夕べ、相方と、沖縄が被災地にできる一番の貢献ってなんだろうかと話していた。
私は、すこし状況が治まったら、箆柄暦と仲の良いミュージシャンにお願いして、沖縄で慰問団を編成して、被災地を励まして回ったらいいのではないかと提案した。すると相方が「それいいね、それって、てるりんさんの『ぬちぬぐすーじさびら』じゃないの」と気がついた。「ぬちぬぐすーじ」プロジェクトだねと。
「ぬちぬぐすーじさびら」というのは、沖縄が戦争で壊滅的な打撃を受け、多くの人々が死に、生き残った誰もが打ちひしがれていたとき、小那覇舞天さんと照屋林助さんが、家々を回り、滑稽なネタを披露し、人々を笑わせ、元気づけたときの言葉だ。
「ぬちぬぐすーじさびら（命の御祝いをしましょう）」の意味は、「生き残った者たちで、命あることを祝いましょう。そして、なくなった人たちを悼み、明日への勇気を出しましょう」といった意味だと認識している。
最初は「こんな時に何を言う」と怒られたそうだ。今でいう「不謹慎」というやつだ。しかし、それでも面白いことをしているうちに、いつしか笑いが起こり、元気を取り戻すことができたそうだ。これは沖縄では誰もが知っている逸話だ。
昨日、musix2011が中止となったので、今日は朝から、そのなかでも自主開催に切り替えて開催するイベントが無いだろうかと電話をかけまくった。すると、いろんなカタチで、チャリティー公演を行おうとしている動きがあることに気がついた。
みんな、こういう時だから、音楽でなにか貢献したいと思っているのかと思うと、やっぱり「ぬちぬぐすーじさびら」の精神は、沖縄の人達の間に息づいているんだなと感じた。
私は、タイフーンfm（エフエム那覇）で、月に二回、沖縄イベント情報を紹介するラジオ番組を持っているが、今日はその放送日だった。分かる範囲で、開催中止や延期、中止にならずに開催されるイベントの情報を紹介した。
番組が終わってスタジオから出てくると、次のコーナーの出演者として、照屋林次郎さん（林助さんの次男）が来ていた。4月4日に行われる第3回 コザ・てるりん祭」の告知のためだった。その前に、3月19日にプレイベントが予定されていたので、「林次郎さん、プレイベントのよなは徹さんのライブはやりますか」と聞いてみた。
すると林次郎さんは「ぬちぬぐすーじさびら」と答えた。こういう時だからやるに決まってるだろうという感じで答えた。さすが、本家直系の「ぬちぬぐすーじさびら」であった。
3月10日は照屋林助さんの七回忌だった。林助さんは、再び「ぬちぬぐすーじさびら」が必要なときが来ることを、伝えたかったのだと思う。
■ヒトワク 110315「箆柄暦ヒトワク ～ ぴらつかさんに知らせなきゃ」
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中止・延期などの情報は、できるだけイベントカレンダーに反映させたいと思います。
■ヒトワク 110315「第3回 コザ・てるりん祭」開催のお知らせ
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「ぬちぬぐすーじさびら」というのは、沖縄が戦争で壊滅的な打撃を受け、多くの人々が死に、生き残った誰もが打ちひしがれていたとき、小那覇舞天さんと照屋林助さんが、家々を回り、滑稽なネタを披露し、人々を笑わせ、元気づけたときの言葉だ。
「ぬちぬぐすーじさびら（命の御祝いをしましょう）」の意味は、「生き残った者たちで、命あることを祝いましょう。そして、なくなった人たちを悼み、明日への勇気を出しましょう」といった意味だと認識している。
最初は「こんな時に何を言う」と怒られたそうだ。今でいう「不謹慎」というやつだ。しかし、それでも面白いことをしているうちに、いつしか笑いが起こり、元気を取り戻すことができたそうだ。これは沖縄では誰もが知っている逸話だ。
昨日、musix2011が中止となったので、今日は朝から、そのなかでも自主開催に切り替えて開催するイベントが無いだろうかと電話をかけまくった。すると、いろんなカタチで、チャリティー公演を行おうとしている動きがあることに気がついた。
みんな、こういう時だから、音楽でなにか貢献したいと思っているのかと思うと、やっぱり「ぬちぬぐすーじさびら」の精神は、沖縄の人達の間に息づいているんだなと感じた。
私は、タイフーンfm（エフエム那覇）で、月に二回、沖縄イベント情報を紹介するラジオ番組を持っているが、今日はその放送日だった。分かる範囲で、開催中止や延期、中止にならずに開催されるイベントの情報を紹介した。
番組が終わってスタジオから出てくると、次のコーナーの出演者として、照屋林次郎さん（林助さんの次男）が来ていた。4月4日に行われる第3回 コザ・てるりん祭」の告知のためだった。その前に、3月19日にプレイベントが予定されていたので、「林次郎さん、プレイベントのよなは徹さんのライブはやりますか」と聞いてみた。
すると林次郎さんは「ぬちぬぐすーじさびら」と答えた。こういう時だからやるに決まってるだろうという感じで答えた。さすが、本家直系の「ぬちぬぐすーじさびら」であった。
3月10日は照屋林助さんの七回忌だった。林助さんは、再び「ぬちぬぐすーじさびら」が必要なときが来ることを、伝えたかったのだと思う。
■ヒトワク 110315「箆柄暦ヒトワク ～ ぴらつかさんに知らせなきゃ」
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■ヒトワク 110315「第3回 コザ・てるりん祭」開催のお知らせ
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