pianon イルギ

イ・ジョンジェを筆頭に、

韓国男優にハマリ過ぎて睡眠不足の毎日…。

んが、楽し過ぎて止めれんドォ~!

『太陽はない』 Part 5

2007-09-14 | 太陽はない
 Part 5    翻訳:mojoさん   

ミミの家。
トチョル「ミミ!!」  
ミミ 「ドコに行ってたの?今度黙って出て行ったら、もう会わないから!!」 
トチョル「ゴメンよ。」

         

アパート。
ホンギ「今度が最後だよ、母さん!!もうジャマしないよ!!」
母 「今はタイヘンなんだ。先月、父さんが入院したんだよ。」
ホンギ「今回は、命がかかってるんだ。少し貸してくれよ!!返すからさ!!」
母 「ドコに金があるっていうの?私たちは、年金で暮らしているんだよ。
   オマエ、しっかりしなさいよ!!
   若いんだから、何でもできるじゃないか!!親にたかるコトはないだろう?」
ホンギ「わかったよ!!もう、たくさんだ!!行くよ!!」
母 「明日は誕生日だろう。コレで何か食べなさい。」


 

ミミの部屋。
ミミ 「契約金を貰ったの!!出演料の半分よ!!」  
トチョル「ほんと?」
ミミ 「明日からリハーサルだから、忙しくなるわ!!何が欲しい?買ってあげる!!」
トチョル「それはスゴイ!!」  
ミミ 「美味しいモノを食べましょう!!」

ホンギ 「トチョル!!開けろよ!!ホンギだよ!!」
トチョル「どうしてココに?」  
ホンギ 「ダチの誕生日を忘れたのか?今日は、オレの誕生日さ。」
ミミ  「ホントなの?」  
ホンギ 「やあ、ミミ!!久しぶりだな!!」  
ミミ  「入って!!」
トチョル「ホントに、今日が誕生日か?」  
ホンギ 「ホントだよ!!」
トチョル&ミミ「親愛なるホンギ、誕生日おめでとう!!」
ミミ  「願い事をして!!」  
トチョル「ローソクを消せよ!!」

 

酒を飲む3人。
トチョル「ピョングクに会ったか?」
ホンギ 「そのコトは心配ないさ。アイツがオレに何ができるっていうんだ?
     …酒がなくなったな。」
ミミ  「買ってくるわ。」  
ホンギ 「金ならココにあるよ。」  
ミミ  「いいのよ。他に何かいる?」
ホンギ 「いいや。」  
トチョル「一緒に行くよ、ミミ!!すぐ戻る。」  
ホンギ 「わかった。」

ミミの金を手に取り、数えるホンギ。  帰ってきたトチョルに見つかる。



トチョル「このヤロー!!ミミの金に手を出すなんて!!」  
ホンギ 「ちがうよ!!」
トチョル「ちがうだと?」  
ホンギ 「いくら何でも、ミミの金は盗まないよ!!」
トチョル「オレは見たんだぞ!!」  
ホンギ 「何の金かと思って、チョット見ただけだよ。」
トチョル「ウソつくな!!それでもオマエはダチか?」
ホンギ 「わかったよ!!オマエはいいヤツで、オレはクズさ!殴れよ!!やれよ!!」
トチョル「オマエみたいなヤツは、ぶちのめしてやる!!クソッタレ!!
     オマエに会ってから、いいコトなんて全然ない!!
     ホントにとんでもないヤツだ!!
     オレとミミの前に、2度と現れるなよ!!」

ホンギから貰った上着をつき返すトチョル。
ホンギ 「これっきりか?コレは持って行けよ。」  
トチョル「ついて来たら殺すぞ!!」

 
 最良のパートナーなのに、人生思うようにイカンもんですのぉ p
                動画は  コチラ 

ミミの部屋。
ミミ 「アイツは何処?」  
トチョル「行ったよ。」  
ミミ 「もう、会わないで!!アナタのためにならないわ。」
トチョル「そんなコト言うなよ。ホンギは、可哀想なヤツなんだよ…」
ミミ 「アイツのしたコトを見ても、まだかばうの?」  
トチョル「アイツは、金が必要なんだよ。」
ミミ 「アイツには何度も騙されてるのに、アナタってバカなの?
    私が、どんな思いをしてこのお金を手に入れたか、知ってるでしょう?」
トチョル「わかったよ!!もう、たくさんだ!!」  
ミミ 「ケンカをする気?したいの?」
トチョル「ゴメン、アイツのコトは気にするなよ。」
ミミ 「何か言ってみなさいよ!!私より、アイツの方が大事なの?」
トチョル「キミに、そんなコト言う資格はないよ。」  
ミミ 「どういう意味?」
トチョル「成功した気になってるキミの、得意気な顔なんて見たくない。」
ミミ 「私が変わったから、愛していないと?
    私が落ち込んでた時、アナタはドコにいたのよ?」
トチョル「キミは正しいよ。オレたちは違いすぎる。」  
ミミ 「今頃、気が付いたの?」

 

ミミの部屋を飛び出すトチョル。  外には、ホンギが置いて行った上着がある。

ピョングクの事務所。
ピョングク「コレは何だ?」  
ホンギ 「有り金、全部です。売れるモノは、すべて売りました。
     もう少し時間をください。最後のお願いです、兄貴。」
ピョングク「兄貴と呼ぶなと言っただろう!!全額返しても、オマエを許さない。
      ナゼだかわかるか?」
ホンギ 「すみません、兄貴。」
ピョングク「オマエを見てるとムカツクんだよ!!金は返さなくていい。血液型は何だ?
      オマエに同情する気はない。臓器は売ってないだろ?売ってこい!!
      死ぬ前に何か役に立つコトをしろよ!!」

