五十坂・登りきらずに下り坂

とうとう56才になりました。
ほとんど年寄りと女子供しか
回りにいません。
そんな日常を綴っています。

昭和の時代

2011-04-30 03:08:26 | 雑記

今日は、昭和の日です。

震災の後、新聞には、
いかに日本人が過剰な便利さを享受してきたか、
ここらで、ひとつ立ち止まって、考えてみませんか。

というような、記事をよく見ます。

日本人がちょっとずつ、みんな貧乏になろう、
みたいな発言も。

それってありえないでしょう。

お金持ちは相変わらず、お金を持っているし、
貧乏な人は、さらに貧乏にになるだけなような気がします。

私は、経済学者でも、政治家でもなく、世間知らずな主婦ですが、
経済が停滞したら、失業する人も増大し、
ちょっと貧乏どころじゃなく、どん底に堕ちる人が多くでるでしょう。

残業をやめてみませんか、
なん暢気なことを言っている場合じゃないのです。

個人的には、昭和の時代の不便さに戻っても全然大丈夫です。

30年位前だって、バッチグー(昭和の言葉)

あの頃だって、車はあったし、風呂も灯油だったし、石油ストーブだったし。
便利さから言ったら、今とさほど変わらないと思う。

パソコンとか、携帯とか、そっち方面はなかったけど、
そんなもの、別になければないで、暮らしていけないものでもない。

コンビニなんて、私は滅多に行かないし。

しかし、ボットン便所だけには戻りたくないな。
今は、公共のトイレもきれいだし、(昔は汚かった)
そこだけは、はずせない。

あ、それと、テレビの録画予約が簡単に出来るの、
あれは便利です。
それは30年前にはなかった。

まだ、昭和の時代、そのままで暮らしている義父母は、
全然、不便は感じないみたいだし。

ビバ、昭和。


祝・新幹線全線開通

2011-04-29 18:57:04 | 雑記

今日、東北新幹線が全線開通したそうです。

その3日前、ダンナが飛行機で東京に行きました。

地震以来の出張です。

普段は、出張でいなくても、むしろ、ラクできる、と思うのですが、
あの日以来、やはりいないと不安。

実は、3月10日ダンナは東京に出張に行ってました。
1日遅ければ、大変な事になっていたことでしょう。

あの3月11日、ダンナが珍しく、出張で買ってきた、
ひょっとして、ホワイトデーだったからなのか、
カップケーキをブログにアップしようと、能天気に考えていました。

それがあの地震と津波と原発。

3月11日の前と後。

日本人の価値観とか、生き方とか、
そんな諸々がひっくり返った。

そういう書き方をしている文を多く見つけます。

地震から1ヶ月位は、そうだ、そうだ、と思っていました。

しかし、スーパーに行っても、徐々に地震前の光景を取り戻していくのを見ると、
段々、その殊勝な気持ちも薄れていっている自分がいます。

いい意味でも、悪い意味でも、喉元過ぎればすぐ忘れる悲しい性。

無意味に放射能を畏れず、
決して、被災者の事を忘れず、
節電を心がけ、
淡々と日常を送ることを心がけようと誓う、今日この頃。

※写真は、ダンナが買ってきてくれたお土産
 チョコばな奈という商品があるらしい。
 甘かった。おそらく、100円くらいはするだろう。
 これだったら、ガーナチョコの方が好き。
 個人的には、東京ばな奈もあまり好きではない。
 むしろ煉屋バナナの方が好みだ。
 


デロリ?

2011-04-28 23:44:07 | テレビ・芸能・新聞

今日の秘密のケンミンショーで、
「秋田県南部のラーメンの謎の具はデロリ?」
と、新聞の番組欄に載っていた。

「デロリ?なにそれ」
と県南部に住む私は、う~んと考えに考えた。

ダンナ
「じゅんさいじゃないか」

じゅんさいが乗っているラーメンなんて見たことないし。

気になって、気になって、9時になるのを待ちきれませんでした。

正解は、「麩」

麩?
えっ?麩なの
麩って、他の県では入れないの?

どなたが、麩入りは全国ポピュラーじゃないって気づいたの?

