「美」を愛する人へのメッセージ

岩国市を中心に「いろ・色・パステル画」展を開催しています。また、「美」という大きなテーマに向かって発信していきます。

「寒い一日とモネ」

2011-02-13 07:59:27 | 「美の遊歩道」

昨日、「広島」の「ひろしま美術館」で行われるミュージアム・トーク」に行ってみようと、駅に行くと外はこのように吹雪のような天気でした。

横殴りの雪がまう中、電車はのろのろと動き、この日の天気が全く予想ができない状態になりました。

普段とは違い、空全体が真冬のような感じになり、この日無事広島へ着くかさえ、不透明になってきました。


広島に着くと、雪もおさまり無事「ひろしま美術館」に到着しました。

 

「ミュージアム・トーク」とは、どんなことをするのだろうと興味深々と会場に入りましたが、動画にあるように「マイヨール」の彫像が置かれた円形のの空間を使って、学芸員の方が「モネ」の作品をスライドを使いながらの説明をしていました。 

 

はじめてこうした所での「ミュージアム・トーク」ではありましたが、とてもおもしろく「モネの世界」に自分が入り込んでいくのが良くわかりました。

 モネ

この動画は、「モネの作品」を集めているので、参考になると思います。

 

説明があると、さらに良くわかると思いますが、そうした試みもこれからはだいじなことだと思いました。

 

午後からは、この会場で「ミュージアム・コンサート」があり、円形を囲んでピアノを彫刻の横に置いての演奏が行われました。

 

残念ながら、会場での撮影は禁止されていて、こうした動画を通じてイメージしてもらうしか方法がありません。

 

しかし、こうした空間の中で文化に浸れる時間が持てることは「至福の喜び」だと痛感しました。

 

昨日の1日は雪をのどけば、「最高の空間」を満喫したような気持ちになり、こうした時間の大切さをしみじみと考えるようになりました。

 

「文化」をどのように自分の世界へ取り込んで行くかは、これからの私たちの大きな課題のように思えます。

 

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「セーヌの流れに沿って」

2011-01-12 09:56:22 | 「美の遊歩道」

、「広島美術館」、「モネ」を中心とした「印象派と日本人画家たちの旅」という内容で、展覧会が開かれています。

 

昨年の12月、上京した時に見た「モネとジェヴェルニーの画家たち」と違って、日本人画家が登場すると言うことで、わかりやすい内容になっています。

 

玄関のガラスには、「パリの街」をイメージしたシルエットが描かれ、「パリ」の雰囲気を出そうと企画が考えられています。

 

私が入場券を買おうとしたところ、となりから招待券を「さっ」と出した人がいて、私にくれました。

 

見知らぬ私に気前よく「招待券」をくれたその方は、いかにも「美術」が好きで、これから「美術館めぐり」をするようなことをいっていました。

 

以前にもここで、私はただの招待券をもらった経験があり、「とても幸せな気分」になったことを思い出しました。

 

こうした突然の、善意を受けると人はとても幸せな気持ちになります。

館内に入ると、「シスレー」の絵があり、彼独特のタッチで描かれた「風景画」は、私たち日本人にはとても受け入れやすい色彩になっています。

 

彼の特徴は、必ず絵の中に「陰と陽」があり、その存在の中の色彩がとても豊富なことで知られています。

 

例えば、この絵の場合「遠景」を明るくしていて、その中に多くの色が使われているのがわかると思います。

 

それに「対比」するかのように、手前に「影」の部分を持ってきて、その「影」の中にも多数の色が使われていることがわかります。

 

「人の目」には、多数の色が使われると「自然光」を意識するところがあり、とても」受け入れやすい感覚が働くようです。

「モネ」はそうしたことを、かなり探求した人で、その絵画にはそうした悪戦苦闘した痕跡がかなり見れます。

 

しかし、この二人のような「印象派」の人達は、はじめて「光」と言うものを「テーマ」に絵を描いた人達で、その「イノベーション」のようなものは今でも幅広い支持を受けています。

 

今現在、絵を描いている人達は必ずと言っていいほど、この「印象派」の影響を受けていることには間違いありません。

 

そうしたことを考えながら、館内を回るととても理解しやすい美術展になると思います。

 

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「ポーランドの至宝」

2011-01-11 07:10:38 | 「美の遊歩道」

明日まで、広島市の「県立美術館」「ポーランドの至宝」という展覧会を開催しています。

 

「レンブラント」が描いた「レンブラントのモナリザ」と呼ばれるパンフレットを使ったこの垂れ幕も、どこか人の目をひきつけるものがあります。

会場に入ると、この人の多さにはまず驚かされました。

 

「広島」での美術展覧会でこんなに人が多く集まったのは、はじめて見る光景です。

 

東京で行われる展覧会には、たくさんの人が集まりますが、ここ「広島」では切符を買うのに、こんなに並ぶことはまずありません。

 

切符を買うのにどのぐらい時間がかかるのか、係りの人に聞くと、30分以上はかかると言うことでしたが、これほど並ぶにはその理由が館内にあるということで、並んで入場することにしました。

館内は、「撮影禁止」でその様子はとってはいませんが、こうした作品がまずつづきます。

 

「富と権力」を象徴するこうした作品群は、ヨーロッパ絵画の特徴ですが、私はこうした作品はあまり興味がなく、人をかき分けて先へすすみました。

「レンブラント」の作品が、2点ありましたが、そのうちの1点がこの「机の前の学者」という題名の作品です。

 

「レンブラント」らしいそのタッチには、彼独特の世界が見えてきます。

やがて、奥へすすむと19世紀以降の「ポーランド絵画」が登場して、このあたりからとても理解しやすい絵画の登場になります。

 

私が一番気に入った絵画はこの作品で、「白と青」の世界がとても美しい作品となっていました。

「印象派」の作品を思わすようなこの作品は、会場に来た人々の目をくぎ付けにしていて、とても人気のある作品でした。

 

特に、日本人にとってこうした色の美しい絵画には目がひきつけられる傾向があるようです。

 

他の分野で活躍した「ポーランド出身」の人の紹介もあり、「ポーランド」という閉ざされていた社会主義の世界をわかりやすく見せていました。

 

その中で、音楽では「ショパン」、化学では「キューリー夫人」、「コペルニクス」等が紹介されており、「ポーランド」の歴史が好きな人にはとても見ごたえのあるものになっています。

 

明日12日(水)で、この会期は終わりになりますので、いってない方は是非いってみてはどうでしょうか。

 

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