 

電話が鳴る。
ピョングク「もしもし、兄貴ですか?…そんな、困らせないで下さいよ。
      今、タイヘンなんですから…」
そばにあった植木鉢でピョングクのアタマを殴るホンギ。 倒れるピョングク。

ボクシングの試合会場。  
トレーナー「そのままいけ!!いいぞ!!」
ゴングが鳴る。
トレーナー「いいか、もう少しヤツに近付け!!距離は保って、連打しろ!!」

呆然と道を歩くホンギ。
呼び込み「いいコがいますよ!!どうです?」  
ホンギ 「あっちへ行け!!」

楽屋。
社長 「気を落とすな。チャンスはまたある。オレを信じろ!!」
出て行くミミ。

病室。
母 「オマエ、何しに来たの?治療費だって払えないっていうのに…」
ホンギ「心配するなよ。行くよ!!」

 

病院の廊下。
ホンギ「(妹に)コレ、母さんに渡してくれ。明後日は誕生日だろ。
    オマエ、大きくなったら美人になるぞ。」

 

リングの上。
トチョル 「タオルは投げないでください!!」
相手に倒されても、立ち上がるトチョル。
トチョル「かかって来い!!コワイのか?来いよ!!」
また倒され、試合に負けたトチョル。
トチョル 「まだ、できます!!このヤロー、かかって来い!!」  
トレーナー「もう終わりだ!!やめろ!!」

控え室。  ホンギが来る。
トチョル「試合、見たか?」  
ホンギ 「いい試合だったよ。オマエが、こんなに強いとは思わなかった。」
トチョル「(泣きながら)ホンギ…オレは勝てたんだ。勝てたはずなんだ…」



ミミの家。
ホンギ 「電話してから来ればよかったな。」  
トチョル「トラブルを抱えてるのか?」
ホンギ 「トラブルか…ミミは、オレを見たら怒るだろうな。
     オマエ、彼女とモメたくないだろ?行こうぜ!!」
トチョル「もう少し待とう。行くトコでもあるのか?
     ミミに会ったら、オマエから謝るんだぞ!!」  
ホンギ 「わかってるよ。」

 

夜明け。
トチョル「自分で仕事がしたいんだ。一緒にやろうぜ!!」
ホンギ 「いくらある?」  
トチョル「金が必要か?」  
ホンギ 「まったく…」
トチョル「何、笑ってんだよ?」  
ホンギ 「オマエって、バカだな!!」

ホンギの顔を、軽く殴るトチョル。
ホンギ「コイツ、何で殴るんだよ!!」

 


                                       END



 mojoさん、前回の「エアシティ」に続き、今回も翻訳 カムサハムニダ~
   これで益々ホンギへの愛が しましたドォ~


『太陽はない』 Part 4

2007-09-13 | 太陽はない
  Part 4    翻訳:mojoさん   

カフェ。
トチョル「ココにいるって、どうしてわかった?」
ホンギ 「ジムを辞めたんだって?どうやってやっていくんだ?
     昨日オレが言ったコト、考えてみてくれたか?
     頼みごとをするのはコレで最後だから、助けてくれよ!!」
トチョル「もう、たくさんだ!!失せな!!」  
ホンギ 「ダチにそんなコト言うのか?ヒドイぜ!!」
トチョル「行けよ!!」  
ホンギ 「わかったよ…こんなコトやめろよ!!」  
トチョル「行け!!」

 

ミミが来る。
ミミ 「外で話せる?ゴメンね、約束があって…」  
トチョル「少しの時間もないの?」
ミミ 「大事な約束なの。明日、会わない?ジムに電話するわ。」
トチョル「辞めたんだ。」  
ミミ 「そうなの…もう行くね。」

 

雨が降る路上を走るトチョル。  車でついて行くホンギ。
ホンギ「トチョル!!乗れよ!!乗れってば!!ガンコなヤツだ。
    カゼひくぞ!!もう、やめろよ…
    イ・トチョル選手!!右に続いて左、強烈なパンチです!!
    対戦相手はフラフラです!!
    イ・トチョル選手!!タイトル獲得はもうすぐです!!
    ココで、相手の猛烈なパンチ!!
    イ選手の顔面をとらえ、鼻が折れました!!
    勝利は目前だったのに、次のラウンドまで待たなければなりません…」

思わず笑いながら、立ち止まるトチョル。
ホンギ 「乗れよ!!オレの言ったコトは忘れてくれ。」  
トチョル「やるよ。」



果物店。  取立てのため、店内を窺う2人。  
ホンギ「客は帰ったか?」

ビルの屋上。  
ホンギ「17で家を出てから何でもやった。」

店に入り、店主を脅す2人。  
主人「誰の使いだ?」

車内。
社長 「アイツはオレたちに借金があるのに、返さない。
    ヤツみたいなヤローは、痛い目にあわせて、わからせてやらないとな。」

屋上。  
ホンギ「100万あったら、何でもできるのに…」

車内。  
社長 「トチョル、よく聞け。利口なヤツはチャンスをつかむものだ。」



屋上。  
トチョル「夢だけで食っていけないコトはわかるさ。生活のためにも生きないと…」
ホンギ 「ウソつけ!!バカ!!」

店内を荒らす2人。  
ホンギ 「借金しておいて、踏み倒すのか?」

車内。  
社長 「(ホンギに)ピョングクがオマエの話をしていたが、オレは何も言っていない。
    余計な心配せずに、この仕事に集中しろ!!」

屋上。  
ホンギ「見てろ!!あと6年で成功してやる。」

車内。  
社長 「仕事が終わったら金をやる。さっさと片付けろ!!」

店内。  2人が脅しているところに、主人の母親が来る。
母 「どこにいるの?」  
主人「ココだよ!!」

屋上。
トチョル「金持ちになれば、皆オマエを尊敬してバカにはしない。」
ホンギ 「去年、競馬で100万儲けたんだ。今までのを合わせると1200万だ。
     ビルを買ってりゃ金持ちになれたのに…」

