ピッコロ劇団第43回公演「博多小女郎波枕」の上演に先立ち、現在、兵庫県立図書館(明石)では、ピッコロシアターとの連携企画として展示「近松門左衛門と浄瑠璃」を開催中です。
これにあわせて、6月2日(土)13:30~15:00 県立図書館において、ピッコロ劇団の島守辰明が講師をつとめ、企画展示関連講座『時空を超えたドラマ~近松とチェーホフ』を開催しました。
近松門左衛門とアントン・チェーホフ、二人の共通性を探ったり、説明を省いたセリフの「間」の取り方について、チェーホフの戯曲「ワーニャ伯父さん」の台本を引用したり、文楽「心中天網島」のビデオを鑑賞し、両者を比較しながら、説明のないところに何を感じるのか、「間」のなかに人間の心情を描きドラマが成立すると考察しました。
参加者の皆さんも熱心に聞いて下さり、「近松とチェーホフの結びつきについて納得した」などの感想が寄せられました。>
■兵庫県立図書館http://www.library.pref.hyogo.jp/
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ピッコロ劇団『博多小女郎波枕』(原作:近松門左衛門 脚本・構成・演出=鐘下辰男)
6月15日(金)~20日(水) ピッコロシアター大ホール
一般3500円 大学・専門学校2500円 高校生以下2000円
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広報☆古川