「<東京アンダーグラウンドの底力><タラフ・ドゥ・ハイドゥークスへの日本からの回答>など内外で話題騒然の超異才集団が、 結成15周年を記念して、人力重低音のフル編成で遂に来沖!(公式サイトより)」、ということで、シカラムータのライブに行く。大所帯バンド好きの私としては見逃せない。
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「シカラムータ」プロフィール:
アバンギャルドとチンドンのストリート魂が絶妙にシェイクされた大熊ワタルのクラリネットに、サックス、ヴァイオリン、ギター、トロンボーン、テューバ、ドラムが刺激的かつ絶妙に絡む。ロック、ジャズ、トラッド…あらゆるジャンルの垣根は完璧に踏みにじられ、シカラムータの破壊/再生のメリーゴーラウンドに乗って、すべては爆笑と号泣の渦に巻き込まれていく。「東京アンダーグラウンドの底力」と言われた曲者揃いの超異才集団による脳天直撃サウンドは、国内外で常に反響を呼び続けている。1994年頃より、クラリネット奏者大熊ワタルがリーダーとなり活動を始めた「大熊亘ユニット」を、97年あらたに「CICALA`VTA(シカラムータ)」と命名、戦前の大道演歌師・添田唖蝉坊の墓碑銘(「A CICALA-MVTA CHE CANTAVA ELAS VA MOGLIE CHE L'AMAVA」=「歌を歌った声なき蝉と彼を愛したその妻に」の「声なき蝉」)にちなんでいる。(公式サイトより)
なぜ大所帯バンド好きになったかの源流は、大学時代の体験にあると思われる。大学に入学して軽音楽部に所属した私は、一年生の夏に夏合宿に参加した。一週間の合宿のあと、最終日の夜は各バンドの発表会だった。
一通り発表の終わったあとだったと思う、舞台袖から演奏をしながらバンドが乱入してきた。アルトサックス、テナーサックス、トランペット、トロンボーン、ギター、よく分からない打楽器などなどを鳴らしながら、ぞろぞろとメンバーが舞台に集まり、総勢10人くらいいただろうか。
そしていきなり、爆音のようなアバンギャルドなライブが始まった。田舎から上京してきたばかりの私は、そんな大所帯バンドの演奏を生で体験するのは初めてで、いったいこれはなんなんだ~!?、と驚いた。それが大所帯バンド好きの始まりだったのではないかと思う。
その時のバンド名はたしか青空青年楽団だったか堤バンドだったか。リーダーは堤武秋さん。トロンボーンは河合わかばさん。そして、ジプシー・バイオリンは太田惠資さんだった。そう、今夜のシカラムータライブで、太田さんとは、大学の頃以来の再会だったのだ。
太田さんはその後も学園祭にやってきたり、サークルのOB達とバンドを組んだりしていた。私のことはなんとなくしか覚えていなかったようだが、打ち上げの席で話すと、当時のサークルの先輩や、同輩の懐かしい名前が次々と飛び出し、たしかに同じところで音楽を共有していたことを確認できた。
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大所帯バンドは楽器も多い。打ち上げは広くて安いHub。
メンバーと縁の深い、大工さん、奈須(やちむん)さんも参加。
こうして振り返ってみると、あの当時の私のいたサークルは、ほんとにスゴイ場所だったんだなと思う。そんな中に混ぜてもらって、いろんな音楽体験ができたことを、今、本当に宝物のように思う。
さて、素晴らしいシカラムータの演奏だったのだが、日取りが悪かったのか、宣伝が不足していたのか、お客さんの入りがはっきりいってかなり少なかった。大所帯バンドなだけに、これでは収支が真っ赤っかだ。
15周年でせっかく沖縄にやってきたのに、こんな素晴らしい演奏にお客さんが入らないのはもったいない。というか、沖縄の若いミュージシャンは見にいって、打ち上げに押しかけて、いろいろ吸収してください。チャンスです。
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本日11月7日20時よりカフェユニゾンにて
ちょっと小編成のアコースティックバージョン
ジンタらムータでライブがあります!