店内。  
ホンギ「(入ってきた母親を見て)トチョル!!もうやめろ!!終わりだ!!」

屋上。
トチョル「そんなに金が大事か?」
ホンギ 「もしこのビルを買ったら、500万の賃貸料だぜ。
     金さえあれば、人生が楽しめる。
     毎日が思い通りだ。オマエはどう思う?」

 

店内。
トチョル「行こう!!はやく!!」  
ホンギ 「金を取らないのか?」  
トチョル「そんなモノいるか!!クソッ!!」

屋上。
トチョル「母さんは2年前に死んだ…今夜はジムで寝るよ。」
ホンギ 「オレは行くところがある。また明日な!!」

 

ジムの前で、トチョルを待つミミ。
ミミ 「さっきはゴメンね!!」  
トチョル「うまくいったの?」
ミミ「いいえ、私ってバカよね?女優になりたいだなんて…そう思わない?」
トチョル 「何かあったの?」
ミミ 「化粧品のCMのオーディション、受かると思ったんだけど…
    ガッカリはしてないわ。自分のコトは、よくわかってるから。」



露天でビデオを売るホンギ。
子供 「おじさん、コレいくら?5千ウォンしかないんだけど…」
ホンギ「おい…5千で売ったら、オレが5千損しちまうよ。」
子供 「そんなにバカにしないでよ!!」  
ホンギ「何だと?オマエいくつだ?」
子供 「アンタには関係ないでしょ!!ちがう?」  
ホンギ「親は、オマエにこんなモノ見せるのか?」
子供 「親がイイって言ったら、アンタは子供にでも売るの?」
ホンギ「オマエは、コレを見るには若過ぎるよ。やめときな!!」  
子供 「うるさいな!!」

ピョングクが追って来る。  駐車場の車の陰に隠れるホンギ。
ピョングク「ホンギ!!そうやって隠れてな!!
      静かにしろ!!聞こえるぞ!!ホンギ!!
      オマエ男だろ!!情けないヤツめ!!3日だけやる!!
      それまでに来なければ、命はないぞ!!覚えとけ!!ホンギ!!」

 

ミミの家。  朝食を食べる2人。
トチョル「うまいよ!!」
ミミ 「おじさんがセールスマンなの。仕事を探してもらうわ。いや?」
トチョル「いいや、考えておくよ。」  
ミミ 「なぜ?仕事が必要でしょ?」

ミミのケータイが鳴る。
ミミ「もしもし?あっ社長さん!!はい、何ですか?3時前?時間はあります!!」
出かけるミミ。  
ミミ「行くね!!私を待たないでね!!」

 

ピョングクからの電話。
「ホンギ、3日経ったぞ!!オレから逃げられると思うか?カタをつけないとな…」

トチョルに電話するホンギ。 「オレだよ!!すぐに連絡してくれ!!」

 

宝石店の前。
ホンギ 「トチョル!!」  
トチョル「誰の車だ?」  
ホンギ 「盗んだんだ。運転してくれ。早く!!」
トチョル「どういうコトだ?」  
ホンギ 「もう1度オレを助けてくれよ!!」

店に侵入して、宝石を奪おうとするホンギ。  アラームが鳴る。
トチョル「おい、逃げるぞ!!行こう!!このヤロー!!逃げるんだよ!!」
ホンギ 「放せよ!!コレを盗らなきゃ!!」  
トチョル「正気か?ムショに行きたいのかよ?」
ホンギ 「ああ、オレはイカれてるさ。コワイならオマエ1人で逃げろよ!!クソッ!!
    オレはやってやる!!このヤロー!!」



車ごと店に突入するトチョル。  
ディスプレイのガラスが割れ、中の宝石を盗るホンギ。
トチョル「サツが来る!!逃げよう!!サツだぞ!!」  
ホンギ 「待てよ!!」
トチョル「サツだってば!!」  
ホンギ 「知るか!!もっと持ってくぞ!!」
トチョルが警官を殴り、2人は車で逃走。

海辺の2人。
ホンギ「ちぇっ、何も見えねえや!!」
酒を飲む2人。
ホンギ 「ミミとケンカしたのか?」  
トチョル「オレとは合わないんだよ。」
ホンギ 「あの娘はいいコだから、大事にしてやれよ。」  
トチョル「借金はいくらあるんだ?」
ホンギ 「聞くなよ、わかったか?オレには何もない…」

 

海の中に入り、泣くホンギ。  チャンピオンになる自分を夢見るトチョル。
海の中で叫ぶホンギ。  
  「ホンギ!!オマエならできる!!ピョングクのヤツ、見てるがいい!!」
沈みそうなホンギを助けるトチョル。
ホンギ「オマエ、オレを殺す気かよ?」
トチョル「オマエが自殺するのかと思ったんだよ!!何、泣いてるんだ?」

