あわただしい師走選挙が終わった。投票率52%と低調で戦後最低らしい。結局、与党が+1議席と言うほとんど意味の無いような選挙だった。これで安倍総理は追加4年間の安泰を得たわけだ。
事前報道では自民のボロ勝ちで、単独2/3とか300議席超などと煽っていたが結局、自民党は3議席減に終わっていて民主は+11となっている。維新と次世代は7月に分裂し結果を見ると、次世代の壊滅が目に付く。19議席を2議席に減らしている。石原慎太郎の引退もあり党消滅の道だろう。かたや共産党は8議席から21議席と大幅に伸びており、沖縄では小選挙区でも議席を確保している。
結局のところ今回の選挙の最大の結果は投票率52%と言うことだろう。組織票で固めた自民、公明、共産が突出し、その他の有権者は誰に投票してよいのか判断がつかないで棄権した、と言うのが真相だろう。対立軸が形成されて無いので投票意欲がわかない、という事だ。
次の参院選挙は2016年。民主の海江田さんは議席を落として辞任するようだから、次の党首次第で民主の株が少しは上がることを期待したい。