甘く優しく怪しく懐かしい演奏を、是非ご堪能あれ。
恐くないです。
ちょっと小編成のアコースティックバージョン
ジンタらムータでライブがあります!
甘く優しく怪しく懐かしい演奏を、是非ご堪能あれ。
恐くないです。
「シカラムータ」プロフィール:
アバンギャルドとチンドンのストリート魂が絶妙にシェイクされた大熊ワタルのクラリネットに、サックス、ヴァイオリン、ギター、トロンボーン、テューバ、ドラムが刺激的かつ絶妙に絡む。ロック、ジャズ、トラッド…あらゆるジャンルの垣根は完璧に踏みにじられ、シカラムータの破壊/再生のメリーゴーラウンドに乗って、すべては爆笑と号泣の渦に巻き込まれていく。「東京アンダーグラウンドの底力」と言われた曲者揃いの超異才集団による脳天直撃サウンドは、国内外で常に反響を呼び続けている。1994年頃より、クラリネット奏者大熊ワタルがリーダーとなり活動を始めた「大熊亘ユニット」を、97年あらたに「CICALA`VTA(シカラムータ)」と命名、戦前の大道演歌師・添田唖蝉坊の墓碑銘(「A CICALA-MVTA CHE CANTAVA ELAS VA MOGLIE CHE L'AMAVA」=「歌を歌った声なき蝉と彼を愛したその妻に」の「声なき蝉」)にちなんでいる。(公式サイトより)
なぜ大所帯バンド好きになったかの源流は、大学時代の体験にあると思われる。大学に入学して軽音楽部に所属した私は、一年生の夏に夏合宿に参加した。一週間の合宿のあと、最終日の夜は各バンドの発表会だった。
一通り発表の終わったあとだったと思う、舞台袖から演奏をしながらバンドが乱入してきた。アルトサックス、テナーサックス、トランペット、トロンボーン、ギター、よく分からない打楽器などなどを鳴らしながら、ぞろぞろとメンバーが舞台に集まり、総勢10人くらいいただろうか。
そしていきなり、爆音のようなアバンギャルドなライブが始まった。田舎から上京してきたばかりの私は、そんな大所帯バンドの演奏を生で体験するのは初めてで、いったいこれはなんなんだ~!?、と驚いた。それが大所帯バンド好きの始まりだったのではないかと思う。
その時のバンド名はたしか青空青年楽団だったか堤バンドだったか。リーダーは堤武秋さん。トロンボーンは河合わかばさん。そして、ジプシー・バイオリンは太田惠資さんだった。そう、今夜のシカラムータライブで、太田さんとは、大学の頃以来の再会だったのだ。
太田さんはその後も学園祭にやってきたり、サークルのOB達とバンドを組んだりしていた。私のことはなんとなくしか覚えていなかったようだが、打ち上げの席で話すと、当時のサークルの先輩や、同輩の懐かしい名前が次々と飛び出し、たしかに同じところで音楽を共有していたことを確認できた。
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大所帯バンドは楽器も多い。打ち上げは広くて安いHub。
メンバーと縁の深い、大工さん、奈須(やちむん)さんも参加。
こうして振り返ってみると、あの当時の私のいたサークルは、ほんとにスゴイ場所だったんだなと思う。そんな中に混ぜてもらって、いろんな音楽体験ができたことを、今、本当に宝物のように思う。
さて、素晴らしいシカラムータの演奏だったのだが、日取りが悪かったのか、宣伝が不足していたのか、お客さんの入りがはっきりいってかなり少なかった。大所帯バンドなだけに、これでは収支が真っ赤っかだ。
15周年でせっかく沖縄にやってきたのに、こんな素晴らしい演奏にお客さんが入らないのはもったいない。というか、沖縄の若いミュージシャンは見にいって、打ち上げに押しかけて、いろいろ吸収してください。チャンスです。