唐茄子はカボチャ

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デューン 砂の惑星

2011年03月19日 | 好きな映画・良かった映画
デューン 砂の惑星 【HDリマスター版】 [DVD]
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震災後、はじめての映画(DVD)鑑賞でした。
この映画は高校生のときに宇都宮で観ました。
そのときは、うとうとと寝てしまいました。
でも、寝ちゃったくせにこの世界観が好きで、静かな感じも好きで、とうとうビデオを発売と同時に買ってしまいました。確か当時は16,000円ぐらいしたんじゃないかな?

それで、穴の惑星とかいって、くだらない小説を書きました。恥ずかしい・・・主人公は“「ポルル・アトレイ」です”。・・・なんのひねりもない・・・。それで、恋人を「ちゃに子」にして・・・ポルルの妹に「彼こそはクイサッツ=ハデラハッハ!」なんて言わせて・・・馬鹿なことをやってましたね。マジで恥ずかしい・・・

「アラキス・・・デューン・・・砂の惑星・・・」「故郷の話を・・・」「セカンドムーン・・・」とか、「うーシャイフルード・・・」とか、ムアディブが殺しの合言葉になったとか、「ダンカン!」と嬉しそうに声をかけるところとか、あのときの思い出が蘇るようです。
今回あらためてみて、思っていたよりも退屈しなく見ることができました。
あの宇宙飛行士のおじさんは相変わらず今見てもすごいし、魔女集団の衣装とか、なんたらスーツのデザインとか、とてもすばらしい。
砂煙を上げながら口をあけたサウンドウォームは圧巻です。

演技が大げさなところも「らしくて」いいです。

カイルマクラクランの目が青くなってからのこわいものなしの表情もすごくかっこいい。
妹さんも好きです。あのくねくねと、あんな年齢で魔女的動きをするなんて。すごい世界です。

ハルコネン男爵とその一味も相変わらずいい味出しています。

興行的には大失敗だったと聞いていますが、それも納得の映画です。でも、この映画に縛り付けられて離れられない人もけっこういるかもしれません。そんな不思議な映画です。

特撮がひどいという意見もどこかで見ました。上映当時から、もうちょっとうまくやればいいのに・・・と思った箇所もありました。ポールががけから落ちるシーンとか、サウンドウォームの大群とか、サウンドウォームをのりこなすシーンとか、飛行機関係もそうですね。
空中戦については、スターウォーズ帝国の逆襲とかを観ても、宇宙での戦闘シーンと違って、大気圏での空中戦はあまりよくできていないので、多分、景色があるなかでの合成の技術は当時はあの程度だったんでしょうね。(比較するには、デューンのがずっと後かもしれないけど)

いまはCGが発達しているので、どんな世界でも自由に作ることができると思いますが、このデューンは、安易にCGでやってほしくない映画です。
見せることができない部分を表現する芸術力が必要な気がするからです。

テレビ版の長いやつをいっかいDVDで観ましたが、それよりもこっちのがいいです。短い(といっても長い)のもあるけど、変な絵とかもないし。