13日14時の公演を見ました。
なかなか面白い舞台でした。
演劇というよりは、能か狂言か語りか、という感じ。
まず、その舞台美術に感心しました。
三日月形の回り舞台が、回転する度に、世界や宇宙が果てしなく広がり、輪廻する、
そんなイメージが広がっていきました。
そして、二幕。
象形文字である漢字の特徴をうまく活かした演出はホントに楽しかった。
虱・鳥・鳶・的・矢…
漢字ってホントに面白い。
「山月記」の重厚と「名人伝」の軽妙が敦と敦達の語りでつづられますが、
二つの物語の手触りがまるで正反対なので、正直、別々の物語を見せられた感じ。
二つの物語がもっと融合していたら、と思いました。
でも、あえて融合させず、能と狂言みたいな関係を狙ったのかもしれません。
だとしたら、それは成功していると思います。
今回、大鼓と尺八の音色にも感動しました。
大鼓の躍動感、尺八の清澄な響きが、李徴の狂気と悲しみを物語っていたように思います。
それにしても、萬斎さんは多才な人ですね。
うらやましいかぎりです。
なかなか面白い舞台でした。
演劇というよりは、能か狂言か語りか、という感じ。
まず、その舞台美術に感心しました。
三日月形の回り舞台が、回転する度に、世界や宇宙が果てしなく広がり、輪廻する、
そんなイメージが広がっていきました。
そして、二幕。
象形文字である漢字の特徴をうまく活かした演出はホントに楽しかった。
虱・鳥・鳶・的・矢…
漢字ってホントに面白い。
「山月記」の重厚と「名人伝」の軽妙が敦と敦達の語りでつづられますが、
二つの物語の手触りがまるで正反対なので、正直、別々の物語を見せられた感じ。
二つの物語がもっと融合していたら、と思いました。
でも、あえて融合させず、能と狂言みたいな関係を狙ったのかもしれません。
だとしたら、それは成功していると思います。
今回、大鼓と尺八の音色にも感動しました。
大鼓の躍動感、尺八の清澄な響きが、李徴の狂気と悲しみを物語っていたように思います。
それにしても、萬斎さんは多才な人ですね。
うらやましいかぎりです。