先日、
分家で紹介した「VOGUE TV」…
あの時は動画しかチェックしなかったけど、
インタビューもUPされてたのネ~
けっこう長いインタビューで、かなり辛辣なこともズケズケ聞かれてたけど

ジョンジェが1つずつ真摯に答えてて、読み応えありました。
但し、翻訳機にかけてもイマイチよ~分からん部分が多いので、



なところは無視し

気になる会話のみ抜粋して、
我流に、テキトーに訳します
イ・ジョンジェは、クァク・キョンテク(『台風』)、ペ・チャンホ(『黒水仙』)、
パク・クァンス(『イ・ジェスの乱』)これら太っ腹で男らしい監督らの再起のため、
野心に満ちたブロックバスターに招待を受けるが、その都度、失敗した

だが、彼の演技は欲張りすぎて道に迷った演出の失敗の中にあっても、
かなり商業的に賢かった。
彼は、含蓄的で余韻が多い“詩的”な演技をやり遂げることができた。
そしてその賢さは、規模は小さいが洗練された監督らの作業で光を放ち、
『情事』、『インタビュー』、『ラストプレゼント』、『イルマーレ』、
『オーバーザレインボー』と言った甘いメロー系から、
『太陽はない』『オー!ブラザーズ』のコミックキャラまでに至る。
結果的に彼は、多少恣意的で重いが、時代的“信念”があふれた90年代の監督らに
感謝しなければならない。
当時に戻り、全て再度撮影するとしても、その真実だけは変える事が出来ないだろう。
Q : 詩を読まれるんですか?
A : そうですね、感性的に好むけど、覚えられないです。
記者が、イ・ムンジェの詩集「花が枯れても君を忘れたことがない」を渡すと、
ジョンジェは『タイフーン』のナレーションみたく、明瞭な発音でゆっくり何度も朗唱し、
「良いですね。胸の中に梅雨の雨が溢れてますね」
そう、詩的な表現で感想を述べたらしい



ここから、色々な詩を通して、ジョンジェの映画人生を解いていく…。
Q : 「降りて行くとき見たね、上がる時は見れなかったその花…」と言う詩は、
山を登るときは花が見えない。頂上が花そのものだと思うから。
そして頂上に到達した瞬間、花は終わります。
実は、1人で歩く下山道に花が咲いてることに気付く…。
あなたは頂上に早く達しました。とても早く花を取ってしまったかもしれませんね。
A : 上がってみると、成功した事が重要ではなく、守りがさらに難しいと知る。
90年代には仕事を愛するより成功させようという意思がとても強かったようです。
私の花は、まだまともに咲いてないみたいです。
頂上の花は、平地の花と違い、ストレスを多く受けて長く咲いてます。
引き続き着実に水を与えなければなりません。
残念なことに、四季、ずっと咲いてはいませんが、
根元と枝がマッスグに育った多年生植物であるだけです。

ベテランの役者として、今のポジションを維持しつつ、
さらなる試練を乗り越え、上を目指して成長せねば…と、大変ですナ。
Q : 俳優の花を咲かせる為、水を与えるのは監督でしょうか?
それなら、イ・ジョンジェと言う花が咲かないのは誰の責任でしょうか?
A : 興行面では脆弱な点が多かったです。
それは私の好みが商業性より、作品性に傾いていたためでしょう。
そして、現代社会での興行の花は、監督や俳優1人が耐えられる事ができない
色々な複合的な要因があります。
Q : 『情事』のイ・ジェヨン監督は、スタイル面であなたのセクシャルな肉体を、
キム・ソンス監督は『太陽はない』で野卑な顔を発見し、やり遂げましたヨ。
時代を制した監督の全盛期時代を共にしたというのは隠せない喜びだったでしょう。
パク・クァンス監督と『イ・ジェスの乱』を撮影する時はどうでしたか?
A : この映画が韓国版『ブレイブハート』になる、と考えました。
ところで、パク監督は考えが違いましたよ。
「この映画は戦争映画ではない。済州騒動の主役、イ・ジェスが頭かかえて悩む映画だ」
実際、この映画はカンヌを狙って作った最初の韓仏合作映画で、
カンヌ映画祭の執行委員長が現場に訪ねて来て、編集まで見て行きました。
惜しくも映画祭が開かれるまでに完成されず、出品を挫折しましたが。
Q : あなたも映画芸術に対する表現の誇りが強かったようですね?
A : 映画は芸術だと言う意識が高まりました。
今、若い俳優達は映画が芸術?と聞き直すだろうが、
私が仕事をした90年代には、芸術映画か商業映画かと言う分類が明確だった。
それは選択の重要なモチーフとなったのです。ムン・ソングン先輩は芸術としての映画を、
アン・ソンギ先輩は2つのバランスが取れるように持って行きました。
Q : そのような面で、クァク・キョンテク監督の『タイフーン』は、ある程度譲歩する感じを
消すことが出来ません。
時代錯誤的な男らしさの復活だと言いましょうか。
A : クァク・キョンテク監督は、本人自らが男らしさを楽しむ人でした。
そのような面が若い男たちの間では人気を呼んだんだと見られます。
だが、今はユニセックス時代というのも否定出来ません。
Q : 『太陽はない』の野卑で敏捷なキャラクターは、チョン・ウソンとほとんど力の配分が
均等だったが、『タイフーン』は事情が違ったと思います。
チャン・ドンゴンという巨人を相手にする気持ちはどうでしたか?
A : 天下のチャン・ドンゴンを相手にするため、私の声と肉体を
極端に変形させなければなりませんでした。
Q : 死力を尽くされたでしょうね?
A : はい。ドンゴン氏があまりにも強かったため、
彼と対応する私も強くならなければなりませんでした。
傷跡、長髪、入れ墨、刃物、海賊、多国籍部下、、虐殺、流血、清楚な人…
彼に比べ、私は短い頭に何のスタイル的武器もなかったんですよ。
それで運動を始めました。
序盤、海辺でラグビーする短い場面のため、ダビデ像の整った肉体を作った。
私がスッキリした服を着ていても、観客がその中の筋肉を想像するように作らなければ
なりませんでした。
天下のドンゴン氏と2人になっても、とことん行くだろうという感じを与えるのが
重要だったんですよ。

