今日は「ムーラン・ルージュ」東京公演の楽日ですが、私の「ムーラン」の楽は昨日でした。
少し早めに出かけて、三菱一号館のフォトスポットにやってきました。
周辺は再開発で生まれ変わって、すっかり風景が変わってしまいました。
この一角は、緑豊かなオアシスのようで、私の好きな場所です。
帝劇からは少し離れているので、初めて訪れました。
帝劇のドアもムーラン。
これでお別れです。
本日のメインキャスト。
本日のメインキャスト。
ロートレックとサンディエゴ、ニニが替わりました。
台詞や演技はこの組み合わせの方が違和感を感じないので好きです。
そして、今年は全てさとしジドラーでした。
毎回繰り出すアドリブが楽しくて、大好きでした。
侯爵も全てKさんでした。
正直に言うと、台詞とか歌詞が変なところで切れるのが苦手です。
いらっとさせる悪役だからまあいいんですが、一枚くらい彼方さんが混じっていて欲しかった。
サティーンは平原綾香さんです。
楽なので、全員のパネルもご紹介。
チーム・エレファントだそうです。
今日の客席からの眺めです。
私より後方の席の方が、「嬉しい、こんなに近い!」と喜んでいらしたように、今回一番いい席だったと思います。
芳雄さんの楽がとれただけでもラッキーですが、正直、もっと近くで見たかったです。
楽らしく、初めから全開ノリノリで、ジェットコースターのように一気に駆け抜けて行った感じでした。
ヒューヒューも手拍子もアツめで、ついでにお笑いも多めでした。
多分、平原さんのサティーンだからでしょう。
すごくコミカルな「ムーラン」なんですよね。
平原さんは、泣いたり笑ったり、メリハリある喜劇的演技で、抑えた演技で悲劇性の濃い望海さんとは全然違います。
しかも、ジドラーに「お葬式で下品な歌歌ってね」という台詞が、すごくチャーミングに聞こえるのです。
同じストーリーであっても、喜劇にも悲劇にも感じられる。
不思議です。
芳雄さんのクリスチャンは、それぞれのサティーンの個性にうまく合わせて演じているのだなと思いました。
さすが、世界最高齢のクリスチャンです。
さて、今日の2幕のクリスチャンは闇が深く、ちょっと怖い感じでした。
ところが、フィナーレの場面で,銀テが芳雄さんの額に眉毛みたいにぺったり張り付いて、それがライトでキラキラ反射するというすごいことになってしまい、なんか、笑いを堪えるのが大変でした。
落ちるかな?と思って見ていたのですが、結局最後まで落ちず、さとしさんが剥がして、最前列のお客さんに渡していました。
やっばり、最前列羨ましい。
さて、ダブルキャストなので、昨日が楽の方たちから挨拶があり、盛り上がりました。
平原綾香さんの天然ぷりは昨年と変わらずで、国宝並だと思いました。
芳雄さんは体調を崩して休演されたことを振り返っていましたが、昨年のムーランの初演から、新作ミュージカルに3本立て続けに出演し、コンサートや司会など、休む暇なく走り続けていたのを思えば、休演2回で済んだのは、奇跡的かもしれません。
体力的には大変かもしれませんが、若者たちに囲まれてもそんなに違和感を感じないので、世界最高齢のクリスチャンの記録を更新して欲しいと思います。
久しぶりに長い日記になりました。
あと少しで、東京公演の千穐楽の幕が上がります。
甲斐さんのクリスチャンは、やっぱり今回も予算の都合で行けませんでした。
残念です。
再再演はあるよね?
芳雄さんが新しくなった帝劇で、世界最高齢のクリスチャンを演じる姿を見たいと思います。
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