

’06 監督:ポン・ジュノ
出演:パクさん一家 & グエムル
(ソン・ガンホ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、ペ・ドゥナ、コ・アソン)
連日分家


アリャ~!いかん、そろそろ2週間もほったらかしじゃぁんかぁ

なので、ネタ探しに

単純に面白かったけど、これが数ある優秀な韓国映画の中で1位なの…

偶然にも予告編で『王の男』『トンマッコルへようこそ』が流れてたけど、
『グエムル』はこれ以上の出来なんだよネ?と、期待ワクワクで観賞開始ーーー

↓ ネタバレ ↓ あります

ストーリーに沿って書きたいのだが、ドコまで忠実に覚えてるのか…自信ない

まず、韓国在住・米軍の研究者によるグエムル誕生秘話(大袈裟な…)から始まった。
漢江は広いので大丈夫だからと、部下にホルムアルデヒドを下水に捨てさせるのヨ

んが、これ毒薬でしょ?そ・そ・それも大量過ぎとちゃいまっか


んで6年後。あの液体投薬が原因?魚の突然変異


この手の映画によくあるパターンで、怪獣を出し惜しみ…な~んてこと全然なくって、
いきなり橋桁にシッポ丸めて捕まった姿で登場。怪獣って言うよりエイリアン

(謎の生命体ではあるが、宇宙の回し者ではなく、出身は漢江@ソウル…

謎の物体は川にドボン!このあとバンバン暴れまくる事になろうとは…。
漢江でくつろいでた人達は最初ソレを見て「ありゃ何だ?」と恐怖心より興味津々なのサ。
その物体が水面に怪しい姿を見せ、ガンホ親父達の近くに泳いでくると、
皆は面白半分に缶なんぞ投げ…、物体がどこかに逃げちゃったワ~と思った瞬間!
彼らより離れた岸から、もの凄いスピードで観てる我ら目がけて突進してくるダヨ


ここからの展開はメチャ凄い


んが、意外に小型怪獣

(怪獣は暴れながらも、河原の坂などでズッコケるのが可愛かったりして…

このパニック状態をバス(電車?)に乗ってる人達の角度から見るシーンが面白い。



ガンちゃんったら、ろくに店番も出来ないのに、客に出すイカの足1本くすねちゃうし…。
漢江の河原にいる人達は怪獣に襲われバタバタ倒れ

そんな中、優雅に音楽を楽しむ女性…、一瞬にしてバッサリよ

(ちょいとアガシ、いくらヘッドフォン

河原に偶然居合わせた米軍の殿は、勇敢にも怪獣に立ち向かい素敵でしたワ

(彼、後で湿疹出来てたけどアレは何だったの

一般庶民代表は、チョイと頭の足りないガンホ親父。彼なりに怪獣と奮闘しておった。
ごった返しの河原

怪獣の長いシッポにくるまれヒュ~ン

早くも予告編で有名なあのシーンへと繋がる。
怪獣に食べられたと思い、娘の葬式をあげるパク一家。悲しみのあまり全員泣き崩れ

地べたに寝そべり金魚運動始めるだよ

…ここって笑って良いシーンなんでしょうかネ?
(遺体がないのに葬儀なの?行方不明で警察に捜査願い出すべきじゃないか?)
漢江近辺にいた人達&パク家族は、怪獣のウィルスに感染した疑いで強制的に病院監禁

その時、突如、亡くなったと思った娘から「大きな排水口にいる」と

さぁ大変

まずは病院脱出!ガンホ親父、弟・ヘイル、妹・ドゥナ嬢、ハラボジの奮闘開始ーーー

(どんなルートか知らんが、いつの間にやらハラボジは武器やら地図を手に入れておった…)
怪獣と戦う緊迫感の合間、人間だからお腹も空きます。パク家はラーメンをズルズル

「娘は今頃何か食べてるのかな」と心配するあまり?娘の幻覚が登場してた…

娘の残した


(兵役生活で培った見事な銃さばき。男性軍は躊躇なく銃を使いこなします)
全員で銃を撃ち放ち、ガンホ親父の「残りあと1発」となると、ハラボジ「俺に任せろ

ガンホから銃を取り上げ、向かってくるグエムルに発砲ーーーーー

…アレ



んが、容赦なく接近してくる怪獣に、ハラボジ「お前は逃げろ」と優しく息子を追い払う…。
アホ息子ガンホのせいでハラボジご臨終

川にいた軍が迫ってくるが、息を引き取ったハラボジは雨に濡れ倒れており、
ガンホは父をソコに放置できず、逃げるより先に近くにあった新聞?をソッと父の顔に…。
少々頭の足りないガンホなれど、娘を思い、父を思う気持ちが深く、そんな彼が好き

