’04 『まわし蹴り』
監督:ナム・サングク 主演:キム・ドンワン
毎年、新年最初に見る映画は、ハズレがないよう、話題作やヒット作…、
そんな中から選んでるのだが、昨年末から神話熱がUPしてる身としましては、
ここはやっぱ、ズ~ッと保留にしてたドンちゃん映画を見るべきっしょ!って事で、
2008年のスタートは、『まわし蹴り』にした
↓ ネタバレ ↓ …あるかも?
超・大雑把なあらすじ…、
ドンワン引き入るチンピラ高校生達はテコンドー部と喧嘩し、警察のお世話になる。
校長は彼らの処分として、停学、もしくは、落ちぶれテコンドー部に入り、
過去の栄光を取り戻すべく、主将ヒョンビンのもと、全国大会で予選通過すべし!と提案。
しゃ~なくチンピラ達はスポーツに励む道を選び、そうこうしてる内、
彼らは新な自分を見つけ成長していく…ってな高校生のスポ根もので、
まぁ、ラストも予想通りのヨクある話っすナ
笑いあり
涙あり
感動あり
恋愛や男の友情も適度にあり(なのか?
)
ドンちゃん贔屓の我としましては、点数は付けません。イヤ、付けれません…
(同じ国技扱ってるスポ根ものなら、『シコふんじゃった』の方が断然面白いし~
)
…んが、強いて見所を上げるなら
キム・ドンワン@神話の役者振りと、タイトル通り“まわし蹴り”でしょうかネ。
なんせ、テコンドーの猛特訓を受け、自ら演じただけあって迫力は凄いっす。
但し、最後の大会はテンポ速すぎて、盛り上がりに欠けたのがチト残念。
日本公開時は、ヒョンビン主演映画みたく紹介してたサイトもあったけど
見ればわかります。あくまでもドンワンが主役ですから
(撮影当時の彼は25歳くらい?高校生にしては笑いジワ目立ってます…
)
…ストーリーは置いといて
個性的な脇役の紹介するべ
まず、最初にテコンドー部員が並ぶシーンで「あれ?この人って…」と思ったら、
「グリーンローズ」のタオレンじゃないかぁーーー
(芸名はユ・ミニョク)
んが、バスの中で先頭切ってドンワン達と喧嘩して、それっきり出て来ないダヨ…。
ドンワン達の萬世高校テコンドー部の元コーチ役がパク・チョンハク。
このところ史劇づいてた彼なので、短いサラサラな金髪は新鮮ダス
んで、パク・チョンハクと交代して新任コーチとなったのがキム・ヨンホ。
この人、作品によってイメージをガラッと変えれる凄い役者だよネ~。
特に今回のツボは…前髪?
就任時はキチッと7:3分けしてたのに、
段々前髪がカールしていって、アジュンマパーマみたいで可愛いのヨ。
タオレン
パク・チョンハク キム・ヨンホ
校長役がキム・ガプス。あまり出番ない割りに、それでもインパクト大っす
この人も硬派だったり三枚目だったり、その都度、役に合わせて変幻自在っすナ。
ドンワンとヒョンビンに思われるマネージャー役がチョ・アン。
「初恋」(ヨン様のドラマじゃないわヨ)では、過去最悪のヒロインだと思ったけど、
「土地」を見て、この女…デキル
と、トップクラスの怪演女優と認めますダ!
んが、今回、さほど殿達を揺らすこともなく、彼女本来の魔性振りが生かされてなく、
だったら他の女優でも良かったんじゃない~?と、ソコがもったいなかった
キム・テヒョンは、いつもドンワンとツルんでる友達役としては有難い存在。
だって、彼もそんなに背が高くないのヨ~~~
同棲相手(パク・チヨン)妊娠させちゃって、かなりいい加減な高校生だけど、
この2人が焼肉を譲り合うシーン、と~っても愛らしくって好きヨ
(その同棲相手役は、ギドクの『絶対の愛』で整形前役の彼女だったと今知った…)
キム・ガプス チョ・アン キム・テヒョン
ヒョンビンは髪がツンツンした“男の子”で、頬がこけて痩せてるもんだから、
こんなんでテコンドー大丈夫か?と思ったけど、脱いだらソウでもなかった
最後の試合で、敵対視してたドンワンを仲間として受け入れ、心開いた時、
ドンワンに敵の弱点教えながら「俺が目で合図するから、ソコで蹴るんだ!」と…。
んが、試合中って、相手の動きを一瞬たりとも見逃さず、瞬時に攻撃すべきなのに、
ドンワンが場外にいるヒョンビンの合図をチェックしてる時間なんて…ネェだろ
…今回のサプライズは、何と言ってもイ・ギウっしょ
ドンワン達がテコンドー部に入った時、物珍し気に部室を眺める一団がいたけど、
その中に、やたら1人だけ背の高い男性がいたのヨ(それも、なぜか上半身裸…)
さらに、ヒョンビンがチンピラ達に嫌気さして「部を辞める!」と言い出した時、
ドンワンが説得しようと「俺を負かせてからだ!」と校庭で戦いを挑むのだが、
この時も野次馬の中にデカイ裸男がいて、ココでやっと彼の顔がハッキリ映り…
アレ~、これってイ・ギウじゃないのーーーー
んが、たったこれっぽっちのエキストラで終わるはずがないと思ったら、後半…、
諸事情でテコンドー部員が4人になってしまい、急遽、試合出場にもう1人要るって時、
助っ人として華麗に現れたのがギウだったのヨ~~~
皆がヒ~ヒ~泣いて苦労した股割りなのに、彼は登場と共に開脚を披露して、
それも、神話の「T.O.P」に乗って飛んで来たのヨ~!
