箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

一時は沖縄に嫌われても

2005-06-06 14:07:51 | 箆柄日記
イナンナの会の月イチ勉強会に行く。ま、毎回講師の方のお話も面白いのだが、今年一年の会場となっている大道のフランス料理店の抜群に美味い料理を格安で食べられるのも楽しみにしている。それでも私にとっては月に一度の贅沢価格、4000円なり。


今回のイチバンはムール貝のソースを使ったパスタ。プロの仕事。

今日の講師は丸山茂雄さん。CBSソニー、EPICソニー、プレイステーションの立ち上げを経て引退し、沖縄で音楽スタジオを建てレーベルを設立した。業界では天皇とまで呼ばれる超大物。そんな大物がなんで沖縄で? とずっと思っていたので、今日は楽しみにしていた。

CBSソニーの設立が68年、EPICが78年だそうだ。80年代に青春期を過ごした私は、当時のソニーが展開した音楽の産業化の歩みをリアルタイムで経験した世代だ。特にロックが産業化してゆく大きな曲がり角だった。J-POPの原点といっても良い。

それまで特定の人たちの聞くものだったニッャ唐フロックが一般に浸透し、演奏旅行がコンサートツアーというビッグビジネスに変貌してゆく。またその中で、ロックという音楽が音楽の一ジャンルに収まってゆく課程でもあったと思う。

当時何とかいう会員組織があって(BE-CLUBといったと思う)、私の住む地方都市にもフィルムコンサートがやってきた。そんな昔話をすると丸山さんは「俺の息子みたいなもんだな」と言ってうれしそうな顔をしていた。

沖縄に来て一番悩んでいるのは、人材育成だそうだ。のんびりした沖縄が気に入ってきたのだが、自分のビジネスとなるとのんびりしてはいられない。スタッフを鍛え上げたいと思いながらそれではもともとののんびりした沖縄と矛盾する。沖縄の良いところを変えてしまうのではないかと危惧していた。

鍛え上げるべきだと思った。どんな世の中でも若者は鍛えるべきだ。それに沖縄は今、のんびりしている時ではない。のんびりしていられるのは不自然だということに気づくべきだ。丸山さんほどの人なら、なおさらそれをすべきだと思う。

一時は沖縄に嫌われても、十年後には分かってもらえると思う。かんなじ。
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オキナワノウタWEEK開始!

2005-06-06 05:34:35 | 箆柄日記
fmなはのウェブ上で、「オキナワノウタWEEK」が始まった。田村さんの「マジカルミステリーツアー」の出演者を「オキナワノウタ Concept Live 2005」に出演する唄者で一週間埋め尽くし、ネット放送もしてしまうという大型企画だ。

ネット放送といえば、ネックになるのは楽曲の著作隣接権という奴だ。ネット上で曲をかけるにはこれをクリアしなければならない。どうすればいいのかといえば、本人にネットで使って良いのか許可を取るしかない。

今回は、普段とはBGMを変更し、許可の取れている作品に差し替えた。また、楽曲の著作権もクリアした。これは意外と画期的なことだ。今回のイベントがアーティスト主導で企画されたものであるということや、箆柄暦やfmなはのこれまでの活動に対する信頼関係もあったと思う

これから一週間、毎日日替わりで登場する面々の表情を見ていると、すっかり田村さんの術中にはまっている感じ。さて、どんなお話が飛び出すかはお楽しみ。


月曜日:千秋さん(しゃかり)


火曜日:神谷千尋さん


水曜日:あゆ(アコパ)


木曜日:内里美香さん


金曜日:松田しのぶさん&池田卓さん

おかげさまで、初日からアクセスは上々。好評を頂いている模様。もちろん外からの反応もうれしいけれど、社内でも好評なことがうれしい。自分たちも含めて、ネット放送するとはどういうことなのか、頭では分かっていたつもりだったが、きちんと実感できたことは大きかった。

今後の展開にとって貴重な体験となったと思う。
作り手側にもリスナーの皆様にも。

まだ体験していない方はこちらからどうぞ
http://www.fmnaha.jp/magical/okinawanouta2005/

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