「美」を愛する人へのメッセージ

岩国市を中心に「いろ・色・パステル画」展を開催しています。また、「美」という大きなテーマに向かって発信していきます。

クリムト展  ウィーンと日本1900

2019-07-18 16:01:13 | 「美術展」

クリムトの絵が見たくて東京へ行ってきました。

7月5日の金曜日、東京都美術館は平日にもかかわらず大勢の人が、クリムトの絵を見るために並んでいました。

チケットを買って会場に入るまでに約1時間待ち!

じっと我慢しながら来館者の人を観察したり話し声に耳を傾けたりして、様々なことを考える時間を得ることができました。

まず東京と地方の美術館を訪れる人の文化に対する受け止め方の違い?

学生や一人で来てる人が多く、リピーターの人も多くいたようです。

もし地方でクリムト展を開催しても、今日のようにたくさんの人が訪れるだろかと考えてしまいました。

次に思ったことは、グスタフ・クリムトって、こんなに人気があったのかな?

国立新美術館「ウィーン・モダン」と東京都庭園美術館「キスリング展」にも、足を運びましたがすんなり入れました。

今回のクリムト展は、初期の写実的な作品から後期の官能的な作品までクリムトの世界を堪能することができ、この事が多くの人を魅了したのではないでしょうか。

 

 

購入したポストカード

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


由志園と足立美術館(鳥取)

2019-02-03 11:04:02 | 「美術展」

 2019年の一回目の記事は、今回の旅で花展と絵画展について感じたことがあります。

大根島にある由志園の日本庭園で、假屋崎省吾の華道展が開かれていました。

テーマは「花札の図柄を大胆な作風と独特の色彩感覚で作り上げた世界観」。

約10点以上の作品があり見ごたえのあるものでした。

花展の花は、いつもテーマやイメージがあり、それに即して花の形や作品が構成されるような気がします。

もし、自然に咲いている花をそのまま生けても作品としては成り立たないように思いますし、

伝統的な生け花さえ、自然のあるがままを行けると言いますが、生ける人によって構成された作品になっています。

一方絵画では、写実的な絵はありのままの絵を忠実に再現しています。

そこに作者が、心を動かされた一景があり、描き手が持つオリジナルの色と構成だけで、見る者の感銘を与えています。

絵画の中には、テーマを決めたものや作者の主張するものもありますが、

写実的な絵で人の心を動かしてしまうのは、花展と絵画展の違いのように思った旅でした。

 

 

 

足立美術館では、橋本関雪展が開催されています。生き物がリアルに描かれており作者の動物に対する愛情と鋭い観察力を感じました。

 

 

 


「チャレンジ エンジョイ パステル展 」 のご案内

2016-05-12 18:30:45 | 「美術展」

 恒例となりました「チャレンジ エンジョイ パステル展」が今日から岩国市中央図書館で開催されています。

モチーフはその人の想いが絵で表現されていますし、そのコメントを読んでいただくと、より一層絵を楽しんでみていただけるのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


美術展のご案内

2016-02-23 17:47:10 | 「美術展」

 まだまだ寒い日は続いていますが、立春も過ぎ、徐々に陽ざしも長くなってきました。暖かくなると自然に体も心も外に行きたくなってきます。遠くへ出かけるのもいいですが、身近な所でも絵の展覧会をやっています。チャレンジ・エンジョイのグループだけでなく、他の絵画クラブの作品もご覧いただけます。また、岩国市在住の古賀健治氏と進藤芙美子氏の個展も近々開催されます。

 

 

 

 

 


「いろ・色・パステル画」展 Ⅱ

2015-11-14 10:03:23 | 「美術展」

 10回目のパステル展が盛況のうちに終わることができました。どの作品も個性の光る作品で、パステルの色の美しさ言うまでもありませんでした。特に私が心を惹かれた一枚の絵がありました。それは、西兼氏のバレリーナを描いたデッサンです。線の美しさとチュチュにつけられたグリーンの色、それもかすかに胸元だけに色彩された色が清楚なバレリーナを印象づけてたことです。そのことを西兼氏にお伝えすると、デッサンは観る人によって様々な想像を広げることができるということでした。色彩された絵は、作者の主張がはっきりしていて、それはそれで見ごたえのある作品になっていて、比較するものではないと思います。ただ、デッサンの素晴らしさを再確認した一日でした。