マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

遠路はるばるコンサートを聴きに

2024-07-08 00:27:05 | 日記
好きなピアニストのコンサートを聴きに、はるばる三鷹まで行きました。
中央線沿線は横浜からだと結構遠いのです。
乗り換えが比較的楽な方法‥横浜まで行ってから湘南新宿ラインを利用するというルートで行きました。
中央線沿線は、大学時代に中野に住んでいたので、知らないわけではないけど、新宿駅がここ数年で結構変わったので、事前に乗り換えとか調べておきました。

コンサートは、フランチェスコ・トリスターノのリサイタルでした。
ラヴェルの2台ピアノ「ラ・ヴァルス」をした時に、参考音源をYoutubeで探して、これ、おもしろいと思ったのが、トリスターノとアリス=紗良・オットの演奏で、それを聴いて以来、ぜひ生で聴いてみたいと思っていたピアニストでした。
角野さんとのコラボとか2台とかあったようですが、純粋にソロで聴きたかったので。

プログラムは、前半はバッハのフランス組曲が3曲で、後半はトリスターノオリジナルの曲とラヴェルの夜のガスパール。
トリスターノの音は、表情豊かで美しい。
バッハは、各声部がクリアで特に左手がいい音楽を作っていました。
それぞれ違う楽器で演奏しているかと思われるほど。
バッハをピアノで弾くってこういうことね…というのがよくわかりました。
ラヴェルの夜のガスパールは圧巻でしたが、繊細な音と勇壮な音‥とまぁ単純には言えませんが、おもしろい演奏でした。
私がこの曲に持っていたイメージより軽い感じでしたが、感動でした。
オリジナルの曲はとにかくおもしろかった。
帰りに、演奏した曲が入っている、「ピアノ・サークル・ソングス」というCDを買いました。
サインに並んでいる人がたくさんいたけど、今回はパス。
と言うか、演奏終わってからさらにサインって、しんどいだろうなぁ‥と思うわけで。
トリスターノは、ジャズやテクノミュージックもするので、時々ジャズっぽい演奏だと思える部分もあって、独特のリズム感だな…と。
いい演奏を聴くと幸せな気持ちになるというのを、改めて実感しました。
コンサートとはこうあるべき…。

今回の席は、あえて左側のサイドの席をとりました。
まぁ身を乗りださないと手すりに阻まれて若干見えにくい部分はありましたが、色々よく見えて良かった。
おまけに、このホールはステージの右サイドから演奏者が出てくるので、それも良く見えたし。
トリスターノは身長もあってスッとしているので、見栄えも良かった。
若い頃はすっきりしていたのに、だんだんいい体格になってくる人が多いのは残念ですね。

三鷹市芸術文化センターは三鷹駅から少し距離があって、バスもありましたが、歩いてみました。15分くらいかかったのですが、街並みを見ながら。
途中に禅林寺というお寺があって、太宰治や森鴎外のお墓があるようでしたが、さすがにそこまで行く元気はなかった。
なので、山門だけ写真を。

夕方になっておもしろい雲が。
 

すご〜く暑かったけど、水分を補給しつつで、電車は座れて涼しかったので、そこまで大変ではなかったかな。




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