徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

中国 武陵源、西安の旅

2019年05月02日 | 旅行

10連休を利用して中国旅行に行ってきました。行先は、あのアバターのモデルになった張家界・武陵源と西安。

張家界は中国のほぼ真ん中に位置するまさに中国奥地。日本からは上海経由で9時間ほどかかります。因みに、五月連休は飛行機やツアーの料金が普段の倍くらいに跳ね上がるのですが連休直前の金曜日に出れば普段の格安料金でチケットを買うことが出来ました。

武陵源で二泊して山の中をウロウロしたのですが、あいにくの天気で霧が邪魔をしてあまり眺望は望めませんでした。まあ、霧の中に見える景色も山水画の趣があって宜しいかと....

しかし、中国に来るといつも感じるのですが奴らの感性は明らかに日本人のそれよりスケールがでかい。道路にしろホテルにしろ空港にしろ日本ではちょっと考えられないスケールで作ってしまう。やっぱり万里の長城や西安の城壁、紫禁城などを作り出した連中だね。武陵源にもそれにつながるトンデモナイものがありましたw

300mを超える絶壁にエレベーターを設置して観光客を大量輸送してる\(^o^)/ 作ったのはフランスだかドイツだかのメーカーらしいが、こんなものを作る発想は中国人にしかできないね。ただ、こんな究極の自然破壊を平気でやるところも中国人だな。

武陵源で二泊したあと西安に向かったのですが中国全土が大雨で夜の二時まで待った挙句フライトキャンセルになって航空会社の用意したホテルで朝まで過ごして翌日昼過ぎの便で西安に到着しました。

西安は秦、漢、唐、明など歴代の王朝が2000年にわたり維持してきた都で、周囲17キロにわたる城壁に囲まれた世界最大にして最古の城塞都市です。この西安の都からローマに続く道がシルクロード。インドに向かい16年をかけて経典を持ち帰った玄奘三蔵もここから出発し、ここに戻ってきた。(玄奘が苦難の末行きついて仏典を学んだインドのナーランダ大学遺構を訪れたときの記録がこれhttps://blog.goo.ne.jp/pgpilotx/e/56e10ee2a935540e573c1a8f68f6ab12 ) 空海や最澄が遣唐使の船でやってきて仏教を学んだのもこの西安(長安)の都ですね。

↓は三蔵法師の持ち帰った経典を収めた大雁塔

あと、西安といえば兵馬俑。1974年にある農民が井戸を掘ろうとしているとコチンと硬いものに当たって掘り出すと、とんでもない立派な俑が出てきて驚いた\(^o^)/ その最初に掘った場所がここ①の場所。

それではと、周りを掘ってみると出るわ出るわ、最初村人はこっそり掘って売り飛ばそうと思ったが、すぐに党幹部の知るところとなり北京から学者が飛んできて世界を驚かす大発見となったわけです。ちなみに最初にこれを掘り当てた爺様は今でも健在で土産物店をやってますw

これらの俑は全て違う顔をしていて、それぞれの兵士の等身大模写らしい。中国人はスケールもでかいが行動も自由闊達で皇帝に献上する俑なのに結構自由な格好で収めているのもある

以上、食い物編に続く これが読めたらエライ!

 


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