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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

土肥裁判10.10最高裁直接要請行動<1>

2013年10月17日 | 暴走する都教委
  《土肥元校長の裁判を支援する会》
 ■ 10月10日(木)、最高裁判所へ要請行動を行いました!!!


 支援者の皆様へ
 8月上旬に皆様にお願いした、ハガキ要請行動や署名活動へのご協力ありがとうございました。10月10日(木)、私たちは署名された要請書(2,274筆)を持って最高裁番所へ直接要請行動を行いました。2時55分から3時25分まで30分間、土肥元校長の裁判を支援する会のM.Kさんが署名用紙を渡し、上告人である土肥元校長、都立小川高校時代の教え子のN.Tさん、都立三鷹高校時代の保護者のY.Kさん、そして弁護士の吉峯啓晴さんが要請を行いました。内容は下記の通りですので是非お読みください。
 また、ハガキ要請活動は継続中で、同じ人が何回出してもかまいませんので是非ご協力ください。詳細につきましては次のホームページをお読みください。
http://dohi-shien.com/html/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=70
 なお、署名の第二次締切は10月15日となっていますが、11月にも第2回目の直接要請行動を予定していますので、10月末まで署名を集めていただければ幸いです。
 ■ 上告人土肥信雄要請内容

 (1)この裁判は憲法裁判であること
 1.私は大学卒業後、自分の専門である畜産の知識を生かすために商社に就職。教員になるつもりはありませんでした。
 2.その商社で独禁法が禁止している談合(カルテル)があり、許せなかった。上司に相談したところ「土肥君、君は若いよ。どこでもやっているじゃないか」といわれ、私の働く場所ではないと思ったのです。
 3.なぜ教員になったかといえば、子どもが好きで、嘘をつかなくて良い職業だったからです。(子どもに嘘をつくなと教えるのが教育だから)
 4.教員になってモットーは生徒のために汗をかく。停年退職をする時に、卒業生全員から卒業証書と色紙そして保護者からも色紙やアルバムをもらえたのは、汗をかいたあかしだと思いとても嬉しかった。
 5.今回の裁判も、私の事だけの言論の自由や名誉毀損であれば私は裁判をしなかった。
 6.今回の裁判も生徒の言論の自由を守るために汗をかいているつもりです。
 7.学校に言論の自由がなくなれば、教育の主体である子どもたちの言論の自由がなくなるのは、戦前の教育を見れば明らかです。
 8.実際に私の提訴以降、都教委はますます管理統制を強め、昨今においては国の検定を合格した実教出版の日本史教科書に国旗国歌問題で「一部の自治体で公務員への強制の動きがある」の表現があり、都教委等はこの教科書を採択しないように強制し、採択させませんでした。いよいよ教育内容にまで干渉してきたのです。文科省の担当者ですら、「職務命令を出して指導すれば従わざるを得ない。それを強制と表現されたとしても誤りではない」と明言しているのです。
 9.生徒たち、教員たちの言論の自由や教育の自由がなくなることは、憲法の保障する基本的人権の表現の自由(21条)、教育の自由(26条)を侵害することであり、この裁判はまさに憲法裁判なのです。最高裁判所におきましては、ぜひとも慎重な審理をやっていただき、日本の基本的な考え方を示す憲法判断をしていただきたい。
 (2)事実は一つ、事実誤認(特に業績評価)による判決は納得できないこと
 1.この裁判で私が上告した第一の理由はいえば、1審、2審ともに、大きな事実誤認があるにもかかわらず、私に対する全面敗訴の判決が出されたことです。
 2.この裁判で争っているすべての項目において、都教委の主張と私の主張は違っており、どちらかが嘘をついています。私は裁判所が、どちらが嘘をついているかを公正に判断し、判決が出るものと信じていました。
 3.具体的に一つの例をあげると、私の業績評価のオール「C」になった理由について「生徒・保護者・都民の信頼を著しく貶める」と明記されています。しかしその校長が卒業生全員そして保護者から色紙をもらうことができるのでしょうか。曽根証人(三鷹高校の同僚)は、「今迄であった校長に中でもぴか一の校長でした」と明言してくれました。三鷹高校に都民からお褒めの電話をいただいたことはありますが、批判の電話は一本もありませんでした。都教委の副参事である小山氏ですら、三鷹高校に学校訪問に来たとき、私が多くの生徒の名前を呼んだのに驚いて、「土肥先生凄いですね。生徒の名前をほとんど知っているのですか」と評価してくれたのです。私は生徒との信頼関係を確立するために、全校生徒の名前をほとんど覚えたのです。この他の項目でも証人の発言や陳述書、文書等で多くの点で都教委の主張が間違っていることが判明しています。
 4.この裁判でほとんどの皆さんが驚かれたのが、何と言っても私の業績評価の「オール・C」でした。教育評論家で全国を飛び回り、多くの校長を知っている尾木直樹さんですら、「ほとんどの生徒の名前を覚え、卒業生全員から色紙をもらう校長は前代未聞であり、その校長が790番中の790番の最下位でオールCの評価は信じられない。明らかに報復措置でありイジメである。私が都教委なら少しBを付けておく」と明言しています。イジメ撲滅の最前線に立たなければならない都教委がまさに私に対してイジメ(パワハラ)を行っているのです。
 5.私は何も悪いことはやっていません。都教委の指導には従ってきました。例えば、職務命令においては、都教委は「校長の権限と責任で文書による職務命令を出すこと」と指導しました。指導通り、三鷹高校定時制では、私の権限と責任で文書による職務命令は出さなかったのです。私に権限と責任があるのですから、私が決定するのは都教委の指導に従った結果です。ただ都教委の通知等が生徒の言論の自由を奪うことになるので、都教委に対して意見を言っただけです。日本国憲法第21条で言論の自由が保障されているにもかかわらず、意見を言うことさえ許されない国なのでしょうか?
 また、業績評価についても東京都の業績評価実施要領通り、私は絶対評価で教員を評価しました。それを都教委が批判することこそ、都教委の実施要領違反といわざるを得ないと思います。
 6.事実は一つです。最高裁判所におかれましては、何が真実なのかを正確に把握していただき、口頭弁論を開いて判決を出していただきたいと思います。
以上

『土肥元校長の裁判を支援する会』
http://dohi-shien.com/html/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=75
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