いつもなら美術館に行って絵を観てくるのですが、今回は神奈川近代文学館へ行ってきました。そこで発見したことが2点あります。
皆さんは夏目漱石が絵を描くことをご存知でしたか。それもなかなか趣のある絵を描いていることに気づきました。個人的には正岡子規の絵よりしゃれているように思います。それから木下杢太郎の水彩画は繊細で色彩も自然の色を忠実に表わしていて綺麗でした。文学と絵、文学と音楽、絵と音楽、映像と絵、あらゆるものが一本の線で結ばれているように思います。
もう一つの発見は当たり前と思われるかもしれませんが、神奈川県は近代の文学者の聖地になっていることです。夏目漱石、森鴎外、太宰治、三島由紀夫、黒岩重吾等など、時代は違てもその土地の魅力なのか同じ文学をする仲間たちが引き寄せるのか分かりませんが、多くの文学者がそこで沢山の作品を生み出していったことは事実です。
夏目漱石「アカザと黒猫図」
木下杢太郎画「百花譜」から さんしゅう
木下杢太郎画 つた
木下杢太郎画 はちじょうあきのきりんそう
木下杢太郎画 ほたるぶくろ