今回も北欧の絵を紹介します。
酒井治が描いた絵を探していると、この絵も北欧の絵だったんだと改めて知る機会になりました。
確かに絵を観ているとこんな風景だったなと懐かしく感じています。
今回も北欧の絵を紹介します。
酒井治が描いた絵を探していると、この絵も北欧の絵だったんだと改めて知る機会になりました。
確かに絵を観ているとこんな風景だったなと懐かしく感じています。
前回はエメラルドグリーンで北欧を表現した作品を紹介しましたが、今回はコバルトブルー、イエローグリーンなどの明るい色使いや、紅色で描いた作品もあります。絵をご覧になってどんな色を使っているのか見て頂けたらと思います。
酒井治が描いたエメラルドグリーンを覚えていらっしゃるでしょうか。
彼が北欧に行って描いた作品の中にエメラルドグリーンを使用した絵が何枚かあります。あのエメラルドグリーンの風景に会いたくて遺作展の後、私も北欧に行ってきました。
深い緑の針葉樹と氷河の溶けた水が川をつくり海に流れる大自然の風景。美しかったです。でも、自然の色はエメラルドグリーンではなく、ダークグリーンでありダークブルーでした。自然は日によっても天候によっても日々色を変えていますから、一概には言えません。
しかし、酒井治は水の色をあえてエメラルドグリーンにしたように思えてなりません。美しいノルウェーの風景をエメラルドグリーンで表現したかったのでしょう。
話はそれますが、今、佐渡裕の「僕が大人になったら」の本を読んでいます。佐渡裕さんは世界で活躍している指揮者です。この本を読んでいるとクラシックの音楽が実に素晴らしく楽しいものであるか、クラシックに関心のない私でもクラシックを聴いてみたいなぁという気持ちになります。
酒井治はよく絵を描くときにクラシックのCDをかけながら絵を描いていました。あの北欧を描いた時にはどんなクラシックの曲を聴いて描いていたんだろうかと、作品を見ながら思いを馳せています。
9月1日にプーシキン美術館展(横浜美術館)に行ってきました。
フランス絵画300点とあって17・18世紀の古典主義やロココで有名なプッサン、ブーシェ、グルーズなどの作品がありました。。
19世紀前半では新古典主義やロマン主義それから自然主義で有名なアングル、ドラクロワ、コロー、ミレーなどの作品を味わうことができました。
19世紀後半では印象派の有名な画家達の作品に出合えたことに感動しました。マネ、モネ、ルノワール、ドガ、ロワール、ルイ・フォラン、ロートレック、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ヴァイヤール、ドニ、グザヴィエ・ルーセル、ゲラン、ルバスク、シモンと印象派を代表する画家たちの絵が見られるのですからプーシキン美術館の収集に驚きです。
20世紀では、フォーヴィスム、キュビズム、エコール・ド・パリで有名なマティス、ピカソ、ルソー、ローランサン、キスリング、シャガールなどの作品も見ることができます。
今回はヨーロッパの絵画の変遷を見ることができ贅沢な鑑賞でした。
私が買ったポストカードはアングルとクロード・モネの作品です。
アングル「聖杯の前の聖母」
クロード・モネ「陽だまりのライラック」
プーシキン美術館展は9月16日までです。