pianon イルギ

イ・ジョンジェを筆頭に、

韓国男優にハマリ過ぎて睡眠不足の毎日…。

んが、楽し過ぎて止めれんドォ~!

JJインタビュ~ ’13 2月 No.11

2013-03-31 | イ・ジョンジェ
 『新世界』公開前の記事からインタビューを抜粋します。。。
   ※ 先にUPした各社インタビュ~と重複する部分は割愛させて頂きます

   

 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : この作品を選ぶまで、選択の葛藤を経験したそうだが。
JJ : 普通、俳優は直接電話をしないでしょ。
   もし断られたら私も先輩も後味が悪くなるじゃないですか。
   また、直接連絡が来たら直接答えを出さなくてはいけないので困る時があります。
   しかし、ミンシク先輩の電話は気持ち良かったんです。
   大韓民国で最高に認められた俳優から一緒にやろうと言われたから良い気分です。
   また、チェ・ミンシク、ファン・ジョンミンという俳優と一緒に演技できる機会は
   絶対に簡単には来ないです。
   逃したくなかったんです。
   シナリオより、二人と一緒に撮りたいと言う気持ちが最も大きかったです。
   特にミンシク先輩が出演した映画は一つも欠かさず全部見ました。
   何度も見直す映画もあります。常に共演したい気持ちがありました。
   チャンスが来たら絶対捕まえなければいけないと思いました。

Q : 息もよく合ったようだが。
JJ : 今まで出演した作品で、こんなに良く合うことがあっただろうかと思いました。
   何の打合せもなく どんどん進行されました。
   リハーサルがなかったのに相手がどうするかを観察し、行動しました。 
   無言の約束があったようです。
   相手が気にならなかったので、ジャソンのキャラクターと感情だけに集中出来ました。
   皆さん役者生活が長いので考える時間は必要ありませんでした。

Q : 興行欲はどうなのか。
JJ : 大勢の人たちに良い映画として記憶されたら良いです。
   この映画は男優として迷いがなくなった後 初めて撮った映画です。
   今後、新たに仕事を受け入れられる気がします。
   この映画自体が私には“新世界”のような映画でした。
   本当にずっと演技をしたいと思います。
   長く仕事が出来るのは健康だと言う意味と同時に、世間と遠くないと言うことです。
   大衆が嫌がれば続けては出来ません。
   歳をとって自分の職業があると言うことは“存在の価値”があるという意味です。
   現代人は年をとるにつれ自分の価値を失ってしまうことが多い。
   特別にどんなキャラクターをすると言うより、長く続けたいです。
   イ・スンジェ先生がロールモデルです。
   謹厳な方がシットコンで“ヤドン スンジェ”(AV動画)キャラクターを面白く表現して
   注目を受けたじゃないですか。本当に羨ましいです。
   なのに史劇ではカリスマ溢れる姿を見せている。
   そんなことが出来る理由は体力と情熱があるからだと思います。
   自分の仕事を愛する姿はとても素敵なことです。


   

 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : 『泥棒たち』が1,000万を突破したが、ポパイ(イ・ジョンジェ)の存在感が少なく残念だった。
JJ : 『泥棒たち』はシナリオ通りでしたが、残念だとは思いませんでした。
   ポパイのキャラクター自体が面白かったので。
   ポパイは私が何かをめちゃくちゃに言うことが出来るキャラクターで良かったです。
   色々出来ることが多いので、ひげを生やしたり葉巻をくわえたりしました。
   ビジュアル的にやることが多く、変身出来て満足してます。

Q : 『泥棒たち』と相対的に『新世界』での存在感は凄い。
   相手俳優とのアンサンブルに神経を使い演技しなければならない『泥棒たち』と、
   2人の先輩と演技した『新世界』はどうでしたか?
   実際、『新世界』はイ・ジョンジェのための映画でしたが。
JJ : むしろ『新世界』撮る時はアンサンブルにとても気を配りました。
   ミンシク先輩と撮る時は“ミンシク先輩がどうするか”と息を合わせ、
   ジョンミン先輩とも“ジョンミン先輩がもっと怖く見えたら良いな、
   その為、私がどうやって先輩の演技を受けなければならないか“と考えました。   
   相手の俳優との呼吸、アンサンブルに対する悩みは『新世界』も多かったです。

Q : 友達チョン・ウソンさんが『新世界』VIP試写会に出席しましたが、反応は?
JJ : ウソンさんはミンシク、ジョンミン先輩と出演するので心配したようです。
   イ・ジョンジェが2人の先輩の間で一人前に出来るのだろうかという心配です。
   そんなウソンさんが『新世界』を見て安堵のため息をついたんです。
   “ジョンジェ、お前は役割を成し遂げた”と。

Q : レストランとスーツ事業は全て整理したが、イ・ジョンジェの道はやはり俳優ですか?
JJ : 5~6年、停滞期がありました。
   副業が可能だと思っていた5~6年は俳優より事業により多くのエネルギーを
   注ぎこみました。
   好奇心が強いので事業をしました。
   停滞期の5~6年は出演オファーのあった良い作品をほとんどしませんでした。
   主にドラマでしたが、全部大ヒットでした。
   私はその時、本当にどうかしてました。

Q : 今年でデビューして20年になりました。20周年パーティーを準備しているそうですが。
JJ : 20周年記念で仲間や知人を集めてパーティーをするか、
   ファンミーティング形式にするか悩んでいるところです。

Q : 20歳にデビューするやいなやトップスターになりましたが。
JJ : カフェでアルバイトしている時スカウトされ、ファッショングラビアでデビューし、  
   チョコレートのCFで突然人気を得て「砂時計」、『若い男』に次々と出演して 
   人気を得ましたが、その全てが1年の間に起きました。
   戸惑いました。急に仕事がたくさん入ってきたので。
   演技が分からないのに仕事をしなくてはいけないのでNGをたくさん出すし…。
   恥ずかしくてストレスをたくさん感じました。
   演技が面白くなかったんです。
   それで「砂時計」が終わり、『若い男』の公開直後に軍へ志願入隊しました。
   防衛兵でしたが、その時は自分の演技がとても嫌でした。
   当時、「砂時計」で新人賞を2つ、『若い男』では新人賞を3つ頂きました。
   演技に対する準備もなかった私がどうしてそんなに多くの新人賞を受賞したのか…。
   演技が上手くて頂いた賞ではなく、二重瞼でない私が爽やかに見えたようです。

Q : 観客にとってどんな俳優として記憶されたいですか。
JJ : いつも新鮮な俳優として記憶されたいです。


   

 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : 映画ではチェ・ミンシクがわざわざ自分を下げ、後輩達を引きたてたようだが。
JJ : そうです。
   すでに撮ったシーンから自分の出番を編集しなければならない状況になると
   気軽に“そうしよう”とおっしゃいました。
   “私ならあんな風に出来ない”と思いました。
   俳優として欲が出るシーンなのに、映画全体を考えながら自らを犠牲にされました。
   演技をする時も わざと力を抜いて楽なスタイルになりました。

Q : 暫く作品活動から遠のき、『ハウスメイド』以降、着実に新作発表が続いている。
JJ : 『ハウスメイド』以前は紆余曲折が多かったんです。
   一応デビュー当時、「砂時計」や映画『若い男』などが大ヒットしたことで
   かなりの人気を一気に得ました。
   あまりにも良い位置を得てこの仕事を始めたので安易な考えを持つようになりました。
   熱心にはせず、手を抜いてきたようです。
   すると、ある瞬間から認知度が少しずつ落ちていきました。
   “私はどうやってここまで来たんだろう”と思い、立ち直りたいと言う欲が出、
   あれこれ考え、簡単に出演を決めないことにしました。
   それが『ハスウメイド』前までの私の状況です。

Q : それなら『ハウスメイド』が俳優イ・ジョンジェの情熱を取り戻してくれた作品なのか?
JJ : 結論的にはそうなったわけです。
   実は『ハウスメイド』も簡単に決めた作品ではありません。
   キャラクターが金持ちで利己的な人物でした。
   私は常に地位の上下を問わず、人は平等だと考えてきましたが、
   そんな私の考えとは全く相反するキャラクターでした。
   今まで私が持っていたダンディーなイメージを利用し、逆発想的なキャラクターを
   作ろうとするイム・サンス監督が憎らしい時もありました。
   出番もとても少なかったので周りも止めました。
   ところが、止めろと言われると変な意地を感じました。
   これを成し遂げれば どんなキャラクターでも臆することなく上手く出来るようでした。

Q : 『ハウスメイド』や『泥棒たち』に対する親友チョン・ウソンの反応はどうでしたか。
JJ : 演技は良かったと言ってました。
   もともと私たちはハッキリ言い、励まし合います。
   実際、私達2人共、演技自体これと言って褒められる俳優ではないじゃないですか(笑)
   もちろん、ウソンさんも「パダムパダム」で見せた演技は本当に素敵でした。

Q : 家族から結婚しなさいと言われませんか。
JJ : 親も諦めた状態です。
   以前、名節の時にストレスを感じました。
   彼女がいる時は“この人と適当な時が来たら結婚しなければならない”
   と言う決心はしていました。
   でも、思い通り上手くいかないので“縁は他にあるのか”と思うようになりました。
   今は結婚に対する切実さもなくなったようです。
   40を過ぎるととても慎重になり、人と出会うのがより厳しくなります。
   若い時は何気なく合コンもしましたが、今は合コンさせてくれる人もいません。
   “私は望みが高いから、どんな人が好きなのか”と思われてるようです。
   そんなことを言わず、合コンさせて欲しいです(笑)


JJインタビュ~ ’13 2月 No.10

2013-03-23 | イ・ジョンジェ
 『新世界』公開前の記事からインタビューを抜粋します。。。
   ※ 先にUPした各社インタビュ~と重複する部分は割愛させて頂きます

   

 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : 『新世界』で粋なスーツを着、18年前のドラマ「砂時計」のジェヒが生き帰ったようだ、
   という話をよく聞く。今だ「砂時計」云々と言われるのは変身を繰り返す俳優の立場として
   負担ではないか。
JJ : 所詮、ジェヒはイ・ジョンジェの人生に欠かすことが出来ませんから。

Q : 俳優イ・ジョンジェといえば、思い浮かぶイメージがある。
   洗練されたスーツで、クールだが紳士的な都会の男のイメージだ。
JJ : 昔は限定されたキャラクターの中で 自分のイメージを閉じ込めようとする傾向が強かったです。
   今は『新世界』のファン・ジョンミン先輩のような役もしてみたいです。
   映画『オー!ブラザース』(2003)の時から5~6年ぐらいかな?
   “私はこういうキャラクターでなけれないけない”と意地を張っていた時期がありました。
   強靭で素敵なキャラクターを見せたいという思いに駆られたからです。
   年を取ればエネルギーあふれる演技がどうしても難しくなるので、
   今たくさんしておきたかったんです。
   ところが、当時は私が望むブロックバスター級アクション映画はあまり製作されない環境でした。
   そんなことを把握もせず、ひたすら待ったのがちょっと馬鹿たったと言いましょうか?

