島唄カフェいーやーぐゎーのマスターにして島唄解説人の小浜司さんが『島唄レコード百花繚乱』をボーダーインクから出版した。今夜はその出版記念パーティー&ライブ。小浜さん直々にお電話をいただいて出席。
村西茜、松田一利、ビセカツさんほか、店に縁の人たちが、唄三線やスピーチを披露してゆく。これまた小浜さんから私にもひとことと言うことになり、挨拶した。話ながら、少し昔のことを思い出したりしていた。
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私の話のあと、津軽三味線の石井秀弦さんが演奏を披露した。スゴイ技だった。それと共に、とても演奏に対して真摯なものを感じた。話してみると、平成8、9年二年連続で津軽三味線日本一に輝き、家元として大勢の弟子を指導している人とは思えないほど謙虚な印象を受けた。
石井秀弦さんは宮崎出身なのだそうだ。宮崎県出身で津軽三味線をすることは、沖縄県外出身者が唄三線を習うのと構造が似ている。ネイティブでない立場で伝統音楽を学ぶ葛藤、地元の音楽状況と県外での人気、他のジャンルとの共演の意義など、興味深いお話しを交わすことができて、楽しかった。
津軽三味線の世界では一足先に他地域の人が優勝するという事態が起きていたわけだが、沖縄の民謡界でも近年同じ事が起きている。これは沖縄ブームの中で広まった沖縄音楽を自分たちでも演奏して親しむという楽しみ方が定着したということだと思う。
但しそれが、必ずしも沖縄音楽のコアな部分もふくめてどう継承されているのかは別として。むしろ音楽的なコアな部分を持っていた人が、沖縄音楽というスタイルを選んだ結果なのか。ゆえに、その先にどんな世界が待っているのか、興味深い。
追記:
時折営業っぽい舞台さばきがかいま見える唄者が気になった。今日は小浜さんの御祝いの日。営業ネタは要らないので、真摯に唄だけを披露すれば良かったと思う。こういう機会に何を歌うかも大事、センスを問われたと思う。
村西茜、松田一利、ビセカツさんほか、店に縁の人たちが、唄三線やスピーチを披露してゆく。これまた小浜さんから私にもひとことと言うことになり、挨拶した。話ながら、少し昔のことを思い出したりしていた。
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私の話のあと、津軽三味線の石井秀弦さんが演奏を披露した。スゴイ技だった。それと共に、とても演奏に対して真摯なものを感じた。話してみると、平成8、9年二年連続で津軽三味線日本一に輝き、家元として大勢の弟子を指導している人とは思えないほど謙虚な印象を受けた。
石井秀弦さんは宮崎出身なのだそうだ。宮崎県出身で津軽三味線をすることは、沖縄県外出身者が唄三線を習うのと構造が似ている。ネイティブでない立場で伝統音楽を学ぶ葛藤、地元の音楽状況と県外での人気、他のジャンルとの共演の意義など、興味深いお話しを交わすことができて、楽しかった。
津軽三味線の世界では一足先に他地域の人が優勝するという事態が起きていたわけだが、沖縄の民謡界でも近年同じ事が起きている。これは沖縄ブームの中で広まった沖縄音楽を自分たちでも演奏して親しむという楽しみ方が定着したということだと思う。
但しそれが、必ずしも沖縄音楽のコアな部分もふくめてどう継承されているのかは別として。むしろ音楽的なコアな部分を持っていた人が、沖縄音楽というスタイルを選んだ結果なのか。ゆえに、その先にどんな世界が待っているのか、興味深い。
追記:
時折営業っぽい舞台さばきがかいま見える唄者が気になった。今日は小浜さんの御祝いの日。営業ネタは要らないので、真摯に唄だけを披露すれば良かったと思う。こういう機会に何を歌うかも大事、センスを問われたと思う。