時、うつろいやすく

日常のたわいもない話…
だったのが、最近は写真一色になりつつある。

ヒラマサの代償

2016-01-31 01:52:34 | 日常

金にいとめはつけないといわれても受けたくない仕事はある。

A氏からの依頼物件がそうである。

ここひと月あまり、心のうちで、やりたくない、やりたくない、と拒み続けていた。

「鬱」になるのではないかと思うほどに気が滅入っていた。

昨日、そのA氏から電話があった。

「初釣りにいったらいっぱい釣れた。ヒラマサやるけん取りにこんね」

一瞬、ヤッタ、と思った。

不用意に、

「後から取りにきます」

と、いってしまう。

いった端から後悔する。

ヒラマサもらって、仕事はやりたくないとはいえんだろう。

そこまで厚かましくはない。

結局、A氏にその後なにも連絡をいれないまま、魚は取りにいかなかった。

そして、今日、A氏から二度電話があった。

正確には、携帯への着信が二度あった。

これ以上無視はできない。

仕方なく電話をかけることにした。

有無を言わさず、

「今からそっちにくるから」

という返事。

1時間後、A氏が50センチのヒラマサを持って我が家に来た。

チト小ぶりだが、高くつくぞこのヒラマサは。

コメント
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