10月2日・3日の2日間にわたり、劇作家でピッコロ劇団の前代表でもある別役実先生の特別講義を開講しました。今回は「舞台空間について」と題された授業で、1日目は、近代劇と現代劇の違いを中心とした、舞台空間に関する座学を、
2日目は、別役先生の作品「うしろの正面だあれ」を用いて、実践を交えながら舞台空間の作り方、使い方等を学びました。
日本の不条理演劇を確立された第一人者でもある別役先生の言葉は、一つ一つがとても奥深く、学校生達の心にも大きく響いているようで、みんな食い入るように聞き入っていました。
「小道具の持ち方、置き方でこんなにも印象が変わるなんて、本当におもしろいですね」とキラキラとした目で話してくれた学校生…。今日の別役先生の授業も、合同発表会に向けたこれからの稽古にしっかり生かされていくことでしょう。
演劇学校担当 小梶