 

夜明け。
ホンギ 「オマエも、オレを腰抜けだと思うか?」  
トチョル「いいや、腰抜けはオレさ。リングに上がるのがコワイんだ。」

日の出。
トチョル「キレイだな!!こんな日の出を見たのは初めてだ。」
ホンギ 「アホか!!でも、こんなキレイな日の出はドコにもない…
     一生ココに住みたいな。」
トチョル「冗談だろ?1ヶ月ももたないさ。」  
ホンギ「そうだな。」

 

海辺で、子供たちとサッカーをする2人。  
ホンギ 「さあ、行こうか!!」

 
金も仕事もないけれど、これが青春なのダ!(少し年はイッテるけど…) p
                動画は  コチラ 


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『太陽はない』 Part 3

2007-09-12 | 太陽はない
  Part 3    翻訳:mojoさん   


カフェ。
ホンギ 「横を向いて…横顔を見たいんだ。
     スギョン、誰もが女優になれるワケじゃないんだよ。演技の経験は?」
スギョン「ないわ。」  
ホンギ 「初めてか?『レジェンド・オブ・ヒーロー』観た?」 

 

ジム。
トチョル 「オレのやりたいコトは、わかっているでしょう?」  
トレーナー「ああ、でもやめろ!!」
トチョル 「なぜ、そんなコトを言うんですか?
      オレみたいなヤツのコトは、よく知っているでしょう?」
トレーナー「オレが、オマエよりマシだとでも思っているのか?車や家を持っていると?
      正直に言うと、オマエはボクシングには向いていない。
      こんなコト言って悪いが…」
トチョル 「兄貴、オレは世界チャンピオンになりたいワケじゃないんです。」

 

カフェ。
ホンギ 「本気か?アタマにくるな!!」  
スギョン「貸すだけだから…返してくれればイイのよ。」
ホンギ 「こんなの、しまっとけよ!!」  
スギョン「車も使って!!私は、ママのに乗るから。」
ホンギ 「とりあえず預かっておいて、利子をつけて返すよ。
     近々、別のビルを建てるつもりだから、チョット物入りでね。」

トチョルがやって来る。
トチョル「オレをコケにしてくれたな!!」  
ホンギ 「(スギョンに)チョット向こうで話してくるよ。」
トチョル「コレは持って帰りな!!コイツはペテン師だ。」  
スギョン「あなた、誰?」
ホンギ 「誰がペテン師だって?」  
トチョル「何してる?さっさと行けよ!!」
ホンギ 「スギョン!!こっちに来いよ!!
    (トチョルに)あの通帳にいくら入ってるか知ってるのか?
    このヤロー!!大金だぞ!!」
トチョル「だから何だ?オレの金を盗っただろう?ドコだ?返せ!!このヤロー!!」
ホンギ 「放せよ!!」  
トチョル「金が先だ!!」  
ホンギ 「分かったから、放せ!!」



金を出すフリをして逃げ出すホンギ。 追いかけるトチョル。
トチョル「クソッタレ!!」  
ホンギ 「何がクソッタレだ!!」  
トチョル「金を返せ!!」
ホンギ 「全部使っちまったよ!!」

 

路上でピョングクたちに追われ、パトカーのボンネットに上って、わざと逮捕されるホンギ。
再びジムに戻り、練習を再開するトチョル。

警察署の前。 釈放されるホンギを迎えに来るトチョル。
ホンギ「ゴメン…トチョル!」 
ホンギを殴るトチョル。
ホンギ「何だよ、コイツ!!いいパンチだったよ。もう、謝ったじゃないか…
    コレで十分だろ?腹減ったから、奢ってくれよ。金持ってるだろう?」

 

後ろから追ってくるピョングクたちに気付くホンギ。
トチョル「誰だ、アイツら?」  
ホンギ 「いいから行こう!!」  
トチョル「何だよ?」
ホンギ 「行こうって!!」  
トチョル「何でついて来るんだよ?」  
ホンギ 「行こうぜ!!」
トチョル「(ピョングクに)何で、ついて来るんだよ?」  
ホンギ 「逃げよう!!」
ピョングク「オマエには用はないから、すっこんでな!!ホンギ!!こっち来い!!」 
トチョル「やろうぜ!!」  
ホンギ 「逃げろ!!」  
トチョル「やらないのか?」  
ピョングク「来ないのか?クソッタレ!!」  
トチョル「やろうぜ!!」  
ホンギ 「ケンカはヤダよ!!」  
トチョル「このヤロー!!」
トラックにつかまって逃げる2人。

 

ジムで練習するトチョル。  彼のパンチに倒れるトレーナー。
トチョル「大丈夫ですか?」  
トレーナー「ああ…オマエ、上達したな。試合に出られるぞ!!」
会長  「試合やるか?」  
トレーナー「まだ早い。」  
トチョル「出来ると言ったでしょう?」
会長  「じゃあ、やろう!!」  
トレーナー「まだです!!」  
トチョル「やります!!」
会長  「ソンフンの、タイトル戦に向けての試合だ。4ラウンドまでは頑張れ。
     じゃないとツマラナイからな!!」
トチョル「オレがヤツに負けると?」  
トレーナー「もう以前のヤツじゃない。4ラウンドもてば奇跡だよ。」



デートするトチョルとミミ。
ミミ 「重要な役なの。まだ決まったワケじゃないけど、ウマくいくと思うわ。」
トチョル「オレの試合も大事なんだ。もし勝てたらチャンスさ。」