Q : 作品を選ぶ基準は?
JJ : 1にも2にも'シナリオです。
   私に来るシナリオの中で最高のものを選択するとは言え、
   厳密に言えば、私がシナリオによって抜擢されるんです。
   私の演技の人生にプランを立て、“この時点ではこのような作品をしなくては”
   と言うように戦略を立てるのはかなり危険なことです。
   結局、役者には“キャラクター”が最も重要です。
   クレジットの順番や分量などはあまり考えない方です。
   キャラクターをいかに生かし、観客から好評を得るかがカギになるようです。

   

 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : 青春の象徴だったイ・ジョンジェもデビュー20年を迎える。
   いつのまにか中堅俳優になった。
JJ : 20年前はそんなに昔ではありません。その時も今も私は変わっていないようです(笑)
   今年の冬、生まれて初めてボディーローションを塗ってみました。
   身体的な変化が現れたようです。20年後も今のような姿だったらいいと思います(笑)

Q : 今度の映画では、とても可哀そうなキャラクターを演じた。
JJ : 自分自身がない人生を生きる男です。
   最近、会社員の中にもそんな人たちがかなりいるのではないでしょうか。
   給料のため、自分と合わない職場に通い、いつかはやりたい仕事をしたいと思うのにチャンスがなく、
   望まない職場で歳月を過ごし、結局辞めれない人達と似てると思いました。

Q : クァク・ギョンテク監督の『タイフーン』(2005)以降 ブランクがあり、
   3年振りに出演した映画『1724妓房乱動事件』(2008)はあまり注目されなかった。
JJ : どうすれば継続して注目されるのでしょうか。
   選択を誤ったこともあったし、仕事を疎かにしたこともあります。
   あまり出ないので、出演する作品ごとに興行や評価が良くないと注目されません。
   最近は作品数をちょっと増やしたので体は疲れていますが 心は楽になりました。

Q : 『新世界』、『ハウスメイド』など、映画ごとにいつも素敵だ。
   映画があなたの“スタイル”を積極的に活用するようだが、息がつまりませんか。
JJ : 仕方ないです。こうなってしまったことはどうしようもないので。
   私が素朴な田舎の人を演じることを誰が好みますか。
   だから『ユア・マイ・サンシャイン』は、ジョンミン先輩に話しが行き、
   私には『ハウスメイド』のような映画が来るんです。
   昔はもどかしくて色んな役を選びました。
   私も“あんな役ができるから…”という思いで、
   純朴な田舎の農夫やタフでマッチョな役をやってみようかと、
   私のイメージとは違う役を捜しました。
   すると、出演する作品数が減り、観客との距離がさらに広がりました。
   今は“来たものを受け入れる”いう考えです。
   私の身体条件、外見だけでも十分に見せられる内面があるので。
   同じように、スーツを着ていても別のキャラクターを見せるることが出来ます。

Q : デビュー以来 20年が過ぎた。
JJ : それまで色々なことがあり、経験も積みました(言葉を少し止め…)
   俳優は本当に魅力的な職業です。
   映画を1本撮るたび 新たな人に会い、彼らと新たな関係を持つことが出来るので。
   私には人が最も重要です。
   “愛する人達とどうすればもっと長く、楽しくいられるのか”が大きな関心です。
   実は それが人生の全てではないでしょうか?

   

 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : イ・ジョンジェが演じたイ・ジャソンという人物の魅力は何ですか。
JJ : 警察でもなくチンピラでもない中途半端な状況のイ・ジャソンが可哀そうで切なかった。
   私もどうすることも出来ない況に置かれたことがあるので共感できました。
   誰もが一度はジャソンのように苦しい状況に置かれた経験があるでしょう。
   そんな状況から来る焦りと不安は、観客に楽しさを与えるだろうと言う気がしました。

Q : チェ・ミンシクとの演技の呼吸はどうでしたか。
JJ : 撮影現場でチェ・ミンシク先輩と会うと腹が立ちました。
   先輩が引き受けたカン課長は本当に酷いキャラクターじゃないですか。
   実際、本当に憎く思いました。先輩がそんな私の気持を受け止めてくれました。
   不思議なことに、台本リーディングの時はそうでもなかったのに、
   撮影現場に行くと声が高まり、自然に腹が立ちました(笑)

Q : 内面の葛藤を表現しなければならない場面が多く、演技が簡単ではなかったようだが。
JJ : 幸いと言えば幸いなのかもしれませんが、監督が各キャラクターのビハインドストーリーを
   盛り込んだシナリオを全て書いてました。
   ジャソンの場合、どうして警察がチンピラになったのか、と言う過去のシナリオがありました。
   そのシナリオを見て演じたら キャラクターに上手く入れました。

Q : ジャソンの新世界とは何でしょうか。
JJ : ジャソンの新世界は日常を享受できる自由だと思います。
   平凡な日常生活がジャソンには新世界ではないかと思います。
   最後までも望まなかった道を行かなければならない男の運命が残念でした。

Q : 現場でファン・ジョンミンがアドリブをたくさんしたようだが。
JJ : ファン・ジョンミン先輩はアドリブが本当に多かったです。
   ジョンミン先輩のおかげで現場が盛り上がりました。相手の突発的な行動は楽しいです。
   役者は相手の突発的な行動を受け、攻める楽しみを感じます。

Q : 映画『観相』も撮っているが、チェ・ミンシクに続き、ソン・ガンホという
   大物と共演することになったが、ソン・ガンホはどうか。
JJ : ソン・ガンホ先輩との共演は期待してます。お見せすることが多いです。
   また私が映画『観相』で演じるキャラクターは派手な人物だから上手く出来そうです。
   『新世界』ではやむを得ぬ状況での不安と緊張感を表現しなくてはならず 苦労しましたが、
   『観相』は内面の演技があまりないので気楽です。

Q : ドラマに出演する計画はないのか。
JJ : ドラマもしたいですが、映画の台本が多く入って来ます。
   映画は沢山のシナリオから選択することが出来ますが、
   ドラマは入って来るシナリオが少ないので選ぶのが容易ではありません。

Q : ハイティーンスターから中年の俳優になった。所感が格別なようだが。
JJ : 1つ年を取ると言う事を今は少し実感します。
   体への疲労感と原因不明の肌トラブルまで…(笑)
   ところが、年齢は数字に過ぎないようです。
   年を取ったからと言って若い時と違う自分になるのではなく、
   私はただいつも若くありたいです。

JJインタビュ~ ’13 2月 No.9

2013-03-23 | イ・ジョンジェ
 『新世界』公開前の記事からインタビューを抜粋します。。。
   ※ 先にUPした各社インタビュ~と重複する部分は割愛させて頂きます

   

 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : 『新世界』はどのようにして出演することになったのか。
JJ : 本当に運命でした。
   ドラマの話しがあり、契約書にサインはしなかったが、口頭で契約をしたので
   『新世界』に出演する状況ではありませんでした。
   ところが、他のドラマ制作会社から“それはダメになることもある”
   という話を聞かされました。
   全体の予算が放送局と調整取れていなかったので、製作が難しい場合もあるという話を聞き、
   製作会社にすぐ電話をしました。
   その制作会社はその問題はすぐ解決出来ると言いましたが、待つことは出来ませんでした。
   2週間 時間を与えましたが相変らず状況は変わりませんでした。
   それで『新世界』を先にすることにしましたが、こちらも投資が出来ていない状況でした。
   2ヶ月程撮影は遅れましたが、幸いにも投資が上手くいき、作品を撮ることになりました。

Q : ジャソンというキャラクターはどうやって作ったのか。
JJ : 自分をどうやって支えなければならないのか分からず、自己決定権もなく、
   外圧によって生きていく哀れな人として捕えました。
   演じながら、ジャソンの人生は私達の生活かも知れないという気がしました。
   私達の人生をほのめかして考えられる余地あるキャラクターでした。
   決して表に現してはいけない不安がつきまとう人物だったので、
   それを表現するにあたって演技的な難しさは多かったです。

Q : 具体的にどのような点が大変でしたか?
JJ : ジャソンが置かれた状況を演技で表現することは決して容易なことではありません。
   俳優がキャラクターを演じる時、計算して設定するのはもちろん重要です。
   しかし、相手の俳優と、現場の状況が準備したものが異なる場合、
   それに合わせて迅速に対応する必要があるのも役者の仕事だと思います。
   今回の映画のような場合、行動で何かを見せる人物ではないのでイライラすることもありましたが、
   ずっと緊張していなくてはならず、葛藤するジャソンの心理的状況を生かすためには
   それが正解であるという結論に達しました。

Q : ジャソンを演じながら、自らこれはしないと決めたものはありますか?
JJ : ジャソンを演じながらタブーにしたものはありません。むしろ線を超えたかった。
   ジャソンと同じような状況に置かれた人物が登場する映画で、
   私達が出来る演技とは最大限違うものをしたかった。
   それで動き一つにもかなり悩みました。
   ジャソンが置かれた状況で、自然に節制された演技をしていたと思います。
   組織員に私の身分がばれてはならないという心理状況を表現するシーンではより自然に切除し、
   吐き出すシーンでも、彼だけの感情で演じました。
   もう少し見せてしまうと、ミンシク先輩やジョンミン兄の噴出する華やかな演技が
   隠れてしまうので、そうするのが正しいと思いました。

Q : 止めたタバコを再び始めたほど役に対するプレッシャーがひどかったと聞いたが。
JJ : 今はタバコを止めましたが、昔は激しいストレスを感じるとタバコを吸いました。
   『新世界』をする時、そんな感情が何度もありました。
   演じていてスッキリしない時はタバコが吸いたくなりました。
   『泥棒たち』で演じたポパイのようなキャラクターは演じていて楽しいです。
   しかし、ジャソンはよどみなく感情表現を発散するキャラクターではなく、
   感情を隠さなければならないキャラクターなので、
   それに合う表現法について悩みが絶えずありました。

Q : 現場で先輩達の助けをたくさん受けたようだが。
JJ : その通りです。本当にそうでした。
   現場で先輩達がとても配慮してくれました。
   作品の雰囲気を損なわないよう、私のキャラクターを作っていったようです。
   私のキャラクターだけでなく、先輩達のキャラクターも目立つよう努力しました。   
   ジャソンが カン課長(チェ・ミンシク)と会う時と、
   ジョンチョン(ファン・ジョンミン)と向かい合う時のキャラクタートーンを
   別の方法で撮ったのは、そのような理由からです。
   お互いがお互いのキャラクターをもっと輝いて見せるよう絶えず気を配った現場でした。
   誰かが先に何かをする必要がないほど順調に撮影が行われました。
   だから良い結果が出たんだと思います。

Q : ジョンチョンに身分がばれそうになって緊張した場面で見せた演技が印象的だった。
JJ : 撮影場所がとても暑く、汗をかくしかない状況でした(笑)
   テカテカしているのがスタッフは気に入らず、ずっと汗を拭きながら撮影しました。
   しかし、その後は汗が出ている方が良いという気がして押し通しました。

