五十坂・登りきらずに下り坂

とうとう56才になりました。
ほとんど年寄りと女子供しか
回りにいません。
そんな日常を綴っています。

長かったのか、短かったのか、3月も終わり

2011-03-31 15:22:38 | テレビ・芸能・新聞

3月も今日で終わりました。

表現は悪いのですが、地に足がついていないような20日間でした。

52年生きてきたのですが、
52年生きてきても、初めての体験がたくさんあり過ぎました。

と言っても、私の初めて体験なんて、ちゃちなもの。

被災地との距離は、直線にしたら150kmくらいなものでしょうか。

それなのに、こちらは普通の日常生活を送っていられる。
その後ろめたさ。。。

せめて、淡々と普通の日常を送ろう、、、
と、根拠のない私なりのこだわり。

人の話を聞くと、今月はすごい出費だった。
という人がけっこういる。

私は、いつもと変わらなかった。

食品や日常品の備蓄にも走らなかった。
まあね、ダンナと二人の生活なんで、そんなに物いらないし。

この地震で購入したのは、
懐中電灯と単三電池4個(単一はなかった)

それと携行ガソリン缶

これは、娘の車がもうガス欠寸前になって、
娘思いのダンナが購入。
(結局後日、近所のスタンドで満タン入れられたらしい)

今は、こっちでもスーパーにペットボトルに入った水は売っていない。

誰かが買うと、買わなくちゃいけないと思って購入するんだろうか。
それとも、親類にでも送ってやるのだろうか。

確かに原発は怖いけど、
こういう時、お年寄りパワーをだそうよ。
(自分で年寄りというのも何ですが)

年取った人は、率先して福島産を食べよう!
(と言っても、店に売ってないんですが)

そんな運動が全国で広がることを願っているこの頃。


人騒がせな人

2011-03-30 00:58:03 | 私の周りの人

被災地では、医療現場が惨状らしいのに、
こちらは、申し訳ないほど淡々と業務をこなしているように見える。

・・・ということで、今日も実家の母の病院の付き添い。

地震が起きて数日後、母から切羽詰ったような声の電話
「トイレに行ったら、血便が出た。これは癌に違いない」

それで、先週病院に行き、そして、今日、内視鏡検査。

最近、身近で大腸がんで亡くなった人がいたので、
その人と重ね合わせ、

そうか、癌か、、、
色々と病気をした人だったけど、78歳まで生きたし、
まあ、しかたないか。
津波で若くして亡くなる人もいる中、
病院のベッドで亡くなるのは幸せというもん。

認知症なんかになって、介護するより、ずっとかまし、

そんな不謹慎な事まで考えていたのですが、

結果・・・

異常なし。


まったく人騒がせだよ。

病院に行くまでは、ぐったりした病人だったのに、
異常がないと分かると、
「さあ、今晩は何でご飯を食べよう」
と、すっかり元気を取り戻し、
舌のほうも舌好調。

あ~あ、長生きしそうだよ。


入園準備

2011-03-28 16:29:17 | 手芸

完成しました。絵本バッグと着替え袋。

柄がちょっと大人な感じ。

同柄で色違いってあまりなくて、
やっぱり二人、お揃いにしたかったのでこれに決めました。

たぶん姉の方は、ピンクを選ぶと思ったら、案の定。
パープルの方は2歳児になりました。

(デジカメで写すとブルーに見えますが、こんな色なんです)

2歳児にはちょっと大人っぽ過ぎたかな~~~
と思ったのですが、
年長まで使うとすると、アンパンマンじゃないと思って、
私の趣味で、この柄にしました。

実は、この生地は、地震の当日に届きました。
(ネットで購入)
一日遅れていたら、いつ届いていたか・・・

テレビをつけると動悸がしてくるので、ひたすらミシンカタカタ。
ちゃんと裏もつけました。

材料費、4000円くらいかかってしまいました。
(生地が高かった)
ひとつ1000円。買ったほうが安かったなあ。

でも余った生地で、お弁当入れとコップ入れ作製。

なかなかいい出来だと、自画自賛。


直視できない

2011-03-27 17:28:02 | テレビ・芸能・新聞

地震以来、新聞の番組欄が、18面になり、
新聞を開かないと見られなくなった。
(うちは読売です)