この番組の、全国津々浦々、
重箱の隅をつつくような、調査に頭が下がる思いです。

ラーメンに二個も三個も入れるくらい麩好きじゃないのですが、
逆に、棒麩なんて、ラーメンに入れる以外の活用法あるんですか。

こっちの方が聞きたいくらいです。


スーちゃんの訃報

2011-04-22 18:48:51 | わたし

昨日、Yahooニュースで、
「田中好子さん逝去」という記事を見た。

田中好子さんて、誰だっけ?
田中美佐子・・・
田中裕子・・・

ん?記事をよく読んだら、キャンディーズのスーちゃんの事だった。

え~~~
芸能人の訃報にはそれほどびっくりしないのですが、
スーちゃんの死亡には、ショックを受けました。
この間まで、テレビに出ていたような気がするのですが。

私と同年代の人が亡くなるのを聞くと、胸がわさわさします。

ミキちゃん、ランちゃん、
確かお二人は、結婚して、お子さんもいるのに、
彼女は、結婚もしていないと思っていました。

一番、普通の奥さんになれそうなのにな~~~
なんて、いらぬ心配をしていました。
結婚されていたんですね。

ご冥福をお祈りいたします。

それともうひとつ、びっくりしたのは、
訃報を聞いてコメントしてた、石破政調会長の年齢が54歳だったこと。

私より2つ上なだけ?
私が高1の時、高3だったの?
特に深く考えた事はなかったのだけど、
60才前後だと思っていました。

石破さんよりちょっと年上のダンナも、
キャンディーズの全盛期、青春真っ盛りだったようで、
ショックを受けているようでした。


それぞれの反応

2011-04-21 17:51:24 | わたし

実は私、仕事をはじめました。
勿論(?)パートです。

本当は、2月頃に面接をして、内定というのか、頂いて、
私の都合で、孫がいるので4月からお願いする、と言ってたのですが、
そのあと、地震とか、ありまして、3月下旬になっても音沙汰ナシで、
「ひょっとして取り消された?」
と心配してたのですが、晴れて、勤めることができました。

家族(ダンナと娘)以外にはずっと内緒にしていたのですが、
勤めを始めるちょっと前、義母、及び実母に、仕事をする旨、伝えました。

実母
「じゃあ、私の病院通いはどうなるのかね。」
(自分の事しか考えていない)

義母
「1年は家にいて、ママのバックアップをしたらよかったのに。
 保育園に行っても、しょっちゅう休むよ、きっと」

義母の本音はどうだかわからないのですが、
孫、及び、ひ孫の事が気になるらしい。
3歳までは、母の手で・・・というのを信じている人なので。

私は母じゃないんだけどなあ。


オレ流なの?

2011-04-19 02:05:59 | テレビ・芸能・新聞

ワイドショーで、長渕剛が、被災地を訪問しているニュースをやっていました。

チラッと見ただけなので、前後の彼の行動は見ていないのですが、
埋葬されている犠牲者に花束を手向けて、
手を合わせている映像をたまたま見てしまいました。

ん?なんか違和感。

自前なのか、どなたかから借りたのか、
ちゃんと数珠を持っていたことにちょっとびっくりしたのですが、
その礼拝の仕方が、よく言えば長渕らしいと申しましょうか。

左手の中指に数珠をかけ、親指をクロスさせ、
ジャラジャラ音を立てて数珠を鳴らしている。

ひょっとしたら、彼の宗派のやり方かもしれませんので、
下手な事はいわれないのですが、

我が家のお寺さんの宗派のやりかたは、
親指のところにかけて、そっと手を合わせます。
決して数珠はジャラジャラこすり合わせません。

こんなことを一応知っているのも、
うちのお寺さんのお坊さんは、法要があるたびに
先祖さんの供養の仕方とか、作法の仕方とか、
長々と説教してくださる。

だから、姑根性のおばちゃんはつい、そんなところを見ちゃう。

単に彼が、そういった常識を持ち合わせていなかったのか、
しかし、私よりは年は上なはず。
芸能人なので、通夜の席とか、場数は踏んでいるんじゃないかと思うのですが、
誰も指摘してくれなかったのか。

あくまでもオレ流を貫いているのか。

でも、彼のハートはビシビシ伝わったと思いますよ。
亡くなられた方も、「ナガブチ~」と感激したことでしょう。

ま、長渕氏だから、あんなことも許されるでしょうが、
一般人が、50歳もすぎて、礼拝の仕方もしらないと、苦笑されることでしょう。


緊急地震速報に翻弄される

2011-04-16 00:21:10 | 雑記

私の携帯は、古いのか、そういう設定をしていないのか、
緊急地震速報は鳴らない。

持っている人の話を聞くと、ハズレも多いらしい。

今日はほとんどテレビを見なかったから、
緊急地震速報を発令したのかよくしらないけど、
昨日は、朝、昼、夜とたまたまテレビを見ていたとき、
番組を中断してやっていた。

そりゃ、誰だっていちいち身構えます。
でも、この間の4月7日の地震以降は、スカだらけ。

でも、鳴るたびに、ドキドキし、心臓に悪い。

携帯に鳴るのは如何なものだろう。

そりゃ、10秒前でも知らせてくれたら、有効利用できる場合も多いでしょう。
病院とか、電車とか、作業をしている人とか。

私のは鳴らないから、負け惜しみで言うんじゃないけど、
日に何回も鳴るんじゃ、ストレスたまって、たまったもんじゃない。
知らぬが仏って事もあるし。
地震が来たら、来たで、来てから対処って方向で行く、私は。
(きっぱり)