Q : 感情的な消耗が多いキャラクターだから大変な点が多かったようだが。
JJ : 確かにそうでした。体の動きを通じて何かを表現するのはさほど難しくありません。
   もちろん最初から良いシーンは出てきません。
   でも、2回目に撮る時はもっと好きになり、3度目に撮る時はもっと良くなります。
   4番目と5番目は力が少し抜けますが、それでもやる価値はあります。
   ところが精神的な集中力を要求される場面では、
   1テイクだけでも力が目立って陥ります。
   背を向けなければならない理由が分からず、何度も撮ったシーンもありました。

Q : パク・フンジョン監督の前作『血闘』は興行で失敗した。
   その点は作品を選択する前にどれほど影響を及ぼしたか。
JJ : 監督への信頼は正直 五分五分でした。
   なぜなら『血闘』を見ると、内容は悪くないのに、
   外的な要素であるセット、合成、美術などにもっと力を入れたら、と思ったからです。
   『血闘』1本だけで評価を下すことは出来ないと思い、監督と直接会うことにしました。
   初めて会った時『血闘』の話をしましたが、残念なエピソードをたくさん聞かせてくれました。
   監督が技術的な部分まで全て神経使った『血闘』と違い、
   『新世界』は本人が書いたシナリオを撮る状況なので、心理的に楽なのだと思います。
   『新世界』を製作したハン・ジェソクPDが、監督がそんな環境で作業出来るよう、
   既に場を設けた状況にしたので、大きな困難はなかったと思います。

Q : 『新世界』はイ・ジョンジェにとってどんな作品なのか?
JJ : 『新世界』に敢えて意味をおくとすれば、いつのまにか40代になったイ・ジョンジェの
   開始を知らせる映画です。
   中年の演技に挑戦した最初の映画と覚えておける良い撮影が出来ました。
   観客がどんな評価を下すのかは分かりませんが、
   俳優イ・ジョンジェにとって『新世界』は価値ある映画だと思います。

Q : 編集されて残念なシーンはありますか?
JJ : 同棲している女性が登場するシーンが編集されたのはちょっと残念でした。
   メローと言うには曖昧ですが、同棲している女性はジャソンを哀れそうに見せるのに
   貢献するキャラクターです。
   その女性と一緒に登場するシーンが2シーンほどありましたが、
   ジャソンがもっと可哀想に見え、映画が全体的に暗く重く見えるため全部カットされました。
   メローと言えるシーンが抜けて映画にもっと集中力が生じました。
   むしろ、映画的には良かったようです。

Q : 『新世界』撮影現場の雰囲気は『泥棒たち』の時とは全く違っていたようだが。
JJ : 『泥棒たち』の場合、ほとんど一人で撮りました。
   俳優と息を合わせる機会があまりありませんでした。他の俳優たちも同じでした。
   撮影現場に他の俳優の顔を見に行ったほどです。しかし『新世界』ロケ地は違いました。
   相手役とリアクションする場面が多いので、一人で演じるより一緒のシーンが多かったです。
   一言で表現すると、『新世界』はベッタリした現場でした(笑)

   

 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : 40代に突入したが、変わったことはありますか?
JJ : 年を取り、話題や価値観が変わったと言うことはありません。
   相変らず私は以前と同じです。事実、まだ若くいたいと思ってます。
   年を取ったのに幼いのは良くないが、若々しくいる事を少し角度を変えて見ると どうでしょう。
   若い友達とも気兼ねなく接するので理解の幅がさらに広くなりました。
   昔は経験値が不足して理解できない状況が多かったですが、
   今は少し余裕を持った事が年を重ねた変化と言うなら、そう言えるでしょう。

Q : 今年でデビュー20年目だが、過去を振り返ると どんな気持ちですか?
JJ : まだよく分かりません。特に変わった点があれば答えられますが、
   変わったことに関し、あまり感じない方なので何とも言えません。
   もちろん20年前の私は今とは違う姿ですが、その時の記憶をあえて引き出したくありません。

Q : 結婚を先延ばししている特別な理由があるのか。
JJ : 最も大きな理由は気が合う女性とまだだ出会えてないからです。
   結婚を先送りしているいくつかの要因はあるんでしょうが、
   結婚について幻想もなく、結婚観もまだ持っていません。
   周りの友達の半分がまだ結婚をしないので、
   “私はどうしてこの年になるまで結婚しないでいるんだろう”とは思わない(笑)
   俳優という職業は人と会う機会が多くありません。
   そんな環境にいると、自然に結婚より仕事が優先されるようです。

Q : ハリウッドでは還暦を超えた俳優がアクション映画に挑戦する。
   忠武路ではまだそんなことが起きないので、
   俳優としてそんな環境が羨ましいような気もする。
JJ : 韓国の観客の好みが昔と変わってきたため、我が国でも十分起こりうることだと思います。
   さらに、技術的な部分も今ではある程度ハリウッドに追いついたので、
   韓国映画がもっとよくなるだろうと信じて疑いません。
   アイデアとストーリーが良ければ今後十分勝算ある戦いだと思います。

Q : マルチキャスト映画がぐっと多くなった。
   俳優として、このような現象についてどう思いますか?
JJ : 投資会社がリスクを減らすために作ったんじゃないかと思います。
   もちろんマルチキャストはハリウッドで先に始まりました。
   ところが、その方法がとても受け入れられ、投資家のリスクが減少することを見ると、
   どうやら韓国でも試みられるようです。
   配給会社が劇場数をめぐって激しく戦争を展開し、マーケティングコストも過度に高まっている為、
   2週間以内に勝負をしなくてはいけない状況になってしまいました。
   となると、自然に映画を前もって広める顔が必要ですが、
   マルチキャスティングがその役割を今やってくれているようです。
   どうしても上手い俳優、選手同士が集まると、シナジー効果が出ます。
   投資会社、俳優、観客全員にも良い現象のようです。

Q : 直接映画を演出してみたい欲はないのか。
JJ : ノートに書いた文は何行かありますが、それを長い話しにする自信がないので
   演出への挑戦は暫く出来ないと思います。
   演技という井戸を20年以上も掘っていますが、目の高さを満足させるほど
   創作をやりこなす自信もない。
   シナリオのキャラクターを現実的に演じるのは今までして来ましたが、
   それだけでも大変なのに、話を組み、感情ラインを作る仕事は私の能力外の仕事です。

Q : 現場に出る前は絶えず悩む方なのか?
JJ : 私の場合、クランクイン前まで “他のものはないか”、“これはこうしてみたらどうか”
   と、ずっと悩む方です。
   シナリオの打合せを本当にたくさんするので、いざ撮影に入ると、もう話しをしません。
   なぜなら、現場は決定したことを撮る場所だからです。
   現場に行くと“こうするか あぁするか”お互い右往左往して効率は自然に落ちるしかありません。
   撮影時間が長くなる問題もありますが、俳優も集中ができないため、双方に損です。
   『イルマーレ』を一緒に撮ったイ・ヒョンスン監督の場合、
   俳優がカップを持ち上げるシーンも色んな方法で撮り、編集で良いところを選び出しますが、
   最近はそうやって撮っていないと聞きました。
   時間がすぐさま制作費に反映されるので、監督がどんなに欲があっても出来なくなってしまいました。

Q : 今、俳優で幸せですか?
JJ : 俳優ならば作品を通じて観客と会いたいという欲があります。
   俳優は誰かにキャスティングされなければ見せれない職業なので。
   もっと良い方法はないかと悩み、それがどうやって大衆に近づくかも計算しなければならない。
   それでも自分を絶えず圧迫したくはありません。
   今まではそうして来ましたが、今後も私が自ら望むことをしながら暮したいです。
   数年前までは人々が私を褒めてくれても、それを楽しむことが出来ませんでした。
   今は私が足りない部分を自ら認め、成功すれば、それを楽しむ余裕が出来ました。


JJインタビュ~ ’13 2月 No.8

2013-03-17 | イ・ジョンジェ
 『新世界』公開前の記事より。。。

 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
JJ : チェ・ミンシク、ファン・ジョンミン先輩と一緒に仕事ができただけで
   良い思い出として長く記憶に残りそうです。
   先日BIGBANGのT.O.Pと話をしているうちに、趣味や関心事が似ていて、
   まるで友達のように感じました。
   自分が40歳だということを まだあまり意識できていません。
   日々 一生懸命生きたいです。




 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : イ・ジョンジェの演技を見ていると自然に感心してしまう。
   どうしてこんなに演技が上手いのか?
JJ : 実は他の作品に比べ、この作品ではたくさん助けられました。
   チェ・ミンシク、ファン・ジョンミン先輩だけでなく、
   カメラ監督にもたくさん助けて頂きました。
   照明によって顔の影が変わって違う表情になりますが、
   そういった部分で僕の演技を目立たせる環境を作って頂きました。
   ジャソンの心理的な葛藤を表現するレベルについても監督とたくさん話しました。
   色々な面で助けて頂きました。

Q : 警察と、血よりも濃い義理を見せる組織の間をギリギリなところで行き来する
   ジャソンのキャラクターで最も重要な点は。
JJ : 私の感情を抑えることより、調和に焦点を合わせるために努力しました。
   組員に自身の身分をばらすまいと演じる時は自然に抑えて演じたり、
   怒りがおさまらず 狂いそうな感情を観客にアピールしたり。
   ジョンチョンには平然を装って隠す演技をしなければいけませんでした。
   それぞれ複合的な感情を調和させなければいけませんでした。

Q : 映画ではジャソンの動きより感情の変化が重要だったため、
   アクションの面で一歩引いているのが残念だ。
JJ : 男優は体を使う演技へのロマンがあるじゃないですか。
   殴るシーンであれ、走るシーンであれ、体で見せたかったのですが、
   それが出来ず、多少もどかしい部分がありました。
   主に感情を静かに伝えなければならなかったので、
   ロマンス映画を撮っているようだと言いました(笑)
   ジャソンの状況に見合う感情表現の限界を少しでも超えることは許されないからです。
   チェ・ミンシク先輩やファン・ジョンミン先輩の派手な演技は、
   私のような静かな演技と相性が良いと思います。

Q : もう一つ残念な点があるとすれば、それはロマンスだ。
   映画にはジャソンと同棲する女性が登場するものの、
   二人の間にはいかなる微妙な感情も感じられない。
   イ・ジョンジェは「新世界」で徹底して愛という感情を排除した。
   この点を残念に思う気持ちを示してはいるものの、そんなシーンがなかったからこそ、
   『新世界』はさらにしっかりとした作品になった。
JJ : 残念でした。ロマンスと言うには曖昧なところがありますが、
   同棲している女性はジャソンの可哀相なイメージをアピールするキャラクターです。
   同棲する女性と一緒に登場するシーンがいくつかありましたが、
   ジャソンがさらに可哀相に見え、映画が全体的に暗く、重く見えそうだとの理由で
   すべて省かれました。
   ロマンスと言えるシーンがなくなり、映画にさらなる集中力が生まれました。
   むしろ映画的には良かったと思います。