せっかくジョンジェが鶏の胸肉食べてあんなに鍛え上げた体なのに、
どうして本編ではチョロリとしか登場しないのかな?
勿体ないな~

単なるファンサービスなのか?と思いながらも、
我はあの海辺のシーンの必要性がよく分かってなかったけど

ドブネズミ色の地味なスーツ着た超真面目人間は、華奢に見られがちだけど、
最初のシーンで見せた強靭なボディは強烈だったから、
あの肉体なら、ドンゴンとタイマンはっても大丈夫!と思えますわナ
Q : チャン・ドンゴン、チョン・ウソン、イ・ジョンジェは90年代の映画界に
ビジュアル時代を開いた1世代俳優としてしばしば論議されます。
得に懇意な友人チョン・ウソンは、今回あなたが『イ・ジェスの乱』で果たせなかった
夢のカンヌ映画祭に行って来ました。ある面、羨ましくないですか?
A : 良い役割を受け持ったのは羨ましいが、カンヌと名声は羨ましくありません。
私に、より良いキャラクターの機会が来る事と考えます。

ジョンジェは、名声云々の前に、まずは自分が望み&納得した役や作品を
優先して演じてるのでしょうナ。
つ~事は、新作『1724妓生置屋乱闘事件』のキャラは…気に入ってるのか?
Q : 掌握するのが難しい感情があります。
嫉妬、怒り、絶望、憎しみ、恥辱、自虐…爆発的な感情らは傷を残します。
あなたにはどんな感情が馴染みますか?
A : 俳優として、私は常に節制されていて、冷笑的な人と見られます。
トークショーとインタビューを通じて、私をあらわす時もあるが、
対外的には俳優の内面はオートマチックするように設定されますね。
だが、気楽な友達といる時は、私は爆発的な人です。
好む感情ではないが、結婚できない年上の男性俳優らが、
大部分そのように孤独なことにも慣れています。
Q : 家庭が懐かしいでしょうね?
A : いいえ。家庭が懐かしいことはありません。
愛する対象が懐かしいだけでしょう。
Q : 誰かにふくよかな“椅子”であった事がありましたか?
A : 友達に「結婚すると何が良いだろう?」と訪ねると、このように言います。
「分身を持つことじゃないの」子供は神が人に与えた最も大きな贈り物でしょう。
どんな芸術家が偉大な傑作を作ったとしても、本当の生命は宿らない。
愛という魔法が生命を作ると言うのがロマンティックなだけです。
だが、その何よりも、私には愛する人が先です。
その人の椅子になりたいです。

我のお尻は大きく

安産型ではありますが、
年齢的にジョンジェの子供を産むのは無理かもしれない…

んが、頑丈で安全なジョンジェ椅子になら安心して身を任せられるので、
早く我を迎えに来て~~~
Q : どんな男を嫌いますか?
A : マナーのない男。
ご飯食べるとき、口の中が見えて、内容物が飛ぶ男を嫌います。

