*旭川~浜頓別~宗谷岬~サロベツ原野~旭川で砂金堀の思い出・・・の巻!(577Km)
「北の国から’95」の小沼シュウちゃん(宮沢りえ)に思いっきり影響されて、悪友のSと旅に出たのは20代半ばの話。北海道へは飛行機で渡り、札幌~稚内~利尻島~旭川~大雪山~富良野~日高~襟裳岬~札幌と北から南へ縦断する計画。途中、Sのおばあちゃんの家に泊めてもらったりして、一週間以上レンタカーで走り回っていた。宗谷岬から旭川へ向かう途中、「浜頓別」という集落の近くで砂金が採れるという情報を入手して、半信半疑で行ってみる。当時はまだインターネットなんか個人で使えなかったので、ホントか確認するためにはそこへ行くしかなかった。山の麓の川に掘っ立て小屋みたいなのが建っていて、「ゴールドハウス」と看板が掛かっている。係のおじさんに聞くと、500円で道具を貸してくれてやり方も教えてくれるんだって。「えぇ~、ホントにやるのか?」と乗り気じゃないSを説得して、ツナギの長靴を着て川の中に入る。うわ、想像以上に冷たいんですけど・・・
カッチャ(金属のお皿)の上に石と砂を乗せて、川の水でザブザブ洗って砂や小石を落としていく。最後に残った砂と砂鉄の下に、キラリと光る何かが残っていればそれが砂金なんだって。先生のアドバイスによると、「できるだけ大きな石の下の砂を狙うように」と。でも、大きな石は重くてなかなか持ち上がらない、おまけに川は冷たい、アブにお尻を噛まれる、Sは「全然採れないじゃん!」とブツブツ言って1回で川から上がってしまう。「もう夕方なんだから、早く行こうぜ!」とS、いや意外と面白くてハマッてるんですけど。2~3回やってキラリの粒が出てきた、先生に見てもらうと「それが砂金だ!」って思ったより簡単だな。次々みつけて2時間で10粒ほど、「兄ちゃん、案外うまいな!」と先生に褒めてもらって満悦。「もう知らん・・・」と川でタバコを吸ってるS、わかりましたよ、もう上がりますよ・・・
採った砂金をゴールドハウスで名刺大の紙に乗せてパウチしてもらう。もう、ぴらにあの宝物だな、ずーっと免許証入れの中にしまっておこう。宝物だよ、宝物、宝物・・・、その宝物はアホのSの棺桶の中に入れて一緒に燃しちゃったけど。砂金10粒じゃ三途の川の渡し賃に足りなくて、きっとその辺をウロウロしてるんだろうな。悔しかったら化けて出てこい、コノヤロ~・・・
【旭川から北へ、音威子府村からオホーツク海に向かって国道を走り、海に出る手前に砂金の採れるウソタンナイ川が流れている。「ウソタンナイ」はアイヌ語で「お互いに滝が掘っている川」という意味らしい・・・】
【「じゃぁ、ウソタン川(「ナイ=川」だから)が正しいんじゃん!」と若旦那、そうなんでしょうけど「江戸川リバー」みたいなモンでしょ。「こんな川で金が採れるの?」って信じてない小学生・・・】
【「今日は増水してるから川での体験は中止だよ!」と係のおじさん、水槽で疑似体験は出来るけど砂金はこの川で採ったモノでは無いという。ゴールドハウスは20年前と同じですね・・・】
【もやにかすむ山の中で明治30年代にゴールドラッシュが起こって、多い時は5,000人もの人たちが住んでいたんだとか。たとえ金が採れたとしても、物価がかなり高かったので生活は楽ではなかったらしい・・・】
【沖にポツポツと島影が、ちぴらに地図を見てもらっても「島なんか無いけど・・・」と。小島がだんだんつながっていって大きくなる、もしかしてサハリンっすか・・・】
【さぁ、宗谷岬に着きましたよ。「トイレ~!」ってちぴ子、そりゃ最北のトイレ記念にするしかないでしょ。ちぴらと便器に並んで、どっちがより北でやっているのか競ったりして・・・】
【間違いなく最北端に酔いしれている男、ホントは択捉島のカモイワッカ岬なんですけど、まぁいいでしょ。いや、レンタカーじゃなくて家の車でよくここまで来たよな・・・】
【前に来たときは最北端のモニュメントがもっと道路に近かったような気がするけど・・・】
【さすがに外国人観光客の皆さんの姿は見えません・・・】
【旭川よりサハリンの方が圧倒的に近い・・・】
【天然昆布をかじっている小学生、「かったいな~!」ってまんざらでもない様子だけど、乳歯が2本抜けている・・・】
【丘の上に登ってみると、日露戦争に備えるために作られたという海軍の要塞が・・・】
【サハリンまでは43Kmだそうな・・・】
【キツネの糞がたくさん落ちているので踏まないように注意しましょう・・・】
【最果ての郵便局で絵はがきを書く、そして風景印を押してもらう。記念にATMで100円貯金してみる・・・】
【サハリン(南樺太)が国内だったとき、ここから稚泊航路の連絡船が出ていた・・・】
【稚内駅構内からサハリン行きの桟橋まで線路がつながっていたというオブジェらしきモノ・・・】
【いい感じで夕方になってきましたが、本日の走行予定距離はあと300Kmほど残っている・・・】
【サロベツ原野をひたすら、ひたすら、ひたすら南へ進む。くれぐれもスピードに注意しましょう・・・】
【利尻島に雨が降っている、若旦那はまだ歩けなかったときに行ったことがある・・・】
【さぁ、見渡す限りのソバ畑ですけど、だいぶ走りましたので天塩川温泉に入っていきましょう。と、例の如くこの辺で日が暮れる、本日のホテルまではまだ100Km以上・・・】