Q : 特に劇中、イ・ジョンジェが怒りを爆発させるシーンを顔だけで表現する姿は絶品だ。
   物を壊したり、叫んだりせず、顔の微妙な震えで怒りを表現した演技は、
   イ・ジョンジェの役者人生で最高とも言えるシーンだった。
   表情が生きているとは、このようなことではないだろうか。
JJ : どうでしょう。そのシーンについてたくさん言われるので、
   家でシャワーを浴びながらしてみたのですが、出来ませんでした(笑)
   “あの時は、どうして出来たんだろう”と思いました。
   私は演技をする時、本当に集中します。
   私がキャラクターを信じなければ 他の人も信じてくれないからです。
   演技の教科書に、自分が先に感じてこそ相手も感じると言う基本がある通り、
   まず自分が感じなければなりません。
   どれだけキャラクターにはまっているかが重要です。




 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : 映画公開前だが、好評で自信を得たように見える。
JJ : 演じるのが大変でした。
   心の中では悩みが多いのに、その悩みを表現出来ないキャラクターなので。
   それで監督と相談をたくさんしました。確信はありませんでした。
   隣でファン・ジョンミン、チェ・ミンシク先輩が怒鳴っている時、
   私は何をしてるいるのか、何をしようとしているのかが分からず混乱しました。

Q : 今回 見事なスーツ姿で登場するが、「砂時計」の“ジェヒ”を連想させる。
   シンドロームを起こした「砂時計」を後に入隊したが。
JJ : 防衛兵だったので、退勤後に人気を満喫しました。

Q : 「砂時計」が言及されるほど外見的な面で再び勢いに乗った全盛期を
   謳歌しているようだと言う評価について。
JJ : 作品に色々出てみると全盛期のようだと言われます。
   作品には続けて出なくてはいけないですね(笑)

Q : 昨年の『泥棒たち』に続き『新世界』、撮影中の映画『観相』まで次々出しているが。
JJ : 興行よりも、あの俳優が何かしている、こんな姿もあるんだと言う反応が重要みたいです。
   チェ・ミンシクとファン・ジョンミンという二人の俳優と共演するのは負担でした。
   凄い俳優で男らしさの強い俳優ですから。
   私が目立つのはさておき、私だけ変に見えないかという心配がありました。
   しかし、この機会がなければいつこの俳優と共演出来るだろうかと思いました。
   ためらう理由がありませんでした。
   俳優という職業は選ばれる仕事なので、機会を逃すと再び掴むのは大変です。
   チョン・ウソンとも14年前に共演しましたが、その後チャンスがありません。
   一緒に演じたいのに機会がありません。
   そんなことを思うと、このチャンスを逃してはいけないと言う思いが強くなりました。

Q : 『新世界』はストーリー面で『インファナル・アフェア』や『フェイク』などと比較されるが。
JJ : 私たちの映画との違いは、もう少し心理的描写に力を入れたという点です。
   似た素材の映画は多いです。
   違いは、既存の映画が事件中心とあらすじが主だとすると、
   『新世界』はキャラクターの感情に焦点をあてたと言えます。
   非人間的な組織と仕事から来る懐疑、葛藤のような登場人物の心理的描写が
   他の映画に比べ、もっと密度を濃く描いたようです。

Q : 多様なキャラクターに挑戦し、新たな全盛期を謳歌しているが、次は…
JJ : 濃厚なメロー映画を撮りたいです。
   しかし、露出があると女優のキャスティングが厳しい現実が残念です。
   認識の転換が必要です。


JJ@2度目のセンイル♪

2013-03-15 | イ・ジョンジェ


ジョンジェの誕生日は12月15日ですが、今日は戸籍上 2度目の誕生日デス
さらに韓国の人は陰暦と陽暦で数えるから…年に3回も誕生日あるのかな?
ってことは、今年JJ君は…120歳なのか?

去年の今頃、某方と ちょうどソウル旅行してたので(コチラ参照下さい)
んなら、JJにセンイル ソンムルを届けよう!となり…、
昨年の干支にちなみ、龍のフンドシ を事務所に持って行きましたが
せっかくなので(?)この企画 継続すっか?ってことで、
今年は名古屋名物に隠れるようにブツを忍ばせて贈りました。
え?またフンドシを贈ったんかって?
…アニャアニャ。
大別すると同類にはなりますが、強烈度は増してるかもしれません
(はじゅかしくてブツの画像が貼れません  ← 一体どんなモン送ったんダイ

今頃JJは ウソン君とお誕生日会してるんでしょうかネ?
んで、我らが贈ったブツを広げながら…
JJ : 今日、こんなん届いたんだけどさぁ…、
   去年 フンドシをソンムルして来たアジュンマ達からなんだ。
ウソン : あぁ、あの龍のフンドシ?
JJ : うん、あの日本のアジュンマ達だよ。
ウソン : 今年も締めるトコろは締めろ!って意味なのか?笑
JJ : シッカリ握られてて かなわんヨ~。
JJウソン : …来年はナニ送ってくるかな?
…と、楽しみに待っててくれれば良いのですが。。。 
まぁアンナ物でも 我らの愛が詰まってるわけなので、
一時でもJJがクスッと心を癒す瞬間となれば嬉しいデス


『新世界』好調のようですネ  
今日の映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、
14日までに累積観客数が363万7708人になったそうデス。
400万突破を目指し、突き進んで欲しいです


JJインタビュ~ ’13 2月 No.7

2013-03-14 | イ・ジョンジェ
 『新世界』公開前の記事より。。。




 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : 1993年にデビューして20年が過ぎた。
   年齢を絶対取らなそうだったイ・ジョンジェも もう四十だ。
   もちろん素敵な容貌はそのままだが。
JJ : 昔は体にローションを塗らなかったが、今は塗り始めました。
   とても乾燥するので(笑)
   両親が“お前も年を取ってみれば、どんなに佗びしいか”と言うので、
   “私ももう少ししたら佗びしくなるのか”という気がしました。
   私はどうして俳優になったんだろう?不思議です。この生活が本当に長いと思ったりします。
   それでも心だけは若くありたいです。
   歳月が流れれば身体の変化は当然のことですが、気持だけでも若い友達と
   ずっと親しくしていられたら良いですね。
   この前、私より十才以上若い後輩に会って話しましたが、
   1~2時間がすぐ過ぎました。
   そんな後輩と話していると友達みたいです。会話もよく合います。
   私はミンシク先輩のように若くありたいです。
   (チェ・ミンシクはイ・ジョンジェより11歳年上)
   いたずらっ子のようです。まだ幼い子みたいな面があります。
   なのに、演じてる姿を見ると、カリスマあふれる姿が現れます。
   そんなふうに生きたいです。

Q : 興行について
JJ : 1990年には俳優と興行をあまり関連付けしませんでした。
   当時は映画を本当に“作品”と考えていたからでしょう。
   ところが最近は“総合的な大衆娯楽物”や“商品”という認識が高くなったと思います。
   『泥棒たち』は損益分岐点を越えるだろうと思いました。
   今回もそんな考えもありますが、『泥棒たち』に比べると損益分岐点は低く、
   それだけは越せないようです(笑)
   『新世界』を見て率直に面白かったったです。
   なぜなら、普通ヤクザ映画と言えばコミカルな部分が加味されていても、
   回し蹴り、飛び蹴りがたくさん入るのに、
   今回の映画は人の心理を見ることに重点を置いた映画ですから。

Q : 『新世界』はどんな意味なのか。
JJ : 私の究極的な夢や目標は、私が今の役者生活に感じている楽しさや喜びが
   冷めなければ良いだろうと言うことです。
   もちろん楽しさや喜びを感じず、仕事をしなければいけない瞬間が来るでしょうが、
   そんな瞬間が来ないことを望みます。




 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : シナリオを選ぶ基準は?
JJ : 観客はストーリーを重視するが、私もシナリオ上、ナレーティブとストーリーの滑らかさは
   基本にすべきだと思います。
   ひとまず話がスムーズに流れれば何があってもかまわないでしょう。
   そして私の才能と努力で付け加えられる余地があるかを見ます。
   完璧すぎて入る隙のないシナリオは俳優に挑戦意識を与えませんから。

Q : その基準から見て『新世界』やジャソンには魅力を感じたのか。
JJ : そんな部分もあって、今回はちょっと違うこともしました。
   不安、不安でした。
   作品も良く、共演する俳優(チェ・ミンシク、ファン・ジョンミン)もとても良いのですが、
   ジャソンが苦悩に包まれたキャラクターだと、多様な演技は難しいだろうと思いました。
   一日も早く暴力団を抜け出して警察に戻りたい男。
   長い時間、自身が警察なのか暴力団なのかアイデンティティまで混乱した一人の人間の苦悩が
   映画的にはとても魅力的だが、俳優の立場では表現しにくいキャラクターです。
   と同時に、主演なので。
   主役が“主演の映画”なので、事件は彼から始まり、話しも彼がリードし、
   解決も彼がするような映画もあれば、
   全てに関わってはいても、事件を起こしたり話しを他の方向に転換させる役割はしないのに、
   映画の中心に立っている主役もいます。
   ジャソンは後者の場合で、内心 とても心配しました。
   本来の位置に戻ろうとする切迫感と、それが出来ずに絡まる堪え難さを観客に伝えながらも、
   寡黙でも威圧感を見せるカン課長(ミンシク)と、熱い血気を放つジョンチョン(ジョンミン)の間で
   埋めらないように、と言う気持ちで始めました。

Q : 作品やキャラクターに対する深い理解と慎重なアプローチが感じられる言葉の中に
   “選択”という言葉を使わなかったが。
JJ : 試写会などでも申し上げたように、ミンシク先輩が電話をかけて来ました。
   すでに選択の問題ではなかったんです。
   そして暫くして『新世界』のキャストやスタッフで酒の席がありました。
   私は『泥棒たち』の用で少し遅く着きましたが、少し遅れて行っただけなのに(笑)
   ミンシク先輩は気持ちが良かったのか、少し酔ってるんですよ。
   ミンシク先輩が私を呼び、隣の席に座らせ、
   「ジョンジェ、お前なら上手くやりそうだった。お前のやりたい通り好きなようにしてみろ」
   とおっしゃいました。
   好きな先輩からそう言われ、胸が一杯になりました。
   その場面が、その場が、いつまでも忘れられないと思います。

Q : 後輩を見つける先輩、そんな先輩の言葉を大切に受け止め、
   迷惑をかけないようまい進する後輩、美しい風景です。
   イ・ジョンジェにも心に閉じ込めておいた後輩がいるのだろうか。
JJ : チェ・スンヒョン君(T.O.P@BIGBANG)の将来を期待しています。
   俳優としてマスクが本当に独特で、性格もです。
   Sweetしながらも“トルキ”があります
   (トルキ = トライのように気質が充満している意味)
   そんな衝突する特性を一緒に持っていることは俳優として長所でしょう。
   今は歌手活動に力を入れていますが、演技の経験をさらに積めば
   かなり魅力的な俳優になると思います。

