兵庫県立ピッコロ劇団第33回公演
「門 若き日の近松」は、おかげさまで 無事 千穐楽を迎えることができました。
この物語は近松門左衛門が若い頃に出会った人々や出来事が、将来の劇作のヒントになったというフィクションでしたので、近松の名作の登場人物や情景が まるでパズルの様に見え隠れし歌舞伎や文楽がお好きな方は そうとう面白がっていただけたようです。
また 迫力ある舞台美術や照明、ジャズを取り入れた音楽の妙、地毛をアレンジしたヘアメイクや 現代感覚も取り入れた衣裳など視覚的な楽しみも多く、近松に馴染みのない方も ドラマの深さを想像しながら多面的に楽しんでいただけたのではないでしょうか。
ちょうど ピッコロ劇団公演の直前まで松竹座で「女殺油地獄」が上演されておりましたので、両方を観て 2倍楽しめた方も いらしたようです。
この作品をきっかけに他の舞台芸術にも興味を持っていただけると幸いです。
写真は 舞台写真とアフタートークの様子です。
ご来場の皆様 公演制作にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
制作:田房