数名の参加者で、横浜の不登校の子どもたちの居場所・フリースペースたんぽぽからの報告、東京・大阪からの高校生・中学生へのビラまき活動の報告、大阪市の管理・競争を進める教育政策に対する組合交渉の報告をもとに意見交流しました。
 不登校の子どもたちの姿、管理・競争の中に置かれている学校・教職員の現実を共有する中で、子どもたちが人間らしく生活し、育ちあうことができる学校に変えていくために、何をするか、何ができるかを考えあいました。
 その中では、特に、教職員と市民が手をつなぐ必要性が語られ、それを実現するために、強い管理の中にある教職員にどう働きかけるかが論議になりました。
 決議案の一部を修正し、以下の決議を確認しました。
 <分科会⑧決議>
 1.管理と愛国・排外、競争・民営化と分離・別学の教育政策に反対し、多様な子どもたちがともに育つ教育を要求して、省庁・自治体・学校への要請行動に取り組もう!
 教育を市民の手にとりもどそう!

 2.信頼できる人間関係のある子どもの居場所を広げよう!
 子どもと子どもにかかわる大人のつながりを地域につくろう!
 教職員と市民が手をつなぎ、地域で教育を考えるつどいを開催しよう!

 3.オリンピック教育・「君が代」指導・「天皇退位」愛国心宣伝の嘘を暴き、歴史の真実を伝えよう!
 4.中学生・高校生へのビラまき活動を広げよう!

 5.「君が代」不起立処分撤回・再任用拒否撤回の裁判・人事委員会闘争、ピースおおさかリニューアル裁判を支援しよう!
 午後の交流の広場Dは、分科会⑧参加者の半数弱の人が入れ替わり、午前中と同様の規模で交流しました。
 「若い先生が、現場で、数値目標等のおかしさについて無自覚になっていることが怖い。目覚めをどう働きかけるか、大きな課題」
 「『多様性』がキーワード。教職員は学校の中に閉じこもっていたらダメ。」
 「市民に何ができるか、情報を地域にどんどん発信してほしい。」等の意見がありました。
 また、教育勅語について、五戒(仏教)・十戒(キリスト教)と比較して、五戒・十戒に共通する「殺してはならない」「盗みをしてはならない」「みだらなことをしてはいけない」「嘘を言ってはいけない」という徳目がなく、第1の徳目が、天皇への「忠」であるとの指摘がありました。
 改憲が狙われる情勢の中で、教育はその重要な要素であり、教育は市民みんなの問題だとの認識を共有し、今後の取り組みの一歩となる分科会・交流の広場でした。
 分科会⑧の決議は、15:00から北千住シアター1010で行われた全体集会で、2017ZENKO決議として確認されました。
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