   

 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : スーツコンプレックスがあるようだが。
   (スーツを着て出たドラマと映画は ほとんど失敗したという意味で付けられた修飾語)
JJ : そのようです(苦笑)
   ドラマ「砂時計」を除き、話題になったり、突風を起こした作品がありません。
   スーツを着なかった映画は ちょっと良かった気もするけど…。

Q : 『新世界』での黒いスーツで精一杯おしゃれした成果はどうなるだろうか。
JJ : そんなジンクスが壊れてくれたらと望みます。

Q : 映画のエンディング クレジットに一番最初に名前が挙がる主人公なのに、
   自身をさらけ出し、美化することを出し惜しみした。
   インタビュー中、自身を下げ、他の俳優やスタッフに球を投げるのに忙しかったが。
JJ : 性格自体“私のもの”に対する欲より“私たちと一緒に”ということを好むので。
   飛びぬけて成功した人を見ると、欲がものすごい場合も時々ありますが、
   私には合いません。
   私はひとまず、カリスマがあって、一人で引っ張っていくスタイルとより、
   犠牲にすることが良いと思うことに心が動く方です。
   そのような面で「砂時計」のペク・ジェヒのような役が私にはよく合うと思います。

Q : 今年で役者生活20年目。
   映画の中の人物と実際に夢見る新世界は何だろうか。
JJ : イ・ジャソンの新世界は平凡な日常でした。
   派手な犯罪組織より、家庭で平凡な人生を送ることが彼が本当に望んだ世界でした。
   私の新世界は、事実色々なものです。
   今年で40代に突入し、何かを準備する時期だということが分かりました。
   両親の助けを覗けば、私の意志と決定で生きたのは20年しかないんじゃないかな(笑)
   今後、私の意志で多くのことを夢見ることができます。
   漠然とですが、それなりの新世界を作り続けて行きたいです。

JJインタビュ~ ’13 2月 No.6

2013-03-10 | イ・ジョンジェ
 『新世界』公開前の記事より。。。




 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : 『新世界』では事実上の主演はイ・ジョンジェだ。
   『泥棒たち』と比較し、違う負担を抱いていたようだが。
JJ : 『泥棒たち』では時間的な余裕はなかったが、心情的な余裕はありました。
   俳優として表現したいたものを全て吐き出したので。
   一方、『新世界』では反対でした。
   最初から最後まで話しを導きますが、最大限節制しなければならなかった。
   現場ではジョンミンさんやミンシク先輩と呼吸を合わせるのに私はどどうすべきか、
   と悩んだことを覚えてます。

Q : “ダンディガイ” イ・ジョンジェは今回の映画でも相変わらずだった。
    新しい役への憧れもあるようだが。
JJ : 俳優は誰しもキャラクターに対する渇望と憧れをいつも夢見ています。
   常に出会いたいという思いは私もやはり同じです。
   メローもしてみたいです。最近は正統派メローが少ないでしょ。
   ところが最近“正統”という言葉がつくと、何か少し難しく見られたりもします。
   アクション、ロマンチック、こんなのがもう1つ付くと、もっと面白くみえるようです。ハハ。

Q : 2009年 MBCドラマ「トリプル」以後TVではなかなか見られなかったが。
JJ : どうしても映画の仕事が多くなりますが、
   ドラマへの関心はいつもあります。
   私も今年は作品活動をもう少し多くするつもりです。
   ハ・ジョンウを見ていると、私は遊んでいるみたいでしょ?ハハ。
   ジョンミンさんさんが映画を撮りながらミュージカルをしているのを見ると、
   本当にすごいエネルギーですよ。

Q : 恋愛中ですか?
JJ : 恋愛はしてませんが、できない理由は、まだいないから…。
   私にもよく分からないです。ハハ。
   (スキャンダルに続き、イム・セリョンさんが所有する近くに不動産を購入)
   この間、またスキャンダルが出ましたよ。
   その時も“本当にとんでもない”と思いました。
   その内容だけを見ると、すぐ隣りの建物か、真向かいの建物を購入したようになってましたが、
   町内が違います。同じ区域でもないのに…気に障りましたよ。

Q : 理想のタイプは?
JJ : 年を取るにつれ、理想が変わるのは当然のことと思います。
   以前 先輩たちが“年を取ると理想がなくなる”と言った時
   “そんなことあるのか?”と思いましたが、今はその話にある程度共感します、ハハ。
   外見的な理想は殆どなくなっていくみたいで、今は性格的な部分とか、
   健康面に関心が行くみたいです。
   美しさの基準が外見的なものから健康的なものに変わったようです。

Q : 起業家イ・ジョンジェとして充実した生活を送っていたが。
JJ : 絶対、今後およそ10年間は事業をしません(笑)

Q : 衣類事業家イ・ジョンジェとしての活動は継続するつもりなのか。
JJ : もうしません。ハハ。 一昨年から関心がなくなりました。
   私は何か勘違いしていたようです。
   香港や米国の俳優は演技活動をしながら様々な事業もしてるでしょう。
   でも、それは専門家が集まって一緒にしていたんです。
   一人でするには負担で手に負えませんでした。
   今は演技にだけ集中したいです(笑)

Q : 所属事務所なしで活動して長いが。
JJ : 2010年『ハウスメイド』の頃から1人なので、およそ3年なったでしょうか?
   良いパートナーを探しています。

Q : 長年の芸能活動で自由に対する渇望もあるようだが。
JJ : 自由はそんなに特別なものではないと思います。私が感じる自由は平凡です。
   他の人が出来ない職業ですが、それでも同じように平凡に暮らすために努力します。
   そういう面では満足したいので、あまり不便なく今まで色々なものを経験し、
   活動できたと思います。これからは演技にもっと集中する時間を割きたいです。
   そう言う意味では最初のスタートである『新世界』がうまくいけば良いでしょう?(笑)




 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : ファン・ジョンミンは“劇中50%以上がアドリブだった”と言うが。
JJ : 80%がアドリブでしたよ(笑)
   ジョンチョンとジャソンが一緒に出てくるシーンのほとんどはアドリブだと思って良いです。
   エレベーターで殴ろうとして手を上げるシーンは、私を殴るんだと思ったら、
   後にいる人を殴っていましたよ。 完全に予測不可能でした。
   私も長くやっているので相手が突発的な行動をすれば、かなり楽しめます。
   何もなかったようにすぐ受け返し、そんなことが演じる楽しみでもあります。

Q : これまでの出演作を見ると、俳優として変身のために努力してきた跡が見える。
   作品の選択に基準があったのか。
JJ : 『オー!ブラザーズ』が終わり、ほぼ5~6年を無駄に過ごしました。
   もう少し強い男性的なイメージを見せたい、という思いから、
   アクション映画でなければやらないと言ってました。
   ところが、当時はブロックバスター級アクション映画があまりない時で、
   そんな状況をよく知らず、待つばかりだったのがバカでした。
   俳優はシナリオを選ぶ立場ではありますが、厳密に言うと、シナリオによって抜擢されます。
   私が何をしなければいけないのか定める戦略は危険なこともあります。
   シナリオが与える物から最大限出来るものをしたいと思います。
   メローもしてみたいし、カン課長の役のようなものもしてみたいです。

Q : 俳優としての経歴がすでに20年だ。演技の本当の面白みを感じたのはいつからなのか。
JJ : 私は演技の面白さを全く知らずにデビューしました。監督と話をするのも恥ずかしかった。
   監督との年齢差が大きいので接しにくかったし。
   “これはどうしてこうなるんですか?”と聞けば、監督は“台本をよく見ろ!”となります(笑)
   話しもあまりせず、一人でしようとするから誤りを犯し、不十分で何度も叱られ、間違え...
   なので仕事はいつも嫌いでした。
   演技の楽しさを知らずに『太陽はない』に出演し、私が感じられなかった楽しみを知りました。
   スタッフやキャストと一緒に仕事するのが楽しかったし、こういう事があったんだと思いました。
   それ以来、本当はこの仕事が合わないのでは、と思うことはなくなりました。

Q : どんな監督と一緒にしてみたいですか。
   ホン・サンスやキム・ギドク監督と組んでみるのも気になるが。
JJ : パク・チャヌク監督と一度してみたくて...。
   ホン・サンス監督は『ハスウメイド』が終わった時、
   ユン・ヨジョン先生がホン監督と食事の席を設けて下さいました。
   “イ・ジョンジェとホン・サンスが会うとどうなるのか気になるから、
    一度会ってみなさい”と仰ったので。
   その場では、良い機会があれば一緒にしようと話して別れましたが、
   他の作品があったので実現しませんんでした。
   私も新しいことが好きなので、私がホン監督の映画に出たら、
   ホン監督の映画がちょっと変わるのでは、と思います。




 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : 『新世界』では、寡黙な男、感情を抑制する男、
   そしてスーツがよく似合う男の姿を、あなただけの感性で充分に表現した。
JJ : 私ももう四十です。中年を演じた初めての映画だと見なければならないようです。
   惜しい点があるなら、マ・ドンソク氏とリュ・スンボム氏を撮ったシーンがあったのに、
   編集されたことくらいです。
   でも、チェ・ミンシク、ファン・ジョンミン先輩と一緒にしたという記憶だけでも
   私には十分な価値がある映画だと思います。
   お互いがお互いのキャラクターを引き立つようにと、とても神経を使いました。
   もっと良くみせようと、とても配慮して頂きました。

Q : 全く年齢を感じない容貌だ。だが、演技では変わった感じがにじみ出るのは事実だ。
   年を取って内面に変化した部分あるのか。
JJ : 全く同じです。事実まだ若くありたいと思います。
   年を取っても非常識と言うことではなく、むしろ無邪気に生きたい、と言いましょうか。
   若い友達とも気兼ねなく接したいです。
   年を取って変わったのは、理解の幅が少し広くなったことです。
   余裕ができたのは事実です。

Q : 女性ファンが歓迎すべきニュースは、イ・ジョンジェがまだ結婚する気がないということ。
   (彼は“結婚”という問題を全く考えたことがないように首をかしげた)
JJ : 心を奪われる女性がいないと言わなければならないでしょうか。
   いくつかの要因はあります。
   結婚に対して幻想もなく、結婚観もまだ持っていません。
   周りの友達にも結婚した人は少ないです。
   また、私が一般的な職業を持つ人ではないでしょ。
   そのような環境で暮らしていると、こんなこともあります。

Q : 今回の『新世界』は縁で出会った作品。
JJ : チェ・ミンシク先輩が“一緒にやろう”と電話をくれました。
   その頃、予定していたドラマがありました。
   ところが、ドラマが保留になるという話しが聞こえました。
   それで2週間待ちました。それでも答がないので『新世界』に合流することになりました。
   問題は『新世界』も投資を受けれず、二ヶ月さらに待たなければならなかったんです。
   作品に出会うというのは、俳優には本当に縁だと思います。

Q : 今の自分が考える俳優としての位置はどのあたりか。
JJ : 多分、会社員で言えば次長くらいでしょうか?
   先日、TVでパク・グニョン先生を見ました。先生が俳優人生50年と言われました。
   それと共に“この仕事は50年してこそ俳優としての声を聞く”とおっしゃいました。
   パク・グニョン先生のような方に50年は必要と言われるると、私まだまだです。
   次長が仕事を一番たくさんするんですか? それなら私は万年次長をしたいです。
   外国では年齢を取ってもアクションを無理なく消化するでしょ。
   我国も まもなくそうなるのではないでしょうか。
   韓国映画もより良くなると思います。
   そうなれば万年次長ができるでしょ?