開いたところの左の面に、亡くなった方の氏名と年齢が表記されている。

あまりに胸が締め付けられ、その字を追うことが出来ない。
視界に入るのさえ拒んでしまう。

それぞれの名前に、それぞれの人生があり、将来があったはずなのに、
新聞一面に印刷された名前が、ひとかたまりになっているのがつらい。

でも、それを目を凝らして確認しなければいけない人もいるはず。

所詮私なんて、当事者でないから、こんな事言ってられるんです。


テレビはあまり見ないようにしています。

でも、原発のニュースは非常に気になる。

娘に「野菜は、これからは、道の駅とかから買ったほうがいいよ」
と言ったら、
「そんなの洗ったら大丈夫でしょ」
だって。

そのおおらかさが、たくましく思えるよ。


神様のカルテ

2011-03-25 16:49:14 | 

本を読んでも、ちっとも頭に入らないんです。

でも、この本はずっと前に図書館に予約していて、
やっと借りることができたので、半ば機械的に読みました。
(斜め読みです)

「事実は小説よりも奇なり」とは言ったもので、
今、被災地でろくに医療器具も薬もないところで、
不眠不休で戦っている医療スタッフに思いを馳せてしまいます。

彼らに比べたら、この小説に出てくる過酷な医療現場なんて甘っちょろいじゃないの、
と、思ってしまう。

この小説は、作者が現役の医師だそう。
なあんだ、過酷な勤務といいながら、小説書いている暇あるんじゃないの、
なんて、ついイヂワルなことを考えてしまう。

現役の医師だからなのか、悪い事は書かれないのか、
この小説に出てくる人は、みんないい人。
地域医療に高い志を持った人たちばかり。

みんないい人達過ぎて、
どこかお涙頂戴的な感じが鼻について、
「ああ、私は、こんな小説好きじゃなかったんだっけ」
と再確認した次第。

要するに、地方の医師は不足しているんだ、
と声高にではないものの、
ひっそりと主張している小説なのかな・・・


今日、実家の母が病院に行く。
8時半に病院に着き、終わったのが3時半。

システムが悪いのか、医師がいないのか・・・


地震から12日

2011-03-23 18:38:57 | テレビ・芸能・新聞

地震から12日、
こうしてブログなんかやってていいんだろうか、
そんな罪悪感にさいなまれていました。

パソコンの傍らにマグカップなんかを置き、
地震のことを語っても、
言葉だけが上滑りしてしまう。

被災者の方々は言うに及ばず、
日本中の人々が言い知れぬ不安におののいていることと思います。

20年後、孫たちは健康でいられるのだろうか。

日本経済、さらに不景気になるのだろうか。

それより、大学生の息子の就活、大丈夫なのだろうか。

それよりも、うちの車のガソリンは大丈夫か。

家計に響かない程度の義捐金を振込み、
それで役目を果たした気分でいる私。

とりあえず、自分自身に降りかかった目先の不安を払拭すべく、
今日、ガソリン、2時間待ちで入れてきました。

数日続く頭痛は、地震のせいだろうか・・・


地震

2011-03-14 00:14:11 | テレビ・芸能・新聞

こうやって能天気にブログなんかやってていいのか、
罪悪感にさいなまれます。

「被災地の皆さんに心よりお見舞い申し上げます」

なんて書いたって、被災地の皆さん、ネットなんか開ける環境にないんですよね。
それどころじゃない、ギリギリの環境にいるはずです。

つい昨日まで、自分も被災者気取りでした。
丸々30時間、電気がストップしました。
(水道とガスは大丈夫でした)

電気がストップし、まず情報源がない。
孫もいたので、ヘタに外にもいけないし、
ラジオもないし。

義母がラジオを持って来てくれ、
乾電池は、そこら辺のおもちゃから取って、
やっと4本見つけ、付けることが出来ました。

耳からだけ入る情報って、リアルさに欠けると言うか、
電気なんてすぐつくと高をくくっていました。

夜になっても電気は付かず、暗いし寒いし、
娘はなかなか帰って来ないし。
携帯の電池は切れるし。

それでも、その日の夜は、、孫が誕生日と勘違いし、
「ハッピーバースデイ」を歌い、ろうそくの灯を消したりして、
「こんな体験も貴重かも」とどこか、はしゃいだ気分でした。