(なんだかとっても涙が出たシーンなのサ




当初の怪獣

あの口の中に入れられて運搬された日にゃ、我なら臭さで窒息しそうだぁ

んで、怪獣に捕らわれの身となった娘は、自分より後に捕まった幼い男の子を守りながら、
最後まで逃げてやる!と頑張るのだ

劇中ほとんど顔中ドロだらけのコ・アソン。可愛いとは言い難いが魅力的に見えてきた~

ガンホ親父は、ウィルス寄生物体の感染者扱いで、また病院監禁でんがな。
って事で、娘救出作戦は、ここから

広い漢江、やみくもに地下探しても…。なので、姪の


なのにヘイルはワナにかかりノックア~ウト


次にバトン受けた

んが、大女優さんなのに劇中2時間ズッとジャージ姿だったワ

しかし彼女も怪獣に吹っ飛ばされ細い凹みにスッポリ


(改めて携帯


その頃ガンホ親父は、ワケわからん検査の真っ最中(麻酔が効かないのは…アホだから?

んが、米軍相手なのに簡単に脱出したわサ(頭に穴開けられてたけど大丈夫なのか

パクさん一家は、怪獣と戦う前に国やら軍やらと戦う相手が多くて忙しいネ




復活したヘイルは偶然出会った運命


兄妹3人集結し、グエムルの口にくわえられた娘を発見。さぁテ~へンだぁ

怪獣めがけ火炎瓶(焼酎のビンってのが韓国らしい



なのに、なのにだな、なぜに最後の決めの1本をスルリと落とすかなーーーー

…んが、これはドゥナ嬢へとつなぐ見せ場作りだから仕方ないか

(あの浮浪者、突如現れて怪獣にガソリン巻いてたけど、今回1番の貢献者じゃない?)
アーチェリー選手の腕を生かし(※タイミング逃す弱点あり)今回は見事決めたドゥナ!
続いてアンカーとなったガンホ親父、とどめの一発は道路標識?の棒で怪獣に一突きーーー

パルリパルリ、急いで怪獣の口の中から我が娘を引っ張り出さニャ~

かなり長時間、口の中にいたようだけどけど、よくぞ解けて骨だけにならなかったもんダ。
(娘に絡まって一緒に救出された男の子、ズッとその辺にほったらかしだったワ

ここで思わぬ展開が。一番最後まで頑張った娘が死んじゃっうって…どうよーーー

これがハリウッド映画なら、カッコ良いヒーロが娘を救って無事生還となるだろうにぃ。
まぁ、この手の映画って、か弱い乙女が最後は必ず助かって「そんなワケないだろ

な~んて思うんだけど、実際助からないとなると、それはそれで不満だったりして…






ラスト、ガンホ親父は生き残った男の子を引き取って一緒に夕食

本当は娘は生きてたって設定で、ヒョコッと現れないか?と期待したのだが…

家族愛がテーマなら娘には生きてて欲しかった。ハラボジ、無駄死にじゃんかぁ…。
ある意味、現実的だけど、あくまでも映画なんだから、そこんとこヨロシクですワ

この映画、主役は怪獣ではなく、ちょいと頼りないパクさん一家で(いや、両方なのか

緊迫感がピーク


多分、怪獣映画と思って見に行った人達には拍子抜けしちゃうんだろうかネ。
全市民が恐れるって言うより、漢江近辺の住民だけの危機感みたいで…
だって軍がなかなか怪獣退治に乗り出さないのよネ

漢江って広いから、早く捕獲しないと怪獣の居所つかむの大変だろうに。
頼りないながらもパクさん一家レベルで退治出来ちゃったんだから
もっと早く軍が動くべきじゃないの?河岸一帯を封鎖してるわりには警備甘いし~。
(怪獣がウィルス持ってて危険と思ってたから、むやみに近付けなかったのか?)
結局、毒薬のせいでグエムルは発生したの?ならばもっと漢江に


それよりも、むやみに毒を流したり、勝手にウィルス説を作ったり、
案外こっちの方が怪獣より怖かったりして…

ソン・ガンホって器用な役者だワ。不細工なりに(失礼