それと同じで、放射能の事も、いちいち今日は何シーベルトとか、
知らなくってもいい。

知ったところで、どこにどう逃げたらいいかわからないし。

テレビや新聞を見て、胃をキリキリさせていたら、
放射能の影響ではなく、胃潰瘍から胃がんになる確率の方が高くなりそう。

これは、私一個人の考えで、無責任な事を書くけど、
放射能で癌になったらなったで、しょうがないと思ってます。

鳥インフルエンザとか、サーズとか、狂牛病とかになったら、
名前を聞いただけで、オドロオドロしく、
もし罹ったら、自分の体がどうなるか見当つかないし、
親族にまで迷惑かけそうだし。

ま、癌だったら、ポピュラー。
治るかもしれないし、そこそこの年で、逝ったら、
認知症なんかになって、親族に迷惑かけるよりいいかって事で。

そんな、諦観の境地の52才。

でも、逆縁にだけはなりたくない。

若い人の分の放射能も、引き受けてもよくってよ。


断捨離を実行?

2011-04-14 18:08:34 | わたし

暇になって何日目だろう。
今日は、家の中のいらないものを捨てることにする。

まずは、洋服が入っている、収納ボックス。



これはもらいもの。
当然一度も袖を通した事もなく、市の回収日行き。

でもこれはなんでもすごく高い代物らしい。
バレンザポー。
田舎者の私なんかは初めて聞くブランドなんだけど。

そんなに高いんだったら、
ワッペンだけでも外して取っておこう、
金ボタンも何かに使えるかもしれない、
なんて、貧乏ったらしいことを考える。

ワッペン外して、他の服につけたとしても、
誰も「お、ブランド物着ているな」
なんて、気づくはずもないのだが。

二十年以上前(!)に数回着ただろう、フリフリのエプロン。
所々、シミがついているのだけど、
生地がしっかりしていて、かわいくて、
きせかえ人形の洋服にどうだろう、

そんなしょうもないことばかりに頭をめぐらせ、
ちっとも作業がはかどらない。

まずは、今日はこれくれいにしておこう、
と、20着くらいの服を捨てただけ。

我が家は、田舎の家らしく(?)割と広くて、
収納スペースもけっこうたっぷりある。
おまけに、子供たちもいなくなり、使わない部屋が3つ。

しまっておこうと思えば、いくらでもしまえる。

断捨離を厳しく実行すると、たぶん家の中はスカスカ。

もし、自分があと数年しか生きられないとわかっていたら、
残された人に申し訳ないので、ドンドン捨てるのだけど、
まだまだ50代というおごりがあり、中途半端な捨て方になってしまう。

立つ鳥跡を濁さず

そんな風に老いを終うのが理想。


お金を回す

2011-04-13 23:50:10 | お出かけ

自粛、自粛じゃあ、経済が滞る、
そうニュースでもやっています。

ということで、友だちとランチに行って来ました。
主婦はこの程度しかお金を回せません。

実は、ここのお店の1,000円の食事券が当たったんです。
(チマチマと出している地元のフリーペーパーで)

天そば定食、850円(これにアイスかコーヒーが付く)

かなりのボリュームで、お腹がはち切れそうでした。

一緒にいた友人は、地震の時入院していて、
お見舞いに行こうと予定していたのに、
停電やらなにやらで行けなくなり、
今回、お見舞いがてら、快気祝いがてら、
ということで、ランチに誘いました。

彼女が言うには、地震が起きて、停電になったので、
強制的に退院させられたとか。
(手の手術だったので、退院しても支障がなかったようです)

彼女の話によると、今年になって人生初めての出来事があまりに多かったそう。

年明けの大雪に始まり、
(出産以外の)初めての入院。
地震
停電
一人で新幹線に乗る
一人で飛行機に乗る(娘さんの就職で)

50才近くになっても、あまりにも初めてだらけの事ばかりで、
私達ってとっても狭い世界で、
誰かに守られながら、生きてきたのね~~~

そんなことをしみじみ語りながら、そば茶をすすりました。


「海に沈んだ町」・三崎亜記

2011-04-12 23:00:33 | 

図書館に行って、本棚を見て、その装丁に目を奪われました。

こういう時期にこういう本はちょっと心証が悪いんじゃないかと、
余計な気を回したりします。

でも、この本は、地震が来る前に刊行されたもので、
作者に意図はないはずです。

以前、作者の「となり町戦争」を読んだ事があるのですが、
その独特の三崎ワールドについていけなかったのですが、
今回これを読んで、
なんだか、胸にザワザワしたものが湧き出て、
非現実の世界のお話なのに、
どこかそれが、単なる絵空事の出来事でないような、
そんな怖さを感じた短編でした。

本を閉じて、テレビをつければ、
そこには、まぎれもなく現実で起こっている事実。

この一ヶ月、別の世界へ紛れ込んだような、
そんな違和感をずっと感じて生きてきました。

本を閉じれば現実に引き戻されるように、
1ヶ月前に時間を戻して欲しい、
そんな叶いもしないことを願わずにいられません。