JJインタビュ~ ’13 2月 No.5

2013-03-09 | イ・ジョンジェ
 『新世界』公開前の記事より。。。




 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : 映画を見た。試写会前は韓国版『インファナル・アフェア』という話もあったが全く違う雰囲気だ。
   “ギャングスタームービー”という表現が自然に思い浮かんだ。
JJ : 懸念はありました。それを抜け出したようです。
   明らかに大きく違うと思い 作品に臨みましたが、常に気になってはいました。
   最近の観客は“韓国版○○○”と言うのを嫌うようです。
   他の見方をすれば、『泥棒たち』も韓国版『オーシャンズ11』とは全く違います。
   韓国版 泥棒の話しです。
   『新世界』はまた他の密度があります。
   話しも勿論違いますが、互角に引き締めるテンション、張り詰めた呼吸が
   また違った感じかと思います。

Q : 上手い俳優達の信頼のおかげかもしれないが、映画は顔のクローズアップがかなり多い。
   もっと気になるのではないか。
JJ : 見てみると、むしろタイトなショットより広いショットが気になります。
   カメラがタイトに捉えることで演技が変わるわけではありません。
   最近は細かいシミはコンピュータがみな消してくれます。本当にありがたい(笑)

Q : 最近、さらに意味ある作品で自由に動いている。
   特にイム・サンス監督の『ハウスメイド』以後。
JJ : それは事実です。
   それ以来、どんな映画でも役が面白ければ出来るだろう、助演でも主演でも関係ないと思います。
   おかしな人ではないですよ(笑)
   “私はあんな台詞は言うが、こんなシーンは出来ない”と言うことはありません。
   私のせいというより、運が良いようです。
   そんな作品がよく入ってきたし、決めるしかない状況、雰囲気でした。
   少し悩んだりしましたが、ほとんど拒否できない提案でした。

Q : チェ・ミンシクが直接電話して交渉したという『新世界』もそうだったのだろう。
   普段 電話する仲ではないと言うが。
JJ : 考えてみればそうですね。
   …誰が受けないんですか?
   ミンシク先輩とは映画関係者の集いで挨拶をし、酒を飲みましたが、
   お互い電話することはありませんでした。
   私がとても好きな先輩で、先輩も私という後輩を悪くないと思ったようです。

Q : 『新世界』は“イ・ジョンジェの再発見”とも言われている。
   チェ・ミンシク、ファン・ジョンミンを相手に互角だった。
JJ : そう見て頂けて嬉しいです。
   重い映画なので 活躍する姿をあまりお見せすることが出来なかったから。
   俳優には演技が上手いという言葉が最高の賞賛ですが、実は演技が上手いと言うより
   新鮮だと言う声がもっと嬉しいんです。はるかに嬉しい。
   “あの人に あんな面があったなんて”という声が嬉しい。

Q : 二人と初めて共演しましたね。
   直接会ったチェ・ミンシクとファン・ジョンミンはどうでしたか。
JJ : ミンシクが先輩は どっしりした俳優と思いましたが、ただ重たいだけではなく、
   鋭いながらも重い。
   普通二つの内どちらかですが、この人は鋭くガッツリ食い込みながら、
   それが重いので “オイ、本当に凄いな”と思いました。
   ジョンミン先輩はポイントをよく捉えてます。頭がとても良い俳優というか。
   演出的な目もあるので、とても広く鋭敏に動きます。
   そんなことを予め読みながら演じるのを見守れました。

Q : ポスターを見るとイ・ジョンジェの名前がチェ・ミンシク、ファン・ジョンミンの前に出てくる。
   内心胸が一杯なのでは。
JJ : 仕事をいくつもしてみると何ともないことです。全然重要なことではありません。
   私がどのように出、人々の記憶に残るかが重要なんです。
   名前が何番目に出たかなんて人は覚えてません。
   ミンシク先輩もそんなことに対してあまり考えてないでしょう。

Q : 二人の間で“死ぬんじゃないか”と打ち明けたましたが。
JJ : 実際そう思ったこともあります。
   “私は二人の間で踏み潰され、存在感がなかったらどうしよう、
    ただ恩恵を受けようとしたが、埋もれそうだ”と。
   実際、心配した人たちもいます。幸いにも殺されませんでしたが(笑)

Q : 映画を見た親友チョン・ウソンの反応はどうだでしたか。
JJ : とても心配したようです(笑) “あの役、出来るのか”と、とても心配していた。
   映画を見て安堵のため息をつきましたよ。先輩達は有難い、とね(笑)

Q : 事実、2人の俳優でなくとも演技すること自体難しいキャラクターですよね。
   ずっと演じてる人物ですから。
JJ : とても難しかったです。
   内心 狂いそうなのに、近くにいる人には平気な振りをしなければならないのに、
   観客には気がおかしくなってることを伝えなくてはいけない。
   帰ろうかと思いました。
   現場の雰囲気は楽しかったけど、個人的にはストレスがありました。
   ずっと これで合っているのか、あのやり方が合ってるのでは、と悩みました。

Q : 今年でデビュー20年ですが。
JJ : 時間的にはそうなりました。時間は本当に早いです。年だけとる。
   もうこれくらいにして欲しいです。時間の大切さを実感します。
   そんな話しが多いのに、以前は耳に入らなかったけど、最近は本当に惜しい気がします。

Q : そのせいか、最近さらに忙しく動いているようだが。
   今年の夏は『観相』が公開されるが。
JJ : そうです。最近は俳優業を休まず、ずっと作品に出てますが、
   以前はそれを“多作俳優”と言いました。
   それは“金儲けのため”と皮肉のような感じでした。
   私は慎重に選び、ゆっくり動くのに慣れています。
   最近はあまりにも媒体が多く、ニュースの種類も急増した。
   すると、私が生きていることをお見せするためにも絶えず動かなければならない。
   時間は大切なので、もう少しお見せしよう、と私もさらに忙しく動きますが、
   あまりにも動いてなかったので、以前の習性もあって苦しんでます(笑)




 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : 久し振りに“男の映画”に出演したが。
JJ : そうですね。『タイフーン』(2005)以来なので8年振りです。

Q : 『新世界』に出演した決定的な理由は?
JJ : 昨年1月『泥棒たち』(2012)の撮影が追いこんでる時、ミンシク先輩から電話が来ました。
   “俺とジョンミンが出演する映画で、ジャソンというキャラクターを引き受ける俳優を
   探している”と言いながら私が推薦されました。それが『新世界』でした。
   考えることもなく、そのまま投入されました(笑)

Q : シナリオを読むと“男たちの世界”がずっしり込めれらている。
   裏切りと暗闘が背景だが、男たちの絆が感じられた。
   “男の映画”に対する飢えがあったのなら魅力を感じるだろう。
JJ : 俳優なら線の太い映画でアクションを見せたいと言うロマンがあるでしょ?
   ところが、実際韓国ではノワールの興行成績はあまり良くないから企画も難しいし、
   投資もうまくできないようです。
   投資会社の立場では避けざるを得ないジャンルなんです。
   『新世界』は久し振りに出てきたノワールという点で惹かれましたし、
   粗いけど、一方では切切さも込められている点が良かったんです。

Q : 切切さはイ・ジャソンの担当だ。イ・ジャソンの役に対してどのように接近したのか?
JJ : チェ・ミンシク先輩が私を推薦しながらこんな話をしました。
   “ジョンミンと俺は粗い面が目立つキャラクターだ。
    2人の間で調和を作り出す役がジャソンだ”と。
   ジャソンは警察だが身分を隠し、組織で活動する人物です。
   その組織内でジョンチョン(ファン・ジョンミン)に人間的な情を感じる。
   だが遂行しなければならない任務もあるので二つの世界で葛藤するしかない。
   また、警察と暴力が対立する中でジャソンは苦悩に陥るが、
   その心理的苦痛に悩む人物だと思います。

Q : パク・フンジョン監督の表現によれば『新世界』はエピックノワールだ。
   しかしフィクションだ。
   パク・フンジョン監督はジャソンにどのような点を強調したのか?
JJ : 苦しい心情です。
   ジャソンは“暴力団を止めて全て投げだしたい”人だ。だがそんなことできない。
   時間が経つほど抜け出す事が出来ない沼に陥るキャラクターです。
   ある世界から抜け出したい気持はあるのに我慢しなければならない。
   それでパク・フンジョン監督に“ノワールなのに メロー映画を撮ってるようだ”
   と言ったところ、すぐに“その気持ちだ”と言われました(笑)

Q : 『新世界』は悲壮な感情を基に、男たちの友情と義理、そして裏切りと復讐を描く。
   イ・ジョンジェにとって、この映画は“男”の存在感を再確認できる時間だったのか?
JJ : 明らかに気運は感じました。
   男たちの血が沸くような血気旺盛さ、と言わなければならないでしょうか?
   なぜそんなことを言うのか?義理、欲望、権力のような単語を聞けば血が騒ぎ、
   熱くならないか?
   『新世界』は男たちのそんな映画です。
   人は生きながら誰でもジレンマに陥る。どんな関係の中でもジレンマに陥り、
   どちらか一つを選択しなければならない状況に直面した時、辛く大変です。
   ジャソンもやはり同じです。
   粗い男たちの世界で突破口を見つけ、もがき、そんな人物です。

Q : フィルモグラフィーを見ると初期には『イルマーレ』(2000) 、『インタビュー』(2000)等
   メローに重点を置いており、最近では『泥棒たち』(2012)、『観相』などの
   アクションスリラーが多い。作品を選択する基準が変わったのか?
JJ : 正直よく分かりません。
   以前はソフトなイメージでしたが、最近は刃の鋭いイメージに変わったのかな?
   まだ定義出来ない時点みたいです。
   私がどんな俳優なのか、どんな俳優になりたいのか。
   今後2~3年、もっと多くのキャラクターを演じれば感が捕えられるようです。
   多くの人物を演じていると、私によく合う色を探すことが出来ないでしょうか?
   ところが1つだけハッキリしています。
   今後、どんなキャラクターに挑戦してみたいとか、どんな人物に惹かれると言うより、
   ある役に深く入り込み、本当に“そう”なるのが演技だという確信があります。

Q : イ・ジョンジェにとって演技以外の“新世界”は何ですか?
JJ : 美術です。
   今、国立現代美術館の広報大使としても活動していますが、美術への愛着があります。
   大衆にはあまり知られていませんが、美術界ではかなり知られてます(笑)
   創意的な活動をするわけではありませんが、展示会をよく見ます。
   「世界の果て」(2012)というビデオ アートに出演したのも、
   美術界の知人たちに推薦され作業しました。

