國立故宮博物院展、行ってきましたよ!
目玉の「翠玉白菜」を見るのに1時間くらいかかりましたが、まだましだったようです。
私たちが帰る頃(12時過ぎ)には、なんと210分待ちとのことでした。
翠玉白菜は、キトラと同じく、本館の特別展示室に展示されています。
白菜以外は平成館で、「白菜はいいわ」、という方は、(今日は)ほとんど並ばずに入館できていました。
さて、翠玉白菜ですが、特別展示室の奥に、丸いブースが作られ、その真ん中のガラスケースに鎮座して展示されています。
照明の効果もあって、透き通るような白菜の葉っぱが本当に美しい。
緑と白の天然の翡翠の塊を、白菜ときりぎりすとイナゴに見立てたその眼力が神です。
葉脈の細かな彫りは、まさに神業。
たった20センチ足らずの白菜が「神品」だなんて、と思っていましたが、間違ってましたね。
一度は見ておきたいお宝です。
これだけでも、十分満足なのでした。
平成館の方は、書画や陶磁器、工芸の傑作が並んでいました。
書画の方は、あまり詳しくない私でも知っている「王義之」や「蔡じょう」などの書がズラッと並んでいました。
鉛筆でメモをとりながら鑑賞している人もちらほら。
みなさん、勉強熱心です。
(私はほとんどスルーさせてもらいました。書道には、大学時代の苦い思い出があります。)
私の心に残っているのは、犠尊や亞醜方尊なんかのユーモラスな動物の造形。
汝窯の青磁の水色の美しさ。
豪華絢爛な景徳鎮窯の艶やかさ。
二重構造の藍地描金粉彩遊魚文回転瓶。
金魚かわいかったなあ。
臙脂紅椀のピンク色。
透彫の細やかさ。
そうそう、熊と人間もかわいかったなあ。
さて、けっこうじっくり見たので、ちょっと疲れました。
そこで、東洋館のロビーでちょっと休憩。
東洋館は、訪れる人が少なくて、のんびりできます。
施設は新しいし、展示されているものも結構おもしろいと思うのですが、なぜか人気がない?
イケメン揃いのガンダーラ仏とか、私は結構気に入ってます。
ここの5階では、「翠玉白菜」と連動して瑪瑙の「柘榴」と「金魚」が展示されています。
こちらは写真OKなので、アップしておきますね。
博物館のHPで調べたら、柘榴の種?にはルビーが嵌め込まれているそうです。
色が赤っぽいところがそうかな?
金魚、かわいくないですか?
これから、いらっしゃる方は、ぜひ東洋館にもいらしてください!