次の日、町にでて、スーパーやガソリンスタンドの長蛇の列に
「これは本当にやばい状況かも」
と、不安な気持ちが一気に押し寄せてきました。

しかし、あの列に並ぶ気にもなれず、
結局、町内の電気屋で単三電池を4本購入しtだけ。

二日目の夜もろうそくで夜ご飯を食べ、
9時頃「何もする事ないし、寒いから、寝ようか」
って時に、電気が付きました。

それからは、一視聴者に成り下がってしまいました。

こんなことして、無駄に電気を使っている罪悪感・・・

きっとネットやテレビであらゆる情報が流れているでしょうが、
被災者にはきっと何ひとつ届いていないんですよ。

しょうもないメールなんかみんながやめて、
本当に必要な人達がやりとりできるようになればいいのに。

菅さん、節電と同時に、携帯電話禁止の時間帯作ってください。


アンパンマンのアイスクリーム屋さん

2011-03-10 20:39:21 | 手芸

アンパンマンのアイスクリームです。
(手芸本を見て作りました)

上から二段目の人達は、ラズベリーちゃんと桜もち姉さんだそうです。
私も初めて知りました。

もうすぐ孫たちは保育園に行き、我が家にもそうそう来なくなるのに、
こんなに作ってどうするんだろう。

孫にも「また作ったの~~~」と呆れられます。

「もうこれで最後だよ」と言ってますが、
まだ作りかけのがあるのです。

まず、こんなことよりも、入園バッグを作らなくてはいけないのですが、
ネットで注文した生地がまだ届かないのです。

でもすごいね、ネット社会。
まあ、より取り見取り、たくさんの種類の生地があります。

キャラクターに生地をただ四角く縫うだけじゃ芸がない、
と、センスの良さがきらりと感じるものを・・・
と考えると、その生地選びもすっごく悩みました。

孫には、プリキュアスウィートをリクエストされましたが、
却下。


地震が来た~

2011-03-10 00:09:45 | 雑記

今日、地震がきました。こっちは震度3だそうです。

その時、たまたま子育て支援センターにいました。
小さな子ども達は、あまり地震という感覚がわからないみたいで、
特に誰も騒ぐ人はいませんでした。

そのあとで盛り上がったのが、
「あの時の地震の時は何歳だった」という話。

ヘタに昔の地震の時に話をすると年がばればれになってしまうので、
あまり深く加担をせずに、人の話を聞いていたのですが、

「日本海中部地震のときは中学生だった」
(ひょっとして、40代前半?)

「新潟沖地震のときは、中学生だった」
(ひょっとして、60代前半?ちなみにおばあちゃんだけど)

若い人は、この間の岩手内陸地震のことしか知らない。

地震の話題でわかる、ジェネレーションギャップ。


遠まわし

2011-03-09 00:59:05 | 私の周りの人

今朝、またまた実家の母から電話

「今度の日曜日、友だちと温泉に行くんで、連れて行ってくれないか」
「そりゃいいけど、そんなの日曜日なんだから、家の人に頼んだら?」
「だって、昨日の発表で受かったみたいで、何かと忙しいというから」
「受かったんだ、おめでとう

受かった事を報告したかったんだか、
運転手を頼みたかったんだか。

姪っ子、国立大を合格したらしいです。
これで母の心配事ひとつなくなりました。

それにしても、平日の病院はまだしも、
休みに温泉行きの運転手まで頼むとは、どんだけつけあがってんだか。

この間、ダンナと(ちょっとひなびた)日帰り温泉に行って、
大広間使用時間ギリギリまでいたら、
そこにいたおじいちゃん、おばあちゃんに迎えがゾクゾク来る。

「嫁が迎えに来た」
「孫が迎えに来た」

ちょびっと誇らしげに帰っていくお年寄り。

家族に大事にされているんですよ、というひとつのバロメータ。

実家の母もそれ狙い?