 

ジムにやって来るホンギ。
ホンギ「何してる?先に寝るぞ!!」 
『ロッキーのテーマ』をBGMに、リングの上で練習するトチョル。

ホンギ 「(テープを止めて)何でこんな曲聴いてんだよ?ダサイぜ!!」
トチョル「何かかけろよ!!」
自分のテープをかけて、鏡の前で踊るホンギ。
ホンギ 「カッコイイだろ?どうだよ、コレ?」

  
 ジョンジェの腰振りは予想通り見事  ウソンのコミックダンスも上出来  p
                動画は  コチラ 

ビルの中。
男 「ローンが残ってるが、車は貸してやる。」  
ホンギ「ありがとうございます、兄貴。」
男 「ピョングクがオマエを捜してたぞ。」  
ホンギ「利子が元金の10倍になってるんです。」
男 「まずコレを払って、私に借りたと言って、残りはすぐに返すと言え。
   ヤツに会ったら、よく言っておくから…オレの仕事をする気はないか?」
ホンギ「ありがとうございます、兄貴。でも…」  
男 「オマエには向いてないか?」
ホンギ「オレも25ですから、見込みのあるコトがしたいんです。
    皆がオレをいい加減なヤツだと言うが、それはヤツらがオレのコトを
    分かってないからですよ。
    1度成功したら、ヤツらの見方も変わりますよ。」
男 「気が変わったら、連絡しろ。」

 

ショッピング帰りのトチョルとミミ。
ミミ 「さっきの店にサイフを忘れてきちゃった!!」  
トチョル「取って来るよ!!」
ミミ 「イイの。私が行くから車の中で待ってて!!すぐ戻るね!!」
パンチドランカーの症状が出て、ボンネットの上に倒れるトチョル。

ゴルフ練習場。  もう1度仕事につけるよう社長に頼むホンギ。
社長 「チャンスをやる。トチョルを連れて来い。
    アイツがいなけりゃ、オマエに用はない。」

 

ジム。
ホンギ 「(ジャージの上着を差し出して)やるよ!!」
トチョル「社長の所は辞めたんだろう?それに、何でオレまで行くんだ?
     オレが行くつもりのないコトは、わかってるじゃないか!!」
ホンギ 「金がいるだろう?文無しで、どうやって生きていくんだ?
     試合だって、勝てるチャンスはほとんど無いんだろう?違うか?」
トチョル「オレが負けると思ってるんだろう?ああ、皆そうさ!!
     オレが勝つと思うヤツはいない。
     ホントにそう思うか?ふざけんな!!誰が勝つか知りたいか?見てろよ!!
     オレには自信があるんだ。勝つさ!!」
ホンギ 「勝ってどうなる?いくら貰える?
     チャンピオンになるまでに、何試合戦わなきゃならないんだ?」 
トチョル「試合をする理由がわかるか?  
ホンギ 「金だろう?」
トチョル「絶対に違う!!オレは…ウマく言えないが、金のためだけじゃナイんだ。
     相手を倒せるってコトを証明したいだけなんだ。わかるか?
     くだらんコトを言うならココには来るな!!」
ホンギ 「来たくて来てると思うか?行く所がないと思うか?
     20世紀のうちは生きていけるさ…女の所でね。」
トチョル「じゃあ、行っちまえよ!!このヤロー!!オマエはクソッタレだ!!」
ホンギ 「どうしようもなくなったら、そうするさ。今はまだだ。」

 

ジムでの練習。
トレーナー「いけ!!パンチだ!!
      …やめろ!!もういい!!どうした?気分でも悪いのか?」
トチョル 「兄貴、もう1度お願いします!!」  
トレーナー「いけ!!」
反撃できないトチョル。
トレーナー「やめろ!!トチョル!!オマエ、大丈夫か?下りて少し休め!!」
ジムの隅でうずくまるトチョル。
トレーナー「どうだ?」  
トチョル 「大丈夫です…大丈夫だと言ってるだろう!!」

 



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『太陽はない』 Part 2

2007-09-09 | 太陽はない
  Part 2    翻訳:mojoさん   


カフェ。
男 「女房が、オレの身辺調査を頼んだって?」  
ホンギ「イイ写真がたくさん撮れましたよ。」
男 「じゃあ、なぜオレに見せないんだ?」  
ホンギ「べつに…実は、今ちょっとピンチでね。」
男から小切手を受け取るホンギ。
ホンギ「トチョル!!来いよ!!」

 

社長の部下のチャンミンが、一部始終を見ている。 慌てるホンギ。
ホンギ 「オマエ、何でココにいるんだよ?」_  
チャンミン「べつに…ただ雇われただけだよ。いくらせしめたんだ?」
ホンギ 「オマエだって、ボスに搾取されてるんだぞ!!」  
チャンミン「そんなの関係ないよ。」

路上で、ピョングクたちに車で連れ去られるホンギ。

 

カフェ。
トチョル「女優になりたいんだろ?」
ミミ  「べつに…皆そう聞くけど、ホントに知りたい?」  
トチョル「ああ。」
ミミ  「話したくない。言ったらきっと笑うわ。」  
トチョル「笑わないから、言ってみて。」
ミミ  「イヤよ。でも、見てて!私、自信があるの…あっ鼻血がでてる!!」

