而今

「我ここに於いて切なり」
今この時を懸命に生きる。生き方上手になりたい・・・

めぐみ・・・を観てきました。

2007-02-24 | 癒しです・・映画
<あらすじ>
1977年11月15日、新潟に住む横田めぐみさん(当時13歳)が下校途中に突然姿を消した。家出、誘拐の可能性と見て、警察の捜査が始まる。めぐみさんの両親、横田滋さん、早紀江さんは、あらゆる手段で、めぐみさんを探し続けるが手がかりは得られなかった。2年後、早紀江さんは日本海側でのアベック失踪事件の記事を目にする。わが子も北朝鮮に拉致されたのではないか。そして、事件から20年後の97年、北朝鮮元工作員によって、めぐみさんが北朝鮮に拉致され、今も北朝鮮で生きていることが明らかにされる。

テレビでは見る事の出来なかった拉致家族をみました。病床から娘や息子の名前を呼ぶ親が映し出されたときは、切なかったですね・・・
そして今でも子どもたちに会えずにいる親たちがいる。自民党本部に向かって”ばかやろう”と叫ぶ親達。腹の底から怒りをこめて叫ぶ・・・
それでも届かぬ思い。国ってなんだろ?国民って?政府って?
もどかしさとはらただしさだけが残る。
何十年経っても親にとってはいまだに”めぐみちゃん”いなくなったそのときのまま”めぐみちゃん”との時間が止まってしまっている。それでも両親の周りは時をきざんで老いていく。いったいいつまで待たせるのだろう・・・
本来なら孫に囲まれて、穏やかなおじいちゃんとおばぁちゃんになっていたことでしょうに・・・
このような映画をどうして日本の監督はとらなかったのだろう・・・
日本人ではなかったからとれたのだろうか・・・
横田夫妻の口喧嘩している場面があったり、息子が両親を思いやって言葉につまる場面もありました。テレビで見ていた以上に横田一家に親しみを持ちました。
そして・・・
親が元気なうちに一日でも早くめぐみさんをはじめとして全員の帰国を願います。

映画館のロビーには、テレビなどではみることのなかった、めぐみさんや有本さんなどたくさんのかたの写真がコメントつきで飾ってありました。
そして・・・
この平成になってからも拉致されたと思われる方達の写真も、肉親の呼びかけとともに飾られておりました。拉致と騒がれている中で、”拉致されたと思われる”人がこんなにたくさんいるなんて・・・
映画を観終った人たちが、ひとつひとつくいいるように見ておりました。
ため息ともつかないものをつく方もおりました・・・

お奉行様もわたしも無口になって映画館を出てきました。
わたしたちに出来ることはなんだろう・・・って思いながら・・・

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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めぐみ (ぐうたらママ)
2007-02-25 23:38:24
事件から こうやって報道されるようになるまでの苦労は 並大抵ではなかった事でしょう。
私も、『何で帰れないの』 『何で返さないの』って思うのですが 何とかならないでしょうか。
一日も早く 拉致被害者の方々がご家族の元へ帰ることが出来ますように
これからも関心を持ち続けたいと思います。
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わたしも・・・ (☆ぐうたらママさんへ)
2007-02-26 17:21:18
無関心にならずに、感心を持ち続けることだと思います。

一日の早く家族の方達の笑顔がみたいものです・・・



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