「北の国から’95」の小沼シュウちゃん(宮沢りえ)に思いっきり影響されて、悪友のSと旅に出たのは20代半ばの話。北海道へは飛行機で渡り、札幌~稚内~利尻島~旭川~大雪山~富良野~日高~襟裳岬~札幌と北から南へ縦断する計画。途中、Sのおばあちゃんの家に泊めてもらったりして、一週間以上レンタカーで走り回っていた。宗谷岬から旭川へ向かう途中、「浜頓別」という集落の近くで砂金が採れるという情報を入手して、半信半疑で行ってみる。当時はまだインターネットなんか個人で使えなかったので、ホントか確認するためにはそこへ行くしかなかった。山の麓の川に掘っ立て小屋みたいなのが建っていて、「ゴールドハウス」と看板が掛かっている。係のおじさんに聞くと、500円で道具を貸してくれてやり方も教えてくれるんだって。「えぇ~、ホントにやるのか?」と乗り気じゃないSを説得して、ツナギの長靴を着て川の中に入る。うわ、想像以上に冷たいんですけど・・・
カッチャ(金属のお皿)の上に石と砂を乗せて、川の水でザブザブ洗って砂や小石を落としていく。最後に残った砂と砂鉄の下に、キラリと光る何かが残っていればそれが砂金なんだって。先生のアドバイスによると、「できるだけ大きな石の下の砂を狙うように」と。でも、大きな石は重くてなかなか持ち上がらない、おまけに川は冷たい、アブにお尻を噛まれる、Sは「全然採れないじゃん!」とブツブツ言って1回で川から上がってしまう。「もう夕方なんだから、早く行こうぜ!」とS、いや意外と面白くてハマッてるんですけど。2~3回やってキラリの粒が出てきた、先生に見てもらうと「それが砂金だ!」って思ったより簡単だな。次々みつけて2時間で10粒ほど、「兄ちゃん、案外うまいな!」と先生に褒めてもらって満悦。「もう知らん・・・」と川でタバコを吸ってるS、わかりましたよ、もう上がりますよ・・・
採った砂金をゴールドハウスで名刺大の紙に乗せてパウチしてもらう。もう、ぴらにあの宝物だな、ずーっと免許証入れの中にしまっておこう。宝物だよ、宝物、宝物・・・、その宝物はアホのSの棺桶の中に入れて一緒に燃しちゃったけど。砂金10粒じゃ三途の川の渡し賃に足りなくて、きっとその辺をウロウロしてるんだろうな。悔しかったら化けて出てこい、コノヤロ~・・・
【旭川から北へ、音威子府村からオホーツク海に向かって国道を走り、海に出る手前に砂金の採れるウソタンナイ川が流れている。「ウソタンナイ」はアイヌ語で「お互いに滝が掘っている川」という意味らしい・・・】
【「じゃぁ、ウソタン川(「ナイ=川」だから)が正しいんじゃん!」と若旦那、そうなんでしょうけど「江戸川リバー」みたいなモンでしょ。「こんな川で金が採れるの?」って信じてない小学生・・・】
【「今日は増水してるから川での体験は中止だよ!」と係のおじさん、水槽で疑似体験は出来るけど砂金はこの川で採ったモノでは無いという。ゴールドハウスは20年前と同じですね・・・】
【もやにかすむ山の中で明治30年代にゴールドラッシュが起こって、多い時は5,000人もの人たちが住んでいたんだとか。たとえ金が採れたとしても、物価がかなり高かったので生活は楽ではなかったらしい・・・】
【沖にポツポツと島影が、ちぴらに地図を見てもらっても「島なんか無いけど・・・」と。小島がだんだんつながっていって大きくなる、もしかしてサハリンっすか・・・】
【さぁ、宗谷岬に着きましたよ。「トイレ~!」ってちぴ子、そりゃ最北のトイレ記念にするしかないでしょ。ちぴらと便器に並んで、どっちがより北でやっているのか競ったりして・・・】
【間違いなく最北端に酔いしれている男、ホントは択捉島のカモイワッカ岬なんですけど、まぁいいでしょ。いや、レンタカーじゃなくて家の車でよくここまで来たよな・・・】
【前に来たときは最北端のモニュメントがもっと道路に近かったような気がするけど・・・】
【さすがに外国人観光客の皆さんの姿は見えません・・・】
【旭川よりサハリンの方が圧倒的に近い・・・】
【天然昆布をかじっている小学生、「かったいな~!」ってまんざらでもない様子だけど、乳歯が2本抜けている・・・】
【丘の上に登ってみると、日露戦争に備えるために作られたという海軍の要塞が・・・】
【サハリンまでは43Kmだそうな・・・】
【キツネの糞がたくさん落ちているので踏まないように注意しましょう・・・】
【最果ての郵便局で絵はがきを書く、そして風景印を押してもらう。記念にATMで100円貯金してみる・・・】
【サハリン(南樺太)が国内だったとき、ここから稚泊航路の連絡船が出ていた・・・】
【稚内駅構内からサハリン行きの桟橋まで線路がつながっていたというオブジェらしきモノ・・・】
【いい感じで夕方になってきましたが、本日の走行予定距離はあと300Kmほど残っている・・・】
【サロベツ原野をひたすら、ひたすら、ひたすら南へ進む。くれぐれもスピードに注意しましょう・・・】
【利尻島に雨が降っている、若旦那はまだ歩けなかったときに行ったことがある・・・】
【さぁ、見渡す限りのソバ畑ですけど、だいぶ走りましたので天塩川温泉に入っていきましょう。と、例の如くこの辺で日が暮れる、本日のホテルまではまだ100Km以上・・・】