ハンカチを差し出すミミ。
トチョル「ありがとう!大丈夫だよ…時々こうなるんだ。
     試合の後は、眠れない。いろいろ考えすぎて興奮しちゃうんだ。」
ミミ  「何?女のコのコト?」  
トチョル「減量してるから、食べ物についてさ。」
ミミ  「試合が終わるまでちゃんと食べられないなんて、良くないわ… 
     行くね!約束があるの。」

 

突然の雨。
トチョル「ちょっと待ってて!!」
ミミのために、傘を買ってくるトチョル。
ミミ 「電話するね!!」

家に帰ると、ホンギがベッドに寝ている。
トチョル「早いな!さっきミミに会ったよ。ホンギ、どうしたんだよ?
     オレの顔が見たくないのか?
     (殴られたホンギの顔を見て)その顔、どうしたんだ?」
ホンギ 「ほっといてくれ!!」  
トチョル「誰にやられたんだ?」  
ホンギ 「ほっといてくれよ!!」

 

興信所。
社長 「面倒見てやったのに、裏切るのか?このヤロー!!
    ケータイと車のキーをおいて出て行け!!
    (トチョルに)オマエはいろ。仕事がある。最近は取立てが多いんだ。」
トチョル「オレも辞めます。」

 

ホンギ 「オレのために辞めてくれて、ありがとな!!」  
トチョル「オマエのためじゃないよ、アホ!!
     オレは子供の頃から、ダチには誠実なんだ。
     ダチのためには何でもやる。チンピラになっても、それは変わらない。
     ボクシングをやり始めてから、自信がついたんだ。」
ホンギ 「稼ぎもイイもんな。」  
トチョル「何で、金ばかり気にするんだ?」
ホンギ 「金があれば、ビルも買える。夢がかなうのさ。」
トチョル「オマエ、ボクシングのコト、どれだけ知ってるんだ?」  
ホンギ 「何だよ…」

         

道端で酔っ払う2人。
ホンギ 「学校では人生は学べない。社会に出て学ぶのさ。 
     オマエ、学校での成績はオレと似たようなモノだろ?
     大学には行ってないだろ?」
トチョル「行ったよ。チョットだけ…スポーツが得意だったから。」
ホンギ 「最近は、バカでも大学に行くんだな。オレには、そんな必要はない。
     金があれば、学校を作ってやる。
     成績の悪い奴らを集めて、教師になれるくらいにしてやるさ。
     どうだ?そうすりゃ、ラクラク金持ちになれる。」

 

道を、フラフラと歩く2人。
ホンギ 「オマエには人生の計画があるのか?ただ、ブラブラしてんのか?」
トチョル「オマエと一緒にいるつもりはないから、気にするなよ。
     やりたいコトをやればイイ。」
ホンギ 「オマエはオレを信じればイイのさ。」
トチョル「オマエって、たわ言ばかり言ってるな。ホントにイライラするよ!!」
ホンギ 「明日、パーティに連れて行くよ。」  
トチョル「行かないよ。」   
ホンギ 「ミミも行くぞ!!」

パーティー会場。 芸能プロダクションの社長に挨拶するホンギ。  
ホンギ「こんにちは、チョ・ホンギです。ミミはご存知ですよね?」
社長 「ミミ、おまえ、いつから売れっ子になったんだ?
    紹介したい友人がいるから、行くぞ!!
    オレのオフィスは、すぐ向い側だ。」
監督 「スタイルがイイな。」  
ホンギ「イイでしょう?監督、彼女は有望ですよ。」
社長 「ジャマしないで、あっちで飲んでろ!!」  
ホンギ「じゃあ、あとでな、ミミ!!」
監督 「ミミだね?この業界のルールは知ってるだろう?遊びじゃないんだよ。」



ミミと踊る2人。
トチョル「ミミ!!一緒に踊ろうよ!!」  
ミミ  「ゴメン、戻らないと…」

社長 「リー監督のオーディション受けるか?」  
ミミ 「すごい!!」
社長 「アイツらとは、付き合わない方がいい。」
トチョル「ミミ、来いよ!!一緒に踊ろう!!」
社長 「大事な話をしてるんだ。」  
トチョル「来いよ!!」
社長 「ココは、オマエらみたいなヤツの来るところじゃない。わかったか?」

ホンギ「コイツ、酔っ払ってるんですよ。」  
男  「何だ、このヤロー!!」  
トチョルをかばうホンギを、殴る社長。
トチョル「このヤローって誰のコトだ?」
社長に掴みかかるトチョル。
ミミ 「何してるの?もう、やめて!!」  
トチョル「オレのせいで、恥ずかしいのか?」
ホンギ 「行くぞ!!バカヤロー!!」  
トチョル「オマエも恥ずかしいのか?」
ホンギ 「もう、やめろ!!」  
トチョル「何だと、このヤロー!!オレのコトが恥ずかしいって?ふざけるな!!
     オマエはオレよりマシなのかよ?」
社長 「早く警察を呼べ!!」 
トチョル「ああ、呼んでみろよ!!オレをバカにしてんだろ?え?
     オマエら、何見てんだよ?オレとやるか?かかって来いよ!!」
ホンギ 「もうイイ、やめろ!!行こう!!」
社長が背後から、ビール瓶でトチョルのアタマを殴る。



