私は、ブドウを食べるときに皮も種もそのまま食べてしまうのですが、ある日の事、ブドウを食べていたら、バーさんに尋ねられました。
「なんたら、ぶんど かわまずらくのが?」(あれ!ブドウ皮ごと食べるの?)
「んだ、皮まずらくど、体さいんだよ。」(そう、皮ごと食べると体にいいんだよ。)
奥州市辺りでは、(〇〇ごと)というときに「〇〇まずら」を使います。
語源は、いろいろ調べてみたんですが、よくわかりません。
北東北一帯では、「もんずら」「むんずら」「まんずら」とも表現するようで、「むんず」+「ら」が語源であれば、古語の(掴む)意味ですからあながち外れてもいないような気がします。「ら」は、卑下とかおおよその意味があります。
用例
「ばんつぁ デパートさ 買い物ふぐろまずら わせできたんだど」
(御婆さん、デパートに買い物を袋ごと忘れてきたそうです。)
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