ホームページをご覧の皆様、ひと月ぶりにお目にかかります。高校教諭佐藤です。
「門 若き日の近松」も今月はじめに好評のうちに閉幕し、私も再び本館業務部のデスクに戻ってまいりました。
劇団部での2ヶ月目、2月を振り返ってみますと「濃い空間にいたなぁ・・・」というのが感想ですね。
先月の「研修まとめ」でピッコロシアター別館のことをご紹介しましたが、別館の事務所は本館事務所の7分の1くらいの広さしかありません。が、そのぶん劇団部の職員の皆さんそれぞれの息遣いが強く感じられます。
本当にデスク一つ向こうではピッコロ劇団の別々の公演の仕事がされていて、(お向かいのデスクでは「門」、お隣のデスクでは4月のオフシアターと6月の本公演、奥のデスクでは小学校公演、といった具合)担当職員一人一人が責任を持って自分の仕事に向かっている緊張感がありました。
そしてもちろん、稽古に、小道具製作などの作業に、打ち合わせにと走り回っている劇団員さんから感じる緊張感も。その真ん中でよく「俺、ここに居てもええんかな?」とオロオロしながら、お手伝い・見学させていただきました。
1月下旬~2月はじめにかけては、小学校への出張公演「ピッコロ劇団おでかけステージ」や、ピッコロ劇団公演の団体鑑賞のご案内(兵庫県内の高等学校むけ)の発送作業。
学校の所在地を調べて送付先リストを作るところから始めて、送付資料の印刷・袋詰め・宛名ラベル貼り・・・と、これは本館での経験のおかげでスムーズに作業できました。
子供たちが舞台の楽しさに出会うきっかけになればうれしいですね。
同時期に「門」の関係者への招待状送付も行いました。
送付リストのチェックの時など、各劇団あてのところに有名な作家・俳優の名前がズラリと並ぶのを見て、緊張したのを覚えています。
そんな事務作業の合間、お許しをいただいて、兵庫県立ピッコロ劇団オフシアターVol.21「あの森に行ってはならない~KAFKA’s Nightmare Mash Up~」宣材写真の撮影現場にお邪魔しました。
天井から壁・床に至るまで黒一色に覆われ、中央に照明器具が1基吊るされたピッコロシアター中ホールはさながら“異世界”。
テーブル・椅子・テレビ・ドアなどのオブジェもまるで床に埋もれているとも、床から生えているとも見え、本当に不思議。
いろんな意味で濃密な(閉め切ってるしね・・・)空間で撮影に参加した劇団員さんは大変そうでしたが、これまでとは一味ちがった、スタイリッシュな公演チラシが出来上がりました。是非手にとって見ていただきたいですね。
2月の中旬に入ると今度は、「門」公演への新聞・タウン誌の読者ご招待プレゼント、その抽選作業を任せていただきました。
たくさんの応募葉書を前に、「一切手心を加えず、公平・公正に抽選するぞ!」と必要以上に張り切って作業しましたが、往復はがきを一枚一枚切り離し、やたら熱心にシャッフルしまくる姿は、傍から見ると滑稽だったかも・・・(笑)
当選された方、おめでとうございます。上演はいかがでしたでしょうか?
2月下旬、さぁ、いよいよ公演直前!がんばりま・・・すいません、ここで私、戦線離脱いたしましてピッコロ演劇学校〈本科〉26期生の卒業公演準備の方に行ってしまいます。
一番大事な時期にごめんなさい、ホンマ、申し訳ありません、「門」チームの皆さん!・・・と謝りつつ、「2月のまとめ」終わります。(卒業公演報告に続く・・・のか?)