「1st look」VOL.81 のJJインタビュ~
PERFECT MATCH

Q : 『ビックマッチ』を見ると、本当に休む間もなく走ってますね。
誰かの映画感想に“42歳、イ・ジョンジェがこんなによく走ることに刺激を受けた。
反省する”と言ってました(笑)
JJ : 不屈のファイター役を引き受けましたが、実際リングの上にいる場面より
都市を疾走するシーンがはるかに多かったです。
本当に信じられないほど走りました。
都市全体が一つの巨大なゲーム版として設計されています。
その舞台の上を絶えずプレーし、走り回るんです。
撮影もとても苦労しました。涼し気に走る姿を入れなければならないので、
人員もまとめなくてはいけないし、許可も必要。
私はストーリーに沿って兄を探して突き進むことだけに最善を尽くしましたが、
おそらくスタッフは言葉にできないくらい苦労したでしょう。
Q : 『フー・アー・ユー』『死生決断』など様々なジャンルを披露したチェ・ホ監督の
初のアクション映画なのでとても期待しました。
真剣に洒落るというより、豪快で爽やかなアクションが目立ってました。
JJ : 痛快なアクションと娯楽映画が一本になったと思います。
監督の前作を見ると、洗練された面やハードボイルドな面、
感性的な面もありますが、直接お会いしたら新鮮さを追求する方だったんです。
今までなかった斬新なアクションを披露したい言われました。
私もその点に惹かれましたし、国内初のビジュアル監督を別々に投入し、
映画全体のデザインを任せ、ハリウッドのブロックバスターなる新技術も導入しました。
後半はCG作業を通じて仮想現実のようなストーリーも結構あります。
Q : 韓国型アクションを確立したと評価された映画『アジョッシ』の
パク・ジョンリュル武術監督が一緒でしたか?
JJ : はい。個人的に監督との出会いを楽しみにしてましたが、
相談の末“ちょっと違う”アクションを作り出しました。
私の映画は重くてパワフルな打撃を生かすより、追撃して広がる都心アクションを
最大限引き立てることに重点をおきました。
私のキャラクターはアクションをする時、動きにウィットがあれば良い
というのがコンセプトでした。
派手さより、楽しくてクール。すると観客が終始一貫して興味津々に私を追いかけれます。
キャラクター自体が単純で軽く、たまに“あの子をちょっと足りないんじゃない?”
と思うほど、体が先に動く野獣性あふれる性格なので、
その方が はるかに合ってると判断したんです。

Q : 撮影前から練習もとてもたくさんしたでしょうね。
怪我したにもかかわらず、肩は今大丈夫ですか?
JJ : 準備中に肩の靭帯が切れて苦労しました。
映画が出来ないところだったからです。
病院では撮影は出来ないと言われましたが、終わって手術することにし、
気を付けて撮影しました。
クランクアップした翌日すぐに手術をし、まだリハビリ訓練中です。
キャスティングされて5ヵ月程アクションスクールに通いましたが、
格闘技選手の役なので 学ぶべきことが多かったです。
さらに、一般人の能力を超える ヒーローレベルの能力を見せなければいけません。
受け身、転がるような基本技から、ボクシング、レスリング、キックなどを訓練しました。
その分、個人的にはとても頑張った作品として残りそうですね。
Q : たゆまぬ練習のおかげですか?
“ファイター腹筋”が公開され、ポータルサイトで大きな話題になりました。
JJ : 率直に言って、何よりも体を作ることが一番大変でした。
アクションシーンは、実は活動量は多くても途中で休めるし、
上手くいかない部分があっても分けて撮影したり、繰り返してなんとか合わせられます。
ところが、服を脱いだ時は答えがありません。
CGで作ることもなく、カメラや照明でごまかすにも限界があります(笑)
すばやいシーンでも、まともに見せないと観客は私のキャラクターを信じないので
頑張って作るしかないですよね。
でも、昔は2~3週間努力すれば すぐに体が作れたのに、
この年になると撮影期間6~7ヵ、真面目に練習し、食事の調整、
毎日運動して体を作りました。
準備期間を入れると、ほぼ1年余り管理してたので本当に死ぬ思いでした。

