ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

カラフト伯父さん

2007年02月04日 | 主催事業
今日は、トム・プロジェクトさんの「カラフト伯父さん」を上演しました。

作・演出は鄭義信さん。
岡田義徳さん、冨樫真さん、ベンガルさんによる3人芝居。
震災から12年たった街を舞台に、父子の再生を描いた作品でした。

客席は満員! 10代・20代のお客様の姿も多く、終演後には、新鮮な感想がたくさん寄せられました。

「震災を自分のことのように感じるのは、これから先あるかどうかわからないけど、考えることは止めたくない。父母にものすごく会いたくなりました」(22歳・女性)

「舞台を観るのは初めて。生の迫力に圧倒された。やわらかくあたたかな公演でした」(20歳・女性)

「岡田義徳さんのセリフがあの時の気持ちを全て代弁してくれました。
すっきりしましたが、はやりまだ少ししんどいです」(28歳・女性)


私も震災を経験した一人。
暗い客席の後ろで、鼻水すするのを堪えながら観ていました。

広報・古川