この日は早朝からパリのモンパルナス駅にむかい、TGVでロアール地方の中心都市トゥールに移動。
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上の写真は駅で苦労して発券してる様子w ヨーロッパの駅には改札が有りません。車内で時々車掌が回ってきて検札します。どこから乗ったのかを証明するために乗車前に下の写真の刻印機に切符を差し込んで印字します。
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ヨーロッパの鉄道は日本と違い在来線も広軌なので350キロで走るTGVも在来列車も同じ線路を走ります。だから日本見たいに新幹線乗り場が別れてるわけではなくTGVは普通のホームに入ってきます。何番ホームから出るかは発車20分前にならないと表示されません。最初、これらのことをよく理解していなかったので戸惑いました。で、ようやく乗れたのが下の列車。
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フランスの列車の乗り心地は日本より良いです。揺れないしレール音がほとんどしません。ただ、高架じゃなくて地べたを350キロでぶっ飛ばすので大丈夫なのかと心配になります(´・ω・`)![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/14/27f10b42523f1ee7054a8322723d41fe.jpg)
1時間ほどでトゥールに到着 ホテルは駅前のグランドホテル ちなみにトゥールはターミナル駅なのでTGVは通過しません。TGVで一駅前で降りて乗り継ぎ5分でトゥールに着きますのでお間違い無く。
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ホテルに荷物を預けて早速城めぐり。最初に向かったのがシュノンソー城、トゥールから電車で20分くらいのところにあります。駅を出て踏切を渡って左に行くと並木道が有ってその先にお城があります。
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この城は国王アンリ二世の愛妾ディアーヌ・ド・ポワティエが最初の城主で、彼女はアンリ二世の死後、彼の未亡人であるカトリーヌ・ド・メディシスに城を追い出され城はカトリーヌの手にわたりました。それで、城の前にはディアーヌの庭園とカトリーヌの庭園が別々にあり其々の性格を表した特徴をもっています。
この後に丘を越えてロアーヌ川沿いのアンボワーズ城に行きました。この移動は列車だと一旦トゥールに戻り別線でアンボワーズに向かう必要があるのですがバスで直接ショートカットすることが出来ます。バス停は道を戻って村の中を突っ切って幹線を左に向かった村はずれにあります。城から歩いて15分くらいでした。この日は平日でしたが学校がすでに休暇に入っているので12時25分の便がその日の最終で運よくこれに乗れましたがこれを逃すとトゥールまで戻るはめになります。
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中世の城といっても色々な目的が有り最初のシュノンソーのように女城主の館のような場合や、戦略上重要な拠点としての城などがあります。このアンボワーズ城は後者に当たりロアーヌ川とアマス川の合流地を見下ろす高台にある戦略上重要な城で分厚い城壁と川に向かった砲門を備えています。
もう一つ特筆すべきはレオナルド・ダ・ヴィンチがこの地で逝去し葬られている事です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/3e/414fc949a5be1e1a9c6018780c327c08.jpg)
イタリア人のダビンチがなぜフランスのこの地で生涯を終えたかについてはダビンチがシオン修道会の総長であったことと関連していると思います。フランク王国からのキリストの血の血脈を守るシオンですね。