Q : 映画撮影を終えた気分は今まで以上に格別ですね。
JJ : 初めて『ビックマッチ』シナリオを見た時、ちょうど少し緩い姿をお見せしたかったし、
もっと年を取ったら“体を使う演技”はできないと思い、選択したんですよ。
ところが今は“こう言う映画は今回が最後だ”と確信しました(笑)
Q : 実際、アクションだけでなく、溌剌としたウィットのきいたキャラも久し振りだと思います。
格闘技選手役と言って少し警戒しましたが、可愛い面も多かったですか?
コミカルさを本格的に表現するのは10年以上前『オー!ブラザーズ』以来初めてでは?
JJ : 映画『泥棒たち』で似た面を見せましたが、ちょっと違うかな?
最近、真面目で強い役を相次いで務めたので、そのイメージが固まったようで
少し負担ではありました。
『ビックマッチ』は愉快な娯楽アクションが主たる物語で、
キャラクター自体も悪い状況に直面した時、それを乗り越えられるという希望を
常に持って生きる人物だと思いました。
笑いを与える面白さがあちこちにある映画です。
喧嘩する時も腕を振り回したり、少し漫画的に戦います。
“ゴマ粒の楽しみ”がいっぱいと言いましょうか?
Q : 最近出演した作品がとても上手くいったので、
今回の映画も興行への期待が大きいと思います。
JJ : もちろん多くの方に劇場で見て欲しいと言う大きな望みはありますが、
負担や強迫感はありません。興行自体に揺れたり、拘っていません。
作品自体の長所が必ずあるため、観客の皆様が判断して下さると信じています。
Q : そう言えば とてもよく見かけますが、
再び旺盛に作品活動をする理由がありますか?
JJ : 最近は、俳優が休まず働く傾向にあるようです。
みんなブランクなしに すぐ次の作品を続けるみたい?(笑)
実際、その方がより適しているようです。
俳優が作品を休むと大衆にすぐに忘れられるのは事実ですし。
かつて私もシナリオを前に 過度に悩み、顔をよく出しませんでした。
ところが、最近は韓国映画の製作本数も増え、
ありがたくも私を探してる方が多くなって頑張っていこうと思います。
また私が活発に行うこともありますが、上手に周りが作ってくれることが大きいです。
映画制作環境がとても良くなりました。
俳優の体調や力量が70~80%しかない時も、残りの部分をスタッフが満たしてくれるので
その恩恵を大きく受けてます。

Q : 『泥棒たち』、『新世界』、『観相』まで、相次いでホームランで
“第2の全盛期”という評価を得てますが、再び頂点に立った理由は何だと思いますか?
JJ : そうですね、私も今このような評価を受ける役者になれるとは思いませんでした。
率直に言って『観相』の首陽大君キャラクターは私に来るとは予想しなかったんです。
もちろん“私に与えられた場合 うまく出来る”と思ってましたが、
従来のイメージやその前のフィルモグラフィーを見ると、
都会的でダンディーな感じが強く、そんな“炎のようなカリスマ”な人物を
私に代入するのは容易ではないと思いました。
それでハン・ジェリム監督が提案した時、私もとても不思議でしたが、
滅多にない機会なので、思った姿を思う存分発揮しようと努力しました。
私は作品の中に完璧にとけてみたかったんです。
Q : 『観相』で首陽大君が初めて登場するシーンは今も鮮やかに思い出されるほど、
本当に印象的でした。
JJ : 首陽大君役を演じて、少しだけ喉の渇きのようなものが解けました。
他の映画関係者や観客も“イ・ジョンジェは あんな役も出来るんだね、
よく似合ってた”と話してました。
人物自体はとても暴力的で野蛮な内面を持ったキャラクターなのに、
よく表現したという言葉を聞いて胸がいっぱいで、良い経験になりました。

Q : 1994年『若い男』で映画界に登場したので、デビュー20年のキャリアある俳優です。
時間が与える重力感はありますか?
JJ : いつのまに時間がそんなに流れたのかと思いますが、
重みのようなものは正直に言って 全く感じません。
その代わり、どのようにすればもっと新しくなれるかで悩んでます。
まだ年輪ある俳優として深みを表現することを優先するより、
依然として新人のような目新しさを維持することに重点を置くと思います。
もちろんそれが何点の答案用紙なのかは観客が評価して下さいますが、
とにかく毎日そのような宿題を解決している感じです。
Q : あなたの今は、20代、30代に比べ、はるかにかっこいいと思います。
何があなたをそのように作ったんですか?
JJ : 若い時はその時だけのエネルギーがあったようで、
年を取れば、年月が積もって作られる感じがあるようですが…
実は私にはよくわかりません。
日常生活が特に変わったとか、価値観が変わったとかなら分からないけど、
たいして何も変わってません。
いつも同じなのに、まあ、結婚をしないからでしょうか(笑)?
ところで本当に格好よく見えますか?
Q : もちろんですよ。なので次の映画もすごく楽しみです。
JJ : 『泥棒』のチェ・ドンフン監督と『暗殺』を撮っています。
時代の特殊性もあって、はるかに深刻なアクションを繰り広げるので、
全く異なる色の映画が出来そうです。きっととても素晴らしいと思います。ハハ。
この画像のJJはドレも気に入ったので雑誌を買ったんですが、
紙質が…新聞紙みたいだったワ
PERFECT MATCH

