今 僕の書く言葉を取られたとしても
僕の詩が出なくなったとしても
僕は たいして困りはしない
僕の言葉の奥にあるものは
愛と正義
その 愛と正義に生きるために
何回も生まれて死んできた
その生き様が 僕そのものだから
そして それが
この地球を美しく飾る
煌めく宝石のひとつになっているから
僕が知識を求め
透明な言葉を出すのは
愛と正義を顕しだすため
本を読んで得る知識も
詩人のような透明な言葉も
みな
愛と正しさを探究するためにある
言葉を換えて言うなら
知識と言葉は
愛と正義に奉仕するためにある
ということだ
このことが この国から忘れられて
どのくらいたったのだろう
だから
せめて この小さな街角で
この光りを放っていたいのだ
僕がひとりの人を愛するとき
ひとつの幸せが顕れる
僕が家族を愛するとき
暖かい家庭が出来る
僕が国を愛するとき
僕は愛と正義のために自分を捨てて
戦うこともある
たとえ
僕が今 言葉を取られたとしても
優しい眼差しは変わらないし
僕の愛の波動は
相変わらず仕事をし続けるだろう
そして
相も変わらず
お茶目な生き方をするだろう
たったひとりのオーディエンス