(正しくは…オリジナルの「白鳥の湖」です
)
取り合えず試合に出て、監督が「間合いを詰めてから放て」とアドバイスしてるのに、
頷きながらも「ナニ?」と、実は全然テコンドー知らないボケ振りが笑えるのダ~
それにしても、ギウはデカイ
あのヒョンビンですら見上げてたもの
“お願いだからドンワンと並ばないでーーー!”我はこればかり祈ってた…。
我ドンワンはと言えば、テコンドーにのめり込む前のチンピラ時代は、
タムロしてお酒
飲んでる中学生を捕まえてイジメたりしてたのだが、
途中からドンワンが説教を始めるのサ。
「お前ら勉強出来ないだろ?取りえはないのか?スポーツとか打ち込めるものは?
スポーツで拳
使えば大学に行けるけど、喧嘩で拳
使えばブタ箱行きだぞ。
お前らなら大学に行ける。俺がいるじゃないか、頑張れ!」みたいに励ましてたけど、
これ、ドンワン本人に言ってた事なのよネ…。
遂にチンピラ達がテコンドー入部すると、美味しいシーンが待ってたのヨ
ヒョンビン&マネージャに「神聖なスポーツをするからには道着を着ろ!」と言われ、
ムキになったドンワンが「俺は着替える時は全部脱ぐんだ!」と、
オモ
パンツまで下げようとするガナーーー
んが、さすがに止められて黒パン1枚だけの披露だったけど、
それでも、ココは一時停止で、何枚もキャプ撮りましたワ~~~笑
…しかし鍛えてます!! あの逆三角形の体型ったら!!
ウエスト細っ
胸厚っ
何とか予選をクリアし、決勝戦前日を迎えたドンちゃんは…気合入れて丸坊主ダヨ
(このカリスマ振り…ますますユ・オソンに見えるドォ~
)
ここでドンワンは肩を負傷するのだが、皆には内緒で翌日の決勝には出るのだ。
んが!監督がそのヒドイ怪我に気付き、最後の試合は棄権しろと言うので、
ドンワンは…「今までの人生、何でも中途半端でした。
でもテコンドーだけは、僕が初めて打ち込んだものです。
ここでやめたら俺は一生変われないんです」
土下座して
最後までやらせて下さいと泣いて頼むのヨ…。
こうして己を代え、真の男の道を進んで行くのダァーーー!
でも、彼をこんなに変えさせたのは…、
入部当時、マネージャーの一言だと思うワ
「今度の大会であなたが勝てば見直すわ」
な~んて言われたもんだから、ヤル気満々になってたもんネ~。
それであんなに必死に練習にも励めたわけで…、愛って人を変えるんだネ~
そうそう、忘れちゃならないのが、テコンドー部の合宿シーンよ
夜の浜辺で皆が真面目に語り合ってる時、ギウだけがコッソリ音楽聞いてて、
それが、いきなり
外して音楽を流し、踊り出しちゃうのヨ~。
(空気が読めない彼だけど、なぜか良い方向に空気を換える不思議な才能あるんだナ)
んで、ギウに続き、ドンワンやヒョンビンも踊り出して、本当に楽しそうなのヨ~
(ここ、永久保存したいくらい好き~~~~~
)
ダンスに乗れないキム・ヨンホは、若者達の後ろで見よう見真似で踊ってたけど、
これがまたアジョッシらしくて可愛いし~。
ドンちゃんは踊りながら まわし蹴りしてたけど、さすがシナメン
“テコンドー部の中では”彼のダンスが一番キレがあった!
鑑賞文書いてる割りに、お薦め映画とは言い難いのだが(汗)
ドンワンペンには十分楽しめる作品だったワ