Q : 『ビックマッチ』を見ると、本当に休む間もなく走ってますね。
誰かの映画感想に“42歳、イ・ジョンジェがこんなによく走ることに刺激を受けた。
反省する”と言ってました(笑)
JJ : 不屈のファイター役を引き受けましたが、実際リングの上にいる場面より
都市を疾走するシーンがはるかに多かったです。
本当に信じられないほど走りました。
都市全体が一つの巨大なゲーム版として設計されています。
その舞台の上を絶えずプレーし、走り回るんです。
撮影もとても苦労しました。涼し気に走る姿を入れなければならないので、
人員もまとめなくてはいけないし、許可も必要。
私はストーリーに沿って兄を探して突き進むことだけに最善を尽くしましたが、
おそらくスタッフは言葉にできないくらい苦労したでしょう。
Q : 『フー・アー・ユー』『死生決断』など様々なジャンルを披露したチェ・ホ監督の
初のアクション映画なのでとても期待しました。
真剣に洒落るというより、豪快で爽やかなアクションが目立ってました。
JJ : 痛快なアクションと娯楽映画が一本になったと思います。
監督の前作を見ると、洗練された面やハードボイルドな面、
感性的な面もありますが、直接お会いしたら新鮮さを追求する方だったんです。
今までなかった斬新なアクションを披露したい言われました。
私もその点に惹かれましたし、国内初のビジュアル監督を別々に投入し、
映画全体のデザインを任せ、ハリウッドのブロックバスターなる新技術も導入しました。
後半はCG作業を通じて仮想現実のようなストーリーも結構あります。
Q : 韓国型アクションを確立したと評価された映画『アジョッシ』の
パク・ジョンリュル武術監督が一緒でしたか?
JJ : はい。個人的に監督との出会いを楽しみにしてましたが、
相談の末“ちょっと違う”アクションを作り出しました。
私の映画は重くてパワフルな打撃を生かすより、追撃して広がる都心アクションを
最大限引き立てることに重点をおきました。
私のキャラクターはアクションをする時、動きにウィットがあれば良い
というのがコンセプトでした。
派手さより、楽しくてクール。すると観客が終始一貫して興味津々に私を追いかけれます。
キャラクター自体が単純で軽く、たまに“あの子をちょっと足りないんじゃない?”
と思うほど、体が先に動く野獣性あふれる性格なので、
その方が はるかに合ってると判断したんです。

Q : 撮影前から練習もとてもたくさんしたでしょうね。
怪我したにもかかわらず、肩は今大丈夫ですか?
JJ : 準備中に肩の靭帯が切れて苦労しました。
映画が出来ないところだったからです。
病院では撮影は出来ないと言われましたが、終わって手術することにし、
気を付けて撮影しました。
クランクアップした翌日すぐに手術をし、まだリハビリ訓練中です。
キャスティングされて5ヵ月程アクションスクールに通いましたが、
格闘技選手の役なので 学ぶべきことが多かったです。
さらに、一般人の能力を超える ヒーローレベルの能力を見せなければいけません。
受け身、転がるような基本技から、ボクシング、レスリング、キックなどを訓練しました。
その分、個人的にはとても頑張った作品として残りそうですね。
Q : たゆまぬ練習のおかげですか?
“ファイター腹筋”が公開され、ポータルサイトで大きな話題になりました。
JJ : 率直に言って、何よりも体を作ることが一番大変でした。
アクションシーンは、実は活動量は多くても途中で休めるし、
上手くいかない部分があっても分けて撮影したり、繰り返してなんとか合わせられます。
ところが、服を脱いだ時は答えがありません。
CGで作ることもなく、カメラや照明でごまかすにも限界があります(笑)
すばやいシーンでも、まともに見せないと観客は私のキャラクターを信じないので
頑張って作るしかないですよね。
でも、昔は2~3週間努力すれば すぐに体が作れたのに、
この年になると撮影期間6~7ヵ、真面目に練習し、食事の調整、
毎日運動して体を作りました。
準備期間を入れると、ほぼ1年余り管理してたので本当に死ぬ思いでした。

