No02イタリア旅行-サンピエトロ大聖堂.mpg
「ヴァチカン美術館」のすぐとなりに「サンピエトロ大聖堂」があります。
この大聖堂は「カトリック教会」の総本山で、たびたびニュースでも出てくる教会です。
今、宗教のあり方が問題になっていますが、人が創っているそうした組織にはどうしても隠せない問題が多数発生してきます。
あまりにも人を「しきたり」でしばる世界が、「人の心のゆがみ」を生むことがいろいろな事件で暴露されています。
日本でも「相撲界」の「八百長事件」等話題が豊富ですが、そうした古い体質の世界にはどうしても「心のゆがみ」が生ずるのではないでしょうか。
それはさておき、この「サンピエトロ大聖堂」に入ると、いたるところに彫刻があるのに気づくと思います。
「ヨーロッパ」では、どこの国へ行っても「彫刻」がいたるところに展示されており、町の風景の装飾にもなっています。
日本の「看板」の多さは辟易するのですが、もし日本でも看板の代わりに、こうした「彫刻」を展示したらどうなるでしょうか。
そうしたことを考えるととても楽しい気分になります。
「彫刻」と言えば、「ミケランジェロ」ですが、この「サンピエトロ大聖堂」にも彼の作品の代表作である「ピエタ」があります。
この画像を見て、1回は見たことがある人も多いのではないでしょうか。この作品は彼が20代に作った作品として知られており、その天才振りがよくわかる作品になっています。
私は小さな頃より、この作品に憧れ本物を見てみたいと思っていましたが、それが目の前で見れ、その感動は計り知れないものがありました。
つまらないことですが、その巧みな技術と繊細な手法には度肝を抜かされ、本当にこれが人の手によって作られたものであるとは、信じられないものがありました。
それを若干20代の若者が作ったというから、その驚きは2倍にも3倍にも膨れ上がります。
「ミケランジェロ」はとても頑固なところがあり、その当時の権力者とも、かなり考え方の衝突をしていたようです。
先日の「天井画」の制作でも、「私は彫刻家だ」と言うことで、「絵は描かない」ということを前面に出し、断っていたそうですが王の力に負けしぶしぶ制作をするようになります。
「ミケランジェロ」の仕事は、いったん始めるとても早くそのスピードはかなりのものがあったようです。
「ミケランジェロ」の集中力には、すさまじいものがあったようで、それがこうした作品を残している原因だと思います。
現在に住む我々も「集中力」がいかに大事であるかも、こうした先人から学ぶことができます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます