先日「和木町」にある「蜂が峰総合公園」へ行って見ました。
今のシーズンは「バラ」がきれいで、たくさんの人が「バラ」を見ようと駆けつけていました。
私はこの公園にははじめて行ったのですが、「バラ園」という独立したところがあり「バラ」だけを楽しめるコーナーがあります。
こうして色とりどりのバラを見ると、とても華やいだ気持ちになり、「自然の色」の持つ魅力に取り付かれます。
地平線が中心にきて、上部には「空と雲」があり、下のほうに「バラ」がある構図になっています。
今にも絵になりそうな構図ですが、やや平凡な感じがします。
こうして、「空」をバックにすると「バラ」の存在が生き生きとして我々の目に飛び込み、その存在感がとても強いものになります。
また、「空間」を感じることができ、「バラ」だけに目が行くという効果があります。
「バラ」の形体を印象付けたい時は、このように他の部分を描かずに「バラ」だけを描くのもいいかもしれません。
「バラ」の持つ「フォルム」に目が行き、「バラの花」の美しさを際立てることができます。
こうした道具に絡まっている「バラ」は「色と点」が強烈に目に飛び込み、点の位置関係のおもしろさがでてくるように思われます。
こうした「奥行き」のある構図では、目の位置が自然と奥のほうに行き、一つ一つのバラの位置関係が良くわかるようになっています。
「白」と「赤のバラ」はとてもきれいで、高貴な雰囲気さえ漂わせています。
「ピンク」が入ることにより、それがよりいっそう強調されているように見えます。
「バラ園」の中を歩いているだけで、いろいろな構図に出会え、どうしたらおもしろいものができるかイメージすると、とても楽しいものがあります。
「スケッチブック」を片手にこうしたところへ言ってみるのも、えの勉強になると思いませんか。