箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

今年は摩文仁・火と鐘のまつりで

2006-12-31 10:36:55 | 箆柄日記
ここ数年の年越しは、78タイフーンfmでの生中継ということもあって、大典寺で田村邦子さんのイベントと決まっていたが、今年は「第28回摩文仁・火と鐘のまつり」に行った。毎年行こうと思いつつ行けないでいたカウントダウンだった。

夜、糸満市を越えて道を南下すると、街灯もなくなり道路は真っ暗だ。暗い中をバイクを飛ばし、一路平和祈念公園を目指す。平和祈念公園に着くとけっこうな込みよう。「摩文仁・火と鐘のまつり」って人気があるんだなと思っていたら、殆どはすぐ近くの糸満観光公園でのイルミネーション&カウントダウンの客が、ここに車を停めてシャトルバスで移動するということだった。

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それでも、平和祈念堂に向かうと、堂の前にはけっこうな人が集まっていた。時折雨が降るあいにくの天気だったが、祈念堂の中を見学したりしながら過ごした。

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23時頃になると、集まった人に松明が配られ、平和祈念堂の塔の下の階段を降りてゆく。23時半頃になると、周りの灯りが消灯される。塔の先端から階段の下の大きなかがり火まで炎の輪が滑り降りた。そこで松明に火を付けた人達が、次々に階段を上ってくる。

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松明を掲げた人達は、平和祈念堂の隣の広場にどんどん集まってくる。炎の熱がぽかぽかと暖かい。松明の明かりを掲げた人は意外と多く、広場は松明で埋め尽くされる。午前0時にカウントダウンが行われ(ちょっと間に合わなかったけど)、中央の大きなかがり火に灯がともり、新年を祝った。

ゆるいけど、風情のある年越しだったなと。

帰りには、糸満白銀堂へ初詣。普段はひっそりとしている境内も、白い提灯が掲げられ、人でにぎわっている。お札の販売や、食べ物の屋台も出ていた。

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いつも閉まっていて食べたことの無かった、白銀堂の隣にある今川焼きやさんも店を出していて食べることができた(ぺったんこで面白いうむげーやち)。正月なのにエイサーが行われていたのはちょっと変だったかなと…。白銀堂は、旧正月に行くとまた違った雰囲気で好きだ。

元旦の昼の便で帰省するので帰って荷造りせねば。沖縄に来て初めて冬の帰省なので、寒さの予想がつかないが、風邪には注意せねば。