Q : 映画撮影を終えた気分は今まで以上に格別ですね。
JJ : 初めて『ビックマッチ』シナリオを見た時、ちょうど少し緩い姿をお見せしたかったし、
もっと年を取ったら“体を使う演技”はできないと思い、選択したんですよ。
ところが今は“こう言う映画は今回が最後だ”と確信しました(笑)
Q : 実際、アクションだけでなく、溌剌としたウィットのきいたキャラも久し振りだと思います。
格闘技選手役と言って少し警戒しましたが、可愛い面も多かったですか?
コミカルさを本格的に表現するのは10年以上前『オー!ブラザーズ』以来初めてでは?
JJ : 映画『泥棒たち』で似た面を見せましたが、ちょっと違うかな?
最近、真面目で強い役を相次いで務めたので、そのイメージが固まったようで
少し負担ではありました。
『ビックマッチ』は愉快な娯楽アクションが主たる物語で、
キャラクター自体も悪い状況に直面した時、それを乗り越えられるという希望を
常に持って生きる人物だと思いました。
笑いを与える面白さがあちこちにある映画です。
喧嘩する時も腕を振り回したり、少し漫画的に戦います。
“ゴマ粒の楽しみ”がいっぱいと言いましょうか?
Q : 最近出演した作品がとても上手くいったので、
今回の映画も興行への期待が大きいと思います。
JJ : もちろん多くの方に劇場で見て欲しいと言う大きな望みはありますが、
負担や強迫感はありません。興行自体に揺れたり、拘っていません。
作品自体の長所が必ずあるため、観客の皆様が判断して下さると信じています。
Q : そう言えば とてもよく見かけますが、
再び旺盛に作品活動をする理由がありますか?
JJ : 最近は、俳優が休まず働く傾向にあるようです。
みんなブランクなしに すぐ次の作品を続けるみたい?(笑)
実際、その方がより適しているようです。
俳優が作品を休むと大衆にすぐに忘れられるのは事実ですし。
かつて私もシナリオを前に 過度に悩み、顔をよく出しませんでした。
ところが、最近は韓国映画の製作本数も増え、
ありがたくも私を探してる方が多くなって頑張っていこうと思います。
また私が活発に行うこともありますが、上手に周りが作ってくれることが大きいです。
映画制作環境がとても良くなりました。
俳優の体調や力量が70~80%しかない時も、残りの部分をスタッフが満たしてくれるので
その恩恵を大きく受けてます。

Q : 『泥棒たち』、『新世界』、『観相』まで、相次いでホームランで
“第2の全盛期”という評価を得てますが、再び頂点に立った理由は何だと思いますか?
JJ : そうですね、私も今このような評価を受ける役者になれるとは思いませんでした。
率直に言って『観相』の首陽大君キャラクターは私に来るとは予想しなかったんです。
もちろん“私に与えられた場合 うまく出来る”と思ってましたが、
従来のイメージやその前のフィルモグラフィーを見ると、
都会的でダンディーな感じが強く、そんな“炎のようなカリスマ”な人物を
私に代入するのは容易ではないと思いました。
それでハン・ジェリム監督が提案した時、私もとても不思議でしたが、
滅多にない機会なので、思った姿を思う存分発揮しようと努力しました。
私は作品の中に完璧にとけてみたかったんです。
Q : 『観相』で首陽大君が初めて登場するシーンは今も鮮やかに思い出されるほど、
本当に印象的でした。
JJ : 首陽大君役を演じて、少しだけ喉の渇きのようなものが解けました。
他の映画関係者や観客も“イ・ジョンジェは あんな役も出来るんだね、
よく似合ってた”と話してました。
人物自体はとても暴力的で野蛮な内面を持ったキャラクターなのに、
よく表現したという言葉を聞いて胸がいっぱいで、良い経験になりました。

Q : 1994年『若い男』で映画界に登場したので、デビュー20年のキャリアある俳優です。
時間が与える重力感はありますか?
JJ : いつのまに時間がそんなに流れたのかと思いますが、
重みのようなものは正直に言って 全く感じません。
その代わり、どのようにすればもっと新しくなれるかで悩んでます。
まだ年輪ある俳優として深みを表現することを優先するより、
依然として新人のような目新しさを維持することに重点を置くと思います。
もちろんそれが何点の答案用紙なのかは観客が評価して下さいますが、
とにかく毎日そのような宿題を解決している感じです。
Q : あなたの今は、20代、30代に比べ、はるかにかっこいいと思います。
何があなたをそのように作ったんですか?
JJ : 若い時はその時だけのエネルギーがあったようで、
年を取れば、年月が積もって作られる感じがあるようですが…
実は私にはよくわかりません。
日常生活が特に変わったとか、価値観が変わったとかなら分からないけど、
たいして何も変わってません。
いつも同じなのに、まあ、結婚をしないからでしょうか(笑)?
ところで本当に格好よく見えますか?
Q : もちろんですよ。なので次の映画もすごく楽しみです。
JJ : 『泥棒』のチェ・ドンフン監督と『暗殺』を撮っています。
時代の特殊性もあって、はるかに深刻なアクションを繰り広げるので、
全く異なる色の映画が出来そうです。きっととても素晴らしいと思います。ハハ。
この画像のJJはドレも気に入ったので雑誌を買ったんですが、
紙質が…新聞紙みたいだったワ