Q : 美術をなぜ好むのか?
JJ : 基本的に美しい物が好きです。
   それが何であっても“美しい”対象に視線が行きます。
   性格がそうです。調和がとれていて、美しく飾ってあると気が済みます。
   美術は美を追求する分野ではないですか?
   そして役者という職業は絶えず表現しなければならないので、
   インスピレーションを得る過程も重要ですが、美術でそんな経験も出来ます。

Q : 30代が終わり40代に入った。イ・ジョンジェの40代はどんな姿だろうか?
JJ : そうですね、どうしても演技に集中する時間になるんじゃないですか?
   衣料の事業もし、化粧品事業もし、ビルも建ててみましたが、
   結局私に残ったのは演技しかないような気がします。
   “熱心に”という言葉は誠意なく聞こえることがありますが、
   それが俳優の本質であるようです。



JJインタビュ~ ’13 2月 No.4

2013-03-09 | イ・ジョンジェ
 『新世界』公開前の記事より。。。



 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : 完成した映画を見た感想は?
JJ : 撮影前から他のギャング映画と とても似ているのでは、と心配され、
   どう完成するのか不安だったのは事実です。
   ところが、マスコミ試写会後「その心配なし」と言う声をたくさん聞き、安心しました。
   ノワールジャンルなので映画が非常に重いのではと気遅れし、心配もしましたが、
   思ったより面白く出来ました。

Q : ドラマ出演をあきらめ、『新世界』を選んだと言っていたが。
JJ : チェ・ミンシク先輩から「一緒にやろう」と電話を受けた時、
   ドラマ出演が確定する直前だったので事情を申し上げました。
   先輩に「シナリオを一度読んでみろ」と言われ、読んでみると本当に良く、
   さらに悩みました。
   ところが ちょうどその時、ドラマ製作費と編成などの問題で
   撮影が1ヶ月ほど延期となり、キャスティングから抜けることが出来ました。
   率直に『新世界』を逃すのは惜しかった。
   チェ・ミンシク、ファン・ジョンミンと言う俳優と本当に共演したかったし、
   この役を他の人に譲るのが惜しかった。

Q : チェ・ミンシク、ファン・ジョンミンと共演したかった理由は?
JJ : チェ・ミンシク先輩は当代最高の役者です。それこそ演技の神様だ。
   『パイラン』も良かったし、最近の『犯罪との戦争』も良かった。
   後輩達の間では、必ず共演したい役者です。
   ファン・ジョンミンさんは『ロードムービー』を見て、あんな俳優がいたのかと驚いた。
   男性美にあふれていた。以後の作品も全て自身とキャラクターを
   完全に融合させている気がした。

Q : 二人と息は合ったのか。
JJ : 二人とも非常に良かった。
   あえて“こうしよう”という言葉はなく、互いに自然に反応しました。
   互いに合わせて動く呼吸が本当によく合いました。
   相手俳優との呼吸も含め、今まで全ての作品で今回が最高でした。

Q : 犯罪組織と警察の間で苦悩する演技は容易ではなかったと思うが。
JJ : 演じるのはとても難しかったです。
   神経が非常に鋭敏になり、何をしていもすっきりした感じがしなかった。
   はっきり表現出来るのは演技していても面白いが、これは席巻する演技です。
   曖昧なので、何をしていても これが正確なのか、合っているのかを見極めるのが難しかった。
   ジョンチョン(ファン・ジョンミン)は感情が波のように吹き荒れる人で、
   カン課長(チェ・ミンシク)はオープンな人だから分かりやすいんです。
   ところが、私の役は2人の間で苦悩し、右往左往する役なので、
   表現が上手く出来るのか、出来たとしても、最近の観客がそんな人物に
   魅力を感じるのかが心配になりました。
   それでも試写会で見た観客が「あの人、大変だったろうな」と、とても理解してくれました。
   内心嬉しかった。間違った選択ではなかったと安心しました。

Q : 設定が多少似た『インファナル・アフェア』や他のギャングスター映画を参考にしたのか。
JJ : いいえ。あえて参考にする必要性を感じませんでした。

Q : この映画は俳優イ・ジョンジェの役者人生でどんな意味として残るのか。
JJ : 全ての俳優にとって年齢は懸念してはいけない数字でもあり、
   意味ある数字でもあります。
   俳優には物理的に20代に出来る役があり、30代の役、40代に出来る役が
   分かれていると思いますが、この映画は私の40代最初の映画です。
   これを撮りながら“私は40になったんだな”と言う感じがしました。
   この映画を撮りながら思ったのは、当然もっと真剣にならなければということで、
   深みが少し出て来た気もしました。
   仕事をすればするほど何が重要なのか、少し明確に分かるようになります。
   俳優以前に一人の人間なので、出来得る色々なことを体験してみると、
   演技に投影したり、多少深くなるようです。

Q : ノワールジャンルだが、アクションがあまりなくて残念ではないか。
JJ : アクションがメインの映画ではなく、その部分への物足りなさは全くありません。

Q : 今後アクション演技をしてみたい欲はないのか。
JJ : 当然アクション映画への期待はあります。
   俳優ならアクションシーンの多い『ベルリン』のような映画に出演したい欲は
   誰でも持っていると思う。私も同じです。

Q : 今撮っている映画『観相』では首陽大君(スヤンテグン)役だが、どんな演技を見せるのか。
JJ : 歴史上の人物 首陽大君に対しては、完全に悪人として見る視線と、
   それなりの論理を認める視線の二ツがあるはずです。
   映画では、この二ツを合わせた人物を見せます。
   私は、どちらか一方だけを表現したくなかった。
   事実、多くは出ませんが、それなら、もっと多様に見せたかった。
   とにかく自分の目的がハッキリしているので、目的を守るためには自身が強くなければ、
   ということが頭にある男です。
   役者が同じようなキャラクターを継続することは出来ませんが、
   『泥棒たち』の“ポパイ”はとても発散したし、『新世界』では席巻する演技、
   『観相』は火がまさに噴き出す演技でした。

Q : 20代の頃と劣らぬカッコ良さを維持する秘訣は?
JJ : おしゃれには関心あります。
   俳優の中にも、この部分に関心ない人が半分位はいます。
   おしゃれすることを面倒がる人も多いです。
   ところが、私は着飾ることに関心がある。
   しかし、ショッピングはあまり好きではないし、お金を使うのも別に好きではありません。
   なので、アイテムを買う時、10年着れるかを考えます。
   素敵な俳優をずっと固執したいです。
   ある人達は私に「君はそういう物を捨ててこそ、また他の物を得られる」と言うが、
   私は「あえてそれを捨てなければいけないのか」と思います。




 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : ノワール映画にもかかわらず、女性客にも十分に共感できる映画だ。
JJ : 試写会前は女性客にそっぽを向かれたらどうしようと悩みましたが、
   試写会後は女性客から意外に激しい反応を頂き、自信を持ちました。

Q : チェ・ミンシクが一緒にしようという提案をしたそうだが。
JJ : 普段から尊敬し、憧れている先輩から直接オファーを受け、とても光栄でした。
   チェ・ミンシク、ファン・ジョンミンの名前だけ聞いても、大韓民国の有名な俳優です。
   共に演技が出来ること自体、光栄で魅力的だった。
   『新世界』では今まで見られなかったミンシク先輩の鋭い面を再発見出来るでしょう。
   また、ジョンミンさんは感情が爆発すると、こんなに激しくなるのか、と、
   感情変化の幅を感じることが出来るでしょう。

Q : 2013年度上半期映画ラインナップは眩しいほど派手だ。
   特に、以前共演した同僚がライバルになるが。
JJ : 『泥棒たち』で共演したジヒョンが『ベルリン』に出演しました。
   当然見ましたし、“演技がとても良かった”とメールもしました。
   ライバル作が公開されましたが、『新世界』も大作ではあるがカラーが違うので、
   むしろ選択の幅が広くなって観客は選ぶ楽しみがあるのでは?

Q : 自身の新世界は?
JJ : 今この瞬間です。
   実際には大きな抱負や明確な目標はありません。
   現在 私がしたいこと(演技)を着実に行える今の状況が新世界です。
   このように着実に演技出来る時間に感謝します。
   新世界のジャソンは自身が望まない人生を8年も生きたので、
   彼の新世界は“日常”だった。
   私もやはり一日一日が新世界です(笑)
   ジャソンと比較するなら、今の私の人生は最高の“新世界”です。
   したいことをしながら、それも着実にしているから(笑)


   

 コチラの記事からJJ語録を抜粋&アレンジしました
Q : チェ・ミンシクはイ・ジョンジェを思い出して電話をかけた。そこから始まった。
JJ : 本当に嬉しかったです。
   大好きな先輩でしたし、演技では独歩的な存在ですから、
   そういう方から直接キャスティングの話がきたので、それは後輩として自慢できるくらい
   気分の良いことでした。でも、同時に恐かったです。
   “チェ・ミンシク、ファン・ジョンミンと僕が共演?それに犯罪映画?”
   そんな考えがあったのも事実です。

Q : 演技的な表現は、むしろジャソンの方が難しく感じられる。
JJ : 悩みました。
   比べられて “私の演技はここで終わるのではないか”とまで考えました。
   私の存在感が感じられなかったら どうしようと思っていましたが、
   撮影が始まると、全ての悩みは不要だったことが分かりました。
   今回の映画は、むしろ二人の先輩から助けられた映画になりましたし、
   仲間との絆と言うものをとても深く感じた現場となりました。
   元々映画というものは誰か一人だけが優れていても成功できないものだと思います。
   共同作業なんです。
   だからこそ、俳優も相手の動きや感情をとても敏感に観察し、
   お互いが役に立つ演技をしなければいけません。
   私も二人の先輩と共演しながらチェ・ミンシク先輩を威圧的に見せるため、
   恐ろしい人物として表現できるよう自分のできることは何かと悩んだように、
   二人の先輩もどうすればジャソンの不安を一緒に表現できるか考えていたと思います。
   毎回すべての仕事に全力で取り組んでいましたが、特に今回の『新世界』は、
   私にとって意味のある作品です。先輩とスタッフから助けられた作品です。

Q : そして、あとは興行成績だ。
JJ : 私の好みも難しいですが、観客も厳しいと思います。
   感情を赤裸々に表現したストーリーの映画が人気を得る時もあれば、
   少しずつ隠れていたストーリーがわかる『新世界』のような映画もご覧頂ければ
   面白く感じて頂けると思うのですが…。
   どうなるかは本当に分かりません。


JJインタビュ~ ’13 2月 No.3

2013-03-06 | イ・ジョンジェ
諸事情により V社の記事「ハードボイルドマン その1&2」は
現在削除されておりますが、“その1”は、
初めて知るJJの生い立ちなんぞにも触れていて ヒジョーに興味深かったので、
そのまんま訳してみたく思います。


