世界初のＤＭＶに乗ろうぜ、でも宮島のシカは怖すぎの旅！（６日目・最終回）

＊京都（蹴上インクライン＆南禅寺）～家・・・の巻！（４５３Ｋｍ）

　幕末まで京都は慢性的な水不足でしたが、「なら琵琶湖から引いちゃえばいいんじゃね？」とアイディアを出したのが若干２１才の田邊朔郎さんでした。今なら「青二才は黙ってろ！」となる所でしょうけど、明治の日本は違いました。「お主に任せる！」と技術主任に抜擢された田邊朔郎さんのプロジェクトは着々と進行し、琵琶湖から山をツルハシでくり抜いたトンネルをいくつも作り、高低差はインクラインで船を通行できるようにし、おまけに水力発電所まで作っちゃって京都に市電を走らせます。１，８９０年に開通した琵琶湖疎水は１００年経っても京都に水を流し続け、インクラインは廃止されましたが憩いの場となっております。また、名刹の庭をムリヤリぶっ通して作った水道橋は、サスペンスドラマのロケ地として度々使われております・・・（完）


【小雨が降っておりますが、これまた濡れた桜と相まっていい感じですね。インクライン（傾斜鉄道）は南禅寺船だまり（下）から上部まで６４０ｍの間、ケーブルカーの仕組みで船を運びます・・・】


【この代車に船を乗せて１０～１５分でインクラインを通過したそうです。大津～京都～大阪を水運で結べるようになったおかげで、食料や燃料、石材などの運搬がグッと効率的になったそうです・・・】


【昭和に入ってだんだんと陸上輸送（自動車や鉄道）が発達して、第二次世界対戦終了後の昭和２３年に蹴上インクラインは休止になりました・・・】


【蹴上発電所へ水を送る取水口ですが、明治２４年から使われている発電所は現役だそうです。かつて、琵琶湖疎水の水路の藻を掃除する日は発電が出来なくなるため、京都の市電は運休になったそうです・・・】


【田邊朔郎博士は琵琶湖疎水や水力発電所の建設の他、北海道への鉄道の敷設、関門トンネルや大阪市営地下鉄の計画にも携わったというお方です・・・】


【いい場所はカメラマンさんが場所取りに忙しいですね・・・】


【インクラインを後にして南禅寺へやって来ました。三条の河原で釜ゆでになった天下の大泥棒さんが「絶景かな～！」と叫んだ山門の下で何やら撮影をやっておりますが・・・】


【黄色い着物のちょっと迫力のある女性がモデルでしたが、よく見るとシャルウィーダンスさんですね。後日、京都ひとり旅の番組で高級京料理を食べておりました・・・】


【ぴらにあが拾って置いたヤブツバキがいつの間にかインスタスポットになって行列してました。今日は京都在住のマリコさんはいないようです・・・】


【う～ん、南禅寺の周辺のコインパーキングは高いので有名ですが、ここに１２時間止めたら１９，２００円とゆ～ことでしょうか？（土日休日は青天井って怖すぎ）】


【インクラインはここで終了して、運河で京都市内や伏見の方に船は流れていきます。ぴらにあたちは高速道路で東京に向かいますが、途中で関西風のパリパリ鰻でも食いますかね・・・】