8月が終わってしまった。そして夏が過ぎていく。
今年の夏、ラッキーだったことがある。それは、九州の大宰府に観光で訪れたとき、ちょうど九州国立博物館で「東山魁夷」の特別展を見ることができたことである。戦前の模索の時代から平成11年の作品「夕星」まで、東山氏がどのような思いで描いてきたのかを見ることができた。圧巻だったのは、唐招提寺御影堂障壁画の濤声(とうせい)でした。あのふすま絵を見たとき、東山は昭和の天才だ!!!と思いました。もう、これだけの作品を見ることはないだろう。
酒井治の絵から夏の終わりを感じさせる絵を選んでみました。