イ・ジョンジェが映画『新世界』でチェ・ミンシク、ファン・ジョンミンと素敵なアンサンブルを
成し遂げた。
ある冬の日、石炭で一杯のスタジオに彼がダブルのスーツで現れた。
足で床を踏むと黒い煙が立ち上った。
世界の終わり、イ・ジョンジェ。非情で美しいハードボイルド マンがここにいる。

イ・ジョンジェを紹介する。
今まさに40歳になった男は、昨年髭を付け“泥棒の群れ”の一員として
1000万スコアのメンバーになった。
最近は『新世界』というギャングスタームービーの撮影を終えた。
監督公認、観客の愛、俳優として、全てのものを得た。女だけ覗いて。
彼の顔は髭が濃くなり、髪は長く豊かだ。
イ・ジョンジェの顔は彼がどんな人なのかを如実に語っている。
それは典型的な40代俳優の顔ではない。
長年戦ってきた俳優がそうであるように、疲労でやつれた肌もなく、
筋肉で顔が落ちることもなく、歳月の跡がない。
むしろ鋭い目と尖ったあご、重力を受けない足取り、長身でスマートな体と繊細な指は
肉体的には現役のモデルやバレリーナのように見える。
男性ホルモンで一杯の顔に飽きた監督は、イ・ジョンジェの美しくリズミカルな身の振り方に
目を向け始めた。
ファッション界で身につけた彼のブルジョアらしいマナーも素晴らしかった。
イム・サンス監督は彼を性的に卑劣で道徳不感症となったブルジョアとして起用し(『ハウスメイド』)、
チェ・ドンフン監督は『泥棒たち』で彼の優雅な歩き方に魅了され、
パク・フンジョン監督は『新世界』でタフな2人の怪物(チェ・ミンシクとファン・ジョンミン)に挟まれ、
その境界で激しさを秘めた彼のミニアルな“ペース”をもてなした。
彼は波風にやつれた跡がないにも関わらず、ペーソスを持った美系俳優だ。
血と骨が散り乱れた荒い男の映画の中で、彼は、マッチョが“クィーン”に近い義理と愛情を
注ぐ対象となる。
「ブラザーはこの兄貴だけ信じれば良いんだ~」と『新世界』の暴力団ファン・ジョンミンは
彼にウインクをする。

実際、彼はファッション界で多くの“ブラザー”達と成長した。ゲイとマッチョの誰もが彼を愛した。
彼は彼らに対し寛大で社交的であり、彼らは彼に新しい経験と友情を与えた。
清潭洞と狎鴎亭洞は20代のイ・ジョンジェに成功と野望の“新世界”を開いてくれた。

彼はどこからこの町に来たのだろうか?
イ・ジョンジェの出生地は京畿道、利川だ。いや違う。
それはインターネットに流布した偽情報だ。
彼は生まれが江南の貴族だ。いや、そうではない。
「チンピラ イ・ジョンジェと俳優イ・ジョンジェをチャンポンしたおかしな情報です」
イ・ジョンジェが豪快に笑った。

イ・ジョンジェは私立の名門である崇義小学校を出、清淡中学校と現代高校に通った。
両親の高い学究熱で彼の出身スペックは派手になったが、実際彼の家は貧しかった。
食事に飢えたのかは分からないが、彼はトイレが外にある一部屋の家で両親と共に過ごした。
そんな家さえもなく、三人家族がバラバラに住んだ時もあった。
「貧困を跳ね飛ばして生きました」と彼は淡々と話す。
江南に住む友人の間で異質なギャップは感じたが、不満はなかった。
「幼少期、私の夢は大きくありませんでした。月給がきちんと出る職業を持ち、
 普通の人達のように生きたかったんです。他の人達のように生きられなかったから」
彼の夢はタクシー運転手だった。
「一日分の日当を受け取り、その日一日を生活できる職業ですから」
イ・ジョンジェは狎鴎亭洞のカフェでアルバイトをし、
力のあるエージェントであり デザイナーのハ・ヨンスに抜擢された。
「夜は新寺洞のデザイン学校に通い、昼間はカフェで働きました。
 カキ氷を運んでいたのに、突然俳優になったんです」
アン・ドイル(現・イルマーレのレストラン事業家)の代打でモデルとして起用され、
「女性東亜」のモデル パク・ヨンソンと初めて画報を撮った。
もうカフェでアルバイトをする必要がなかった。

“私は私だ”というチョコレートの広告1本で彼はX世代の象徴に浮上し、
相次いで、キム・ジョンハク監督がドラマ「砂時計」に、
ペ・チャンホ監督が映画『若い男』にイ・ジョンジェをキャスティングした。
彼は柔軟な筋肉と滑らかな肌を自慢し、意気揚揚な様子だった。
そして二十才で彼はビッグ スターになった。
「急に生活環境が変わってお金が一気に入り…もの凄い嵐をむかえる気持ちでした」
しかし、多くのお金は家族間の不和を作った。
彼の家族は詐欺にもあったし、安定するまで試行錯誤を体験しなければならなかった。
彼は より多くのお金を儲けるために仕事をした。それだけ多くの酒も飲んだ。
彼には知恵が足りなかったが、若かったからどうにでも暮らせた。
彼の内面は軟弱だったが、人々は彼を強者と思った。
彼は当時、突然100万ドルを相続した未成年者同然だった。
「演技の為に生まれたと言う人達がおかしかった。私は何も準備出来てなかったんです」
彼は不安を隠さなければならなかったし、実際、現場で演技をすることより、
彼が仕事を楽しんでいるという“フォーム”を演じるため、多くのエネルギーを注いだ。
彼はカッコ良く独白もし、冗談も言って人生をあざ笑おうともし、沢山の酒を飲んだ。
「青年期を上手く過ごしてきたと思う一方、より良い方法で私の人生を生きていれば
 と言う物足りなさもあります」
彼はパーティー後、乱れたテーブルを眺めるホストのように話した。

彼にとってチョン・ウソンは血統が似た“ブラザー”だった。
とても孤独な成長期を過ごし、20代でファッション界と映画界で同時に愛を受けた。
彼らは両親が非力に見られる事を願わなかったので、お互いの不幸な過去を尋ねなかったが、
深い同志愛を感じた。
イ・ジョンジェとチョン・ウソンは『太陽はない』という青春映画に出演し、
不滅の“バーディー演技”を見せてくれた。
イ・ジョンジェは『太陽はない』以降、演技が面白いということが初めて分かった。
チョン・ウソンが高校中退の学歴を維持する反面、彼は東国大演劇映画科に進学し、
正式に演技を学んだ。

『イ・ジェスの乱』『イルマーレ』『純愛譜』『インタビュー』『オーバー ザ レインボー』
『情事』等、意味ある作品に出演しながら、映画人生 最初の絶頂期を過ごした。
その頃、イ・ジョンジェの演技を見ると安易なことではないが、“賢い”という感じがした。
彼の演技は激しくはなかったがシャープで、独創的ではないが安全だった。
主に知的な留学派監督が彼と仕事をした。1990年代はそんな時代だった。
当時登場し始めたミニアルな都会の男の中で、イ・ジョンジェほどの俳優はいなかった。
「窮地に追い込まれると頭が良く回る方です。
 多くの作品が目の前にあると、キャラクターの判断が早かった。
 多数出演した後は、欲が出て作品をもう少し検討して選び始めました。
 そうこうするうち、ある時 私の前に作品がないんです。欲を出しすぎました」
彼は個人的な業と不運でその時代を説明した。
だが、決定的に時代が変わった。
キム・デジュン、ノ・ムヒョン政府時期には、ソン・ガンホ、ソル・キョング、チェ・ミンシク、
ファン・ジョンミン、キム・ユンソクなど普通の人の顔を持つ演技派俳優の全盛時代が来たし、
作家主義の監督が大挙あふれ出た。
映画界は暫くの間、イ・チャンドン、パク・チャヌクなどの作家主義映画と、
『花嫁はギャングスター』を筆頭とした暴力団コメディ映画に二分化された。
倫理的タブーを越えた物語と下品に笑わせるコメディ映画の間で
“イ・ジョンジェ”の居場所は曖昧になった。

彼はレストラン事業やスーツ事業に手を出したが、利益を得ることは出来なかった。
親友であるチョン・ウソンとワインを探求し、熟成されたフランス産のブドウに大金を支払った。
他の俳優がホルモン焼き屋に行てった頃、彼は清潭洞のパレ・デ・ゴモンやツットベーネで
ワインと葉巻を学んだ。
「最近は何でも飲みます。良いワインに惹かれるとキリがないので」
長い間、多くの男達が興亡盛衰を繰り返すファッション界にありながら、
彼は大きな悟りを得た。
「皆は富と名誉を得るために走って行くが、結局は自分の仕事を愛し、
 熱心な人だけがそれを得ることができます。
 若い頃、先輩達にそんな話を聞いたが、30代半ばになってその道理が分かりました」

下り坂を歩く彼に新しいカードを配ったのがイム・サンス監督だ。
『ハウスメイド』でチョン・ドヨンを壊す俗物的なブルジョア男に イ・ジョンジェが
キャスティングされたと言うニュースを聞いた時、人々は困惑した。
その役をチョン・ウソンが演じるよりは良いが、
良心のない厚かましい男を演じるイ・ジョンジェも歓迎しない。
2回ほど詐欺師役をしたりしたが、彼は「砂時計」の“ボディーガード”ペク・ジェヒであり、
『情事』の“若い男”ウインだった。
「個人的にそのキャラクターがとても嫌いでした。
 でも、そんなゾッとするキャラクターを受け入れ、
 自分を守る壁を崩す私が ますます誇らしくなりました。
 ア、私も役者なんだ!と」
チョン・ドヨンにオーラルセックスを要求する台詞を撮影する時は最悪だった。
その日貰った台本はA4用紙1枚ほどに性的な要求がぎっしり埋まっていた。
即時に もう1人の自分であるチョン・ウソンにメールで台詞を送り、アドバイスを求めたが、
返事がなかった。
「ところが、さらに台詞に感情移入出来るんです。
 それが本当に恥ずかしかったりもしましたが…」
タイミング良く、チョン・ウソンが午後2時頃“できれば反対”と返信してきた時、
彼は抵抗なく無事に撮影を終えた後だった。
結果的に彼は『ハウウメイド』でカンヌ映画祭のレッドカーペットを踏んだし、
映画界と観客の“テスト”を通過し、信頼を回復した。

そして映画人生の第2ラウンドが開かれた。
韓国版『オーシャンズイレブン』と言われる『泥棒たち』が韓国映画歴代興行記録を更新した。
イ・ジョンジェという俳優が持つアンサンブルの魅力は驚くべきだった。
彼は引き続き、チェ・ミンシク、ファン・ジョンミンと共に『新世界』に、
さらに、ソン・ガンホと共に『観相』にキャスティングされた。
特にチェ・ミンシクはイ・ジョンジェを説得し、彼の映画仲間へと積極的に引き込んだ。