世にある日々

現世(うつしよ)は 愛おしくもあり 疎ましくもあり・・・・

百尺竿頭進一歩

2015-09-23 | ふぉと



























うちの菩提寺は 曹洞宗妙心寺派

そのお寺の裏にあるお墓を掃除しながら
無門和尚の説かれた
「無門関」の第四十六則
「百尺竿頭進一歩」の公案のことを考えていた


今まで50年ほど人生を生きてきた
そして いろんなことを学んだし悟りもした
ちょうど 百尺ある竹を
とことこの歩いて登っていたようなものだ

そして 今
自分の心の中にある闇と対峙して
それと格闘して その正体が見えてきた

百尺ある竹を登りきって
竹の先っぽにたどり着いたようなものだ
この先はない

自分で自分に問うてみる


「 自分の人生の大きな問題は見えてきた
でも この先
君は 何処に行くんだい
君は どう変わっていくのかい

今までの人生に執着して
ブラブラと
百尺竿頭にぶらさがっているのを
よしとするのかい

それとも 竿頭から飛び出して
新しい自分になってみるかい

まぁ 下に落ちても
 死ぬことはあるまい ・・・・ 」


なんて

そんなことを自問自答してみた ・・・・