『パク対パク』で、ご飯粒を舐め回すシーンを思い出したガナ…。
Q : “壁”を壁と知らない人、壁の前で右往左往する人、壁を迂回する人…
あなたは壁の前でどんな人でしょう?
A : 砕いてはいけない壁を壊す時もあるし、砕かなければならないのに
繰返し美化する時もある。
愛の壁、成就の壁、家族の壁、越えられない壁があっても、私は一旦、這い上がります。
ロッククライミングで例えるなら、登って途中で力が抜ければ、
スキ間にザイルをかけ、リュックサックから簡易ベッドを取り出し、絶壁で寝ます。
天気が良くなってまた気勢が出来れば岩を登ります。
Q : 『タイフーン』興行失敗に対し、ファン達はどう思ってると考えますか?
A : 私が願うほど商業的に成功する事が出来ないこともあって、評価が悪いこともあります。
でも、それに敏感ではありません。
しばらくすれば忘れられて、今のように無理せず、また会えるんです。
私の映画で全体の絵を描くとしましょう。
『若い男』は下絵になって、少しずつ彩色をしていきます。
『タイフーン』は大きく失敗したから、ちょっとポイントが強く暗い彩色になるでしょうね。
でも、私は継続して絵を描いているので大きく執着しないんです。
Q : 壁の前ではいつも登山家の姿勢で挑みますね。
『1724妓生置屋乱闘事件』は意外な選択ですが、ヨ・キュンドン監督はどんなイメーが
あなたの胸中にありましたか?
A : 彼は天才だと思います。
だが、90年代の天才とは違い、2000年代の天才には良いスタッフが必要です。
最高は最高と仕事をする時、最高になる事ができますね。
監督が愉快で判断も早く、とんでもない人の様に、彼が創造した私のキャラクターもそうです。
路上のゴロツキ者は初めてです。率直にとても変身は出来なかった様ですが。
Q : 詩は宗教的ムードがあります(そう言って「涙」って詩を読み上げる…)
A : 起伏が激しい俳優です。今日はとても良いが、突然奈落に落ちます。
熱く愛して離れた後は、孤独に陥って涙を流します。
そうする時は、私をさらに強くさせるため、試練を与えられたと考えます。
苦痛は苦痛そのまま十分に楽しもうとします。
Q : 1人で暮らす男性に最も恐ろしいことは何ですか?
A : 健康でしょう。毎日運動して、こまめに食べています。
Q : 『情事2』が企画されてると聞きました。
あなたの肉体は、アクションのためより、女性のために現す時の方がさらに光ります。
シム・ウナ、イ・ヨンエetcの相手役でしたが、イ・ミスクとは2回も共演しましたよネ?
A : 「かたつむり」では知的障害者、『情事』では洗練美溢れる建築家として愛されましたが、
『情事2』では、新しい俳優が演技しなければいけないと考えます。

『情事』のラスト、同じ地に向かう2人…、
その後、ウィン達はどんな道を歩んで行ったのか覗いてみたい気もするけれど、
そこから先は、映画を見た我ら各々の感性で、幾通りもの未来を想定したいワ…
Q : スクリーンでのジョンジェの演技は、湿っぽく“広がること”の演技ではなく、
静かで侘しい“点描”の演技ではなかったかと思ったりしますね。
A : バイオリンとチェロでシューマンとショパンを演奏すると考えてみて下さい。
同じ弦でも音の音波と情緒の周波数が変わるでしょ。
広がる感じより、その静かで侘しい感じが私のキャラクターですね。
以前は、それはドコでヒックリ返されるのか実験もしてみました。
『イ・ジェスの乱』や『インタビュー』の作品たち…でも、面白くなかったですよ。
Q : 観客が仰ぎ見た古典的なスターの時代は過ぎたでしょうか?
A : スターが消えた後にも、この演芸都市で“スター性”は必要です。
観客が見上げなくても、そのように見てこそ輝くことが出来るからです。
Q : 観客に対する恐れもあったのですか?
A : ずっと変化しました。
初期の『情事』では激しいメローや、『オー!ブラ』ではコメディーもしたし、
『タイフーン』で男臭い演技も。『1724~』ではコミック史劇でゴロツキ役まで。
時々、チャン・ドンゴンやチョン・ウソンは色とイメージが強硬なのに、
なぜ私は板飛び(シーソー)しているのか混乱してしまいます。
だが、観客達に新しい面を見せるのは、彼らが恐ろしいのではなく、
共に楽しむためにです。
Q : この時代の監督らがイ・ジョンジェに期待する事は何でしょうか?
A : 監督達は、このように話します。
「イ・ジョンジェはまだ炸裂していない。
私がイ・ジョンジェを1度炸裂させてあげなければならない」
彼らがまた他の私を炸裂させてくれる時まで待つだけです。
暑い時も寒い時も、たとえ乾季が続いても、常に上を目指し、どんな役にも挑み

そんな成長する気持ちを忘れないア~タが好きです

例え興行的にはパッとしない作品であっても
ジョンジェが良かれと思って選んだ1本なら、我にはドレも大切な作品です。
この際、数字は関係なく

今後も静なる力強さで我らを魅せて下さい

チャップリンが、「今までで一番好きな作品は?」と聞かれ、
「NEXT」と答えておりましたが、
次作では、また違う面を見せて我らを驚かせてくれること、期待してま~~~す