懐かしいチケットの半券です。
私は、コンサートや映画、美術館・博物館の半券やチラシは、ちゃんととっておくタイプです。
演劇関係は「観劇の記録」と題したクリア・ファイルに、チラシと半券、それから新聞の劇評や広告なんかもまとめて整理しています。
整理整頓は苦手ですが、これだけはちゃんと続いてます。
好きだから、なのでしょう。
そのファイルの最初の作品が、鹿賀さんの「ジーザス」なのです。
もちろん、これより前にも、舞台はいくつか見ています。
最初の生舞台は「森は生きている」。
それから、文学座の「早春の譜」。
そして、仲代達矢の「リチャード三世」。
この三つは、中学の演劇部の顧問の先生に連れられて、平和公園の中にあった広島公会堂でみました。
(資料館と並んで建っていましたが、今はどうなってるのかな?)
それぞれ、文化祭で扱った題材に関係の深い演目で、今思うと、よく考えられているなあと思います。
最後まで見るとバスがなくなるので、途中で抜けだし、バスセンター(まだ、「そごう」ができる前)まで走ったのをおぼえています。
この頃は、パンフレットを買うとか、半券を取っておこうなんて考えもしなかったなあ。
劇団四季では、北大路欣也さんが客演していた「オンディーヌ」を見たのが最初。
今でこそ、ちょっと四季は苦手なのですが、当時の劇団四季は、広島で定期的に公演してくれるありがたい劇団でした。
S席4000円、A席3000円、B席2000円。
今の感覚では安いけど、大学生の私にとっては、決して安くはありません。
たしか、映画が学割で800円位。
LPレコードが3000円の時代。
初演のユダは寺田稔さんですが、この時のユダは滝田栄さん。
朝の連ドラで知名度が上がっていたころで、この人歌えるんだ!と思いました。
ヘロデ王は残念ながら市村正親さんではありませんでした。
(市村さんは、そのあとの「エビータ」のチエ・ゲバラ役が初めてでした。)
などと、つらつら思い出す、遥か昔。
* 鹿賀丈史さんの名前の漢字をずっと間違えていました。
一度変換間違えをすると、ずっとそのままになるのが怖い。
これから気をつけます。