この記事を書いていいものかどうか悩みました。
でも、何事もなかったかのようにスルーすることも自分ではできませんでした。
息子の友人が亡くなりました。
21歳でした。
突然倒れて、意識の戻らないまま、天に召されたそうです。
私は、新聞のお悔やみ欄で知り、すぐに息子に電話しました。
息子はすでに知っていました。
なんで?なんで?なんで亡くなったの?
信じられない気持ちでいっぱいでした。
彼と息子は小学1年生からの友人で、
毎日のように遊んでいました。
彼は、人懐っこい性格で、
いつの間にか、うちのダンナの膝にどっぷりと抱かれているような子でした。
成人式の時に、ちょこっとうちに寄ったのが、私が最後に見た彼です。
悲報を聞いてからの1週間は、
彼の笑顔を思い出しては泣いてばかりいました。
お葬式にも参列させていただきました。
息子も急遽、夜行バスで帰省しました。
息子、人生初めての葬式で、初めての弔辞を読みました。
葬式という儀式って意味があるものなのですね。
参列させてもらったら、自分でもどこか区切りがついたのか、
メソメソと泣く事もなくなりました。
所詮、他人様の息子さんだからでしょうね。
悲しみの中でも、「息子が帰ってくる」
と、ウキウキしている自分がいたりして、
親御さんには後ろめたい気持ちになります。
「彼の分まで生きなくちゃね」
息子に言ってる言葉が、ドラマのくさいセリフのようで、
言ってる側も現実のものとして受け止められません。
とにかく息子には「親より早く死ぬな」
それだけです。