徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

健康診断結果

2013年12月02日 | 生活

10月に受けた健康診断の結果が先日返ってきた。血糖値、脂質、肝機能その他モロモロ、特に問題は無いのだが血圧が最初144/92、二回目132/90でなんとアウト判定で、治療が必要となっていた。血圧基準値は139/90未満が正常らしい。

実はこの基準値は2000年に改定されたもので、それ以前は160が高血圧の基準だった。下図は40歳以上の日本人の血圧の分布を示しているが、7000万人のうち4300万人が140の基準値を満たさない。2004年からの目標値の130だとなんと6500万人が高血圧ということになる?

この何とも不合理な基準値はWHOの勧告に基づき、日本高血圧学会が設定したものだがその裏には製薬会社との癒着がある。これに関して下記の経緯があったらしい。

----------------------

結論から申し上げますが、この決定後、血圧のクスリの売り上げが3000億円から、1兆円程に膨れ上がっています。

このWHOの血圧の正常値の変更の根拠となったものが、スェーデンの降圧剤メーカー「アストラ社」が中心となった「HOT研究」です。この「HOT研究」には多くの専門家が疑問をいだいています。私も全く根拠にならないと思っています。WHOも学会の議論の初期段階では数値の変更には消極的だったのが、最終日の記者会見の直前に変更を決定したのです。

HOT研究もWHOの記者会見もスポンサーはすべてアストラ社を
含む製薬メーカーであり、国際高血圧学会のホームページはアストラ社の社名入りだった事をお知らせしておきます!
この血圧の規準の変更により、日本人は約5000万人が血圧降下剤の処方対象者になりました。

http://ameblo.jp/agereverse/entry-11297354217.html

---------------------

元々高血圧という病気は存在せず、糖尿病等で血管が脆くなっている場合に心不全や脳溢血等を起こすが、健康な人であれば180を超えようと問題無いというデータもある。それを無理矢理、健診で高血圧と診断し薬を飲ませようという魂胆がミエミエだ。向精神薬の乱用が問題になっているが降圧剤もその類、メタボ健診に代表されるような、健康な人を健診で病人に仕立て上げて薬の売り上げを伸ばす、というのが最近の製薬会社のマーケット戦略らしい。

実は昨年も健診で血圧が140程度あったので医者に行ったところ血圧計の購入を勧められた。どうも、白衣高血圧と言うのがあるとの事、自宅で計ると寝起きで123/82、夜などは108/66などと出る。僕は看護婦さんに計ってもらうと20位はすぐに血圧が上昇するみたいですね。

とにかく、健診で高血圧判定されて降圧剤を飲む、なんて事は製薬会社に乗せられて医療費増大のお先棒を担ぐことになるので、考え直したほうが宜しいかと思います。