箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

大ちゃん来沖と仲村夫妻

2005-08-16 13:17:16 | 箆柄日記
以前から時々紹介している大ちゃんが沖縄へ帰省中。なんとぴらつかと仲村清司・紅美夫妻は大ちゃんつながりだったのだ。


江戸川橋の飲み喰い処大ちゃんにて

先日、三年半ぶりに東京へ行った時、当然東京時代行きつけだった大ちゃんにも帰還を果たした。その時「仲村さんに会った?」といわれた。すっかり忘れていた。沖縄に引っ越したら仲村清司さんに会いに行ってみろと言われていたのだった。

仲村清司さんといえば、『爆笑沖縄移住計画』を始め数々の沖縄本を書いていて沖縄好きの人には有名だ。大阪出身のウチナーンチュ2世でおよそ10年前に東京から移住されている。移住するまでは奥さんの紅美さん(当時アラレちゃん、現ガメラ妻)ともども、大ちゃんの常連だったのだそうだ。私とは時期が入れ違いということになる。

東京出張から帰ってきて、日曜日にパーシャクラブのライブに行ったら紅美さんがいた。紅美さんとは以前から顔見知り程度の面識はあった。大ちゃんの写真を見せて、事情を話すとびっくり。しかも月曜日から大ちゃんが沖縄へやって来ると伝えるとまたまたびっくり。

そんなこんなで沖縄にやって来た大ちゃんをカラカラへ連れて行って感動の再会。ひとしきり酒を酌み交わし、大ちゃんを通じて常連同士だった事に花が咲く。仲村清司さんも仕事を終えて駆けつけた。仲村清司さんと会ったのは結局この時初めて。


ガメラ妻こと仲村紅美さんと大ちゃん、久茂地カラカラにて。

沖縄に引っ越す前はあんなに移住本を読みあさっていたのになぜか仲村清司さんの本は読んでいない。本のタイトルや装丁の雰囲気から何となく敬遠していた。よく、ガメラ妻こと紅美さんに「沖縄に移住しないと離婚すると脅されて移住した」とか書かれているので、沖縄病ののーてんきな奥さんと優柔不断な旦那という印象をもっていたのだ。

しかし、『沖縄島唄読本(双葉社)』での仲村清司さんの文章を読み、仲村さんの文章がこの本の中で唯一胸の内に引っかかった。自分の思い込んでいたイメージと実際に読んだ文章のギャップ。以来ずっと気になっていた。実際に会った仲村さんは野武士のような人だった。

大ちゃんにそんなこんなを話すと、「おもしろおかしく書かれてるかも知れないけど、“沖縄に移住しないと離婚する”ってのは嫁さんの我儘じゃないよ。逆に旦那は沖縄へ行くべき人だ、沖縄で輝く人だと確信したのに、旦那がぐずぐずしてるのでケツをたたいたのだよ」と教えてくれた。

確かに、男ってのはいろんな事情や理由、意地や粋がりで自分の心に正直に行動できないところがある。大ちゃんに「仲村さんに会ったらいいといったのはあんたを見ていてのことだったのに、今まで会わないとはあんたらしいな(笑)」といわれながら苦笑いするしかなかった。

だけど、今夜、この時、沖縄で、大ちゃんを交えて仲村さん夫妻と会えて、話せて、良かったと思う。

大ちゃんありがとう。そして還暦おめでとう(見えね~)。

コメント
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