病室。
トチョル「彼女に連絡したか?」  
ホンギ 「誰だよ?」  
トチョル「ミミさ!!」
ホンギ 「何でオレが連絡するんだよ?」  
トチョル「保険料はいくらだ?」
ホンギ 「ココにあるよ。出来るコトは全部やった。
     オマエが悪いんだから、こんなもんさ。」
トチョル「100万ウォンだけか?」  
ホンギ 「だから何だよ?」  
トチョル「コレ何だ?」
ホンギ 「ケータイさ。新しいやつだよ。」  
トチョル「上着脱げよ!!脱げったら!!」
ホンギ 「オレを信じないのか?じゃあ、脱ぐよ。
     オマエのために1日中走り回ったのに、こんなコトするのかよ?」
トチョル「いいから脱げよ!!」
ホンギ 「わかったよ!!金は200万ウォンだ。山分けしようぜ!!」
トチョル「全部出せよ!!」  
ホンギ 「オマエ、本気かよ?…400万ウォン、全部オマエのだ。」
トチョル「半分はオマエにやるよ。ケガはたいしたコトないし…」
ホンギ 「オレがどれだけ心配したか、わかってるのか?」
トチョル「オレの分は、口座に入金しておいてくれ。通帳、なくすなよ!!」
ホンギ 「わかったよ。退院したら、楽しもうぜ!!バカンスだ!!」

 

荷物をまとめて家から出て行くホンギ。
退院して家に戻ったトチョルは、ホンギが自分の金を盗んで逃げたコトに気付く。

ホンギに電話するトチョル。
 「コレで15回目の電話だ。いい加減ウンザリだ。
  今、時間あるか?金を返せば、許してやる。
  ホンギ、オマエがこんなコトするとは思わなかったよ。
  金を返さないと、殺すぞ!!本気だからな!!」 


 
 ホンギってド~しようもない奴だけど、憎めない可愛さがある… p
                動画は  コチラ 


ミミに電話するトチョル。
 「トチョルだ。この前はゴメンよ。酔っ払ってたんだ。
  ホンギと連絡がとれたら、教えてくれないか?
  どうしても、アイツを見つけなきゃならないんだ。」


 Part 3へ



『太陽はない』 Part 1

2007-09-09 | 太陽はない
「エアシティ」に続き、今回の『太陽はない』も、mojoさんに翻訳して頂きました
P子は、画像貼りにて(あくまでもジョンジェ中心)お邪魔いたします
んじゃぁ、行ってみるベーーー




『太陽はない』  1998年製作
監督  キム・ソンス
主演  チョン・ウソン(トチョル)   イ・ジョンジェ(ホンギ)


  Part 1    翻訳:mojoさん   


KOで、ボクシングの試合に負けたトチョル。
会長「オマエ、ぶちのめされたのか!!役立たずが・・・」

 

更衣室。
相手 「まだいたのか?今日はどうだった?」
トチョル「オマエは、今日はラッキーだっただけだ。オレのコト、バカにするのか?」
相手 「誰をだよ?」  
トチョル「バカにしてんのか?」
相手 「負けは負けだよ!」  
トチョル「ああ、オレは敗者だ!それが何だよ?」
相手 「クソったれ!!」  
トチョル「このヤロー!!」
相手を殴るトチョル。

アパートのドアを叩くホンギ。
妹 「だれ?」  
ホンギ「母さんはいるか?」  
妹 「いないわ!」
ホンギ「ウソつくなよ!さっき電話した時はいたじゃないか!イテ~っ!!」
妹が、ムリヤリ閉めたドアに指を挟むホンギ。
ホンギ「開けろよ!!指が折れるじゃないか!!金さえくれれば帰るよ!!
    オレを生んだんだから、責任取れよ!!金をくれなきゃ帰らないからな!!」
母親がドアを開け、金を投げ落とし、すぐにドアを閉める。
母 「これが最後だよ!もう来ないでおくれ!」
ホンギ「わかったよ!!」
母 「これで精一杯なんだよ!自分のためにもとっておかないと…」
ホンギ「もう来ないよ!!頼まれたって来るもんか!!」

 

路上で、借金をしている高利貸(ピョングク)に見つかり、逃げるホンギ。 
捕まって車に閉じ込められる。
ピョングク「ヤツを出せ!!」
ホンギ 「1ヶ月ください。絶対に返しますから。」
ピョングク「ホントに返せるのか?」  
ホンギ 「はい、兄貴。ホントです。」
ピョングク「兄貴と呼ぶな!!2度と兄貴と呼ぶなよ!!」  
ホンギ 「すみません、兄貴。」
ピョングク「オレの言うコト、聞いてなかったのか?ん?来いよ!!」
ホンギを殴って蹴るピョングク。
ピョングク「オレの1番キライな人間は、どんなヤツだと思う?
      借金をしておいて返さないヤツ。オマエだよ!!」
ホンギ 「すみません。オレが悪いんです。」

 

ホンギの部屋、鏡の前。
ホンギ「クソっ!何で顔をヤルんだよ!!」  
ケータイが鳴る。 「もしもし…」

路上でトチョルと会うホンギ。
ホンギ「ついて来な!」
トチョルを自分の勤める興信所に連れて行く。



社長 「(トチョルに)明日から仕事を始めろ。友人の紹介だから、雇ってやる。」
トチョル「ありがとうございます。」  
社長 「ジムにいたんだよな?寝る所はあるのか?」
トチョル「いいえ。」  
社長 「ホンギ!!」



ホンギの部屋に転がり込むトチョル。
ホンギ 「何年生まれだ?」  
トチョル「74年だよ。」
ホンギ 「じゃあ、年下だな。オレを先輩と呼ぶべきだが、兄貴でイイよ。わかったか?
     オレを見ろよ!!ちゃんと聞いてんのか?
     興信所に勤めてるなんて、誰にも言うなよ!!面倒なコトになるから…」
トチョル「給料は?」
ホンギ 「能力給だよ…オマエ、何だよ、その言葉使いは!!」
トチョル「オレを殴るか?やってみろよ!!」  
ホンギ 「オマエ、何言ってんだよ?」
トチョル「74年生まれか?75年じゃないのか?」  
ホンギ 「いい加減にしろよ!!」
トチョル「殴れよ!!」  
ホンギ 「やるぞ!!」  
トチョル「かかってこいよ!!」
ホンギ 「コイツ、もうガマンできねえ!!」

 

身辺調査をする2人。 後から偵察係のチャンミンがついて来る。
ホンギ 「(チャンミンに)ついて来るなと言っただろう!
     アイツを信用するなよ!社長の手下だから。」
トチョル「オマエのコト、詐欺師だってさ!」  
ホンギ 「ヤツのコト、信じるのか?」
トチョル「オレにウソつくなよ!!」

路上に座り込む2人。
トチョル「身辺調査なんてキライだよ。オレたち、違法なコトやってるんだろう?」
ホンギ 「『トゥ・カップス』観たか?パク・チュンフンはキチンと法を守るが、
     アン・ソンギは守らない。
     どっちが利口だ?アン・ソンギだろ。やっぱり、金持ちにならなきゃな。
     最近じゃあ、ビルを持ってるのは社長か重役だよ。
     それは、奴らが金持ちだからさ!!」
トチョル「おい、オマエはドコに住んでるんだ?」  
ホンギ 「自分で借りてるさ。」
トチョル「オレだって、毎日1万ウォン渡してるだろう!!」
ホンギ 「このビルは、去年は200万ドルの価値があったのに、
     今はたったの100万ドルだ。
     6年あれば…6年後には、オレが買ってるよ!!」
トチョル「60年はかかるよ!!」  
ホンギ 「おい!!何だよ!!」

 

ボクシングの試合会場。
トレーナー「トチョル!久しぶりだな!仕事を見つけたんだって?どんな具合だ?」
トチョル 「まあまあです。」
トレーナー「男なら、どんな仕事でもできるさ。しっかりな!」

      

ホンギの家の前にいるトチョル。 ドアが開き、女のコが出てくる。
ホンギ 「ミミ!!次に来る時は、写真を持って来いよ!!」  
ミミ  「わかったわ!!」
ホンギ「紹介するよ。トチョル、彼女はミミだ。ミミ、コイツはオレのダチだよ。」
トチョル「こんにちは!」  
ミミ  「こんにちは!じゃあ、行くね!電話して!!」
ホンギ 「彼女、イイだろ?」  
トチョル「痩せすぎだよ。オマエのガールフレンドか?」
ホンギ 「女はたくさんいるさ。あのコは、女優にしたいんだ。」
トチョル「オマエ、映画のコト、知ってるのか?」
ホンギ 「何だって知ってるさ。映画だけじゃなくて…」  
トチョル「あきれたヤツだ!!」



借金を取り立てる2人。
ホンギ「オレがキライな人間は、どんなヤツだと思う?話のわからんヤツだ。
    オレの言うコトをよく聞いて、イライラさせるなよ!!聞いてんのか?」
男 「文無しなのに、どうやって返せばいいんだ?」
ホンギ「おじさん!!払えないなんて言うなよ!!
    オレはボクサーだが、暴力はキライでね。」
男 「ボクサーだって?それでオレがビビるとでも思ってるのか?このヤロー!!」
ホンギ「トチョル!!来いよ!!」  
トチョル「早いトコ済ませて帰ろうぜ!!」
男 「オマエら2人、アホ面さげて何やってんだ?役立たずめ!!さっさと帰りな!!
  殴ってみろよ!!こいよ!!」
男をボコボコに殴るトチョル。
ホンギ「もうイイからやめろ!!ほら、やめろよ!!」  
男 「頼むからやめてくれ!!」
男から金をせしめた2人。

 

興信所。
社長 「よくやった!ボーナスだ!大変だったな。
    トチョルは上乗せしておいたから、服でも買え。」
ホンギ「オレには?」
社長 「オマエ1人で金が取れたか?それに、オマエは金を全部使っちまう。
    少しは貯金しろ!!」



クラブ。 2人連れの女のコをナンパするホンギとトチョル。
女 「ねえ、車もってる?」  
トチョル「車?ないよ!!」
女 「じゃあ、何で出かけるの?」  
トチョル「地下鉄さ。」
女 「12時過ぎたらどうするの?」  
トチョル「歩くのさ。」 

トチョル「何だよ?」  
ホンギ 「最近は、ボクシングが好きなコなんていないよ。
     もっと、気の利いた話をしろよ。ジョークを言うとか…」
トチョル「ピエロになれっていうのか?」
ホンギ 「ピエロって何だよ?もうイイよ!!」

 
   軟派なジョンジェ  硬派なウソン  どっちも捨て難い p
                動画は  コチラ 

ミミが来る。
ホンギ「ミミ!!何で写真を持って来ないんだよ?」
ミミ 「イイ人に会ったの。あそこの茶色スーツを着た人よ。」
ホンギ「あんなヤツに騙されるなよ。オマエの人生をダメにするぞ。
    言っただろう?オレに任せておけば…」
ミミ 「(トチョルに)こんにちは!あなた、ボクサーでしょ?」  
トチョル